天然に産出される繊維状の鉱物のこと。石綿とも言う。耐熱性や吸音性、電気絶縁性などに優れている上、安価なため、特に1960年代の高度成長期に建設された公共建築物の耐火材や耐熱材に多く使用されてきた。しかし2000年代に入り、アスベスト粉じんを大量に吸い込んだことにより肺がんや中皮腫のリスクが高くなることやアスベスト肺の原因になるとされ、現在はアスベストを建物の工事に使用するのは禁止されている。また現在は、過去にアスベストを使用した建築物の解体やアスベスト除去作業の際に飛散する粉じんも問題視されている。
アスベスト(石綿) に関連する用語
・既存不適格建築物 ・骨材
・耐火構造 ・建築基準法
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