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担当者:安達竜哉
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家庭の排水口から出る悪臭について
台所作業の時、排水口からふと悪臭を感じたことはありませんか?洗面台やお風呂場でも何やら臭いを感じた経験があるかもしれません。
排水口からの臭いは何とも言い難い不快なものです。
そこで今回は家庭の排水口から出る悪臭についてその原因と対処方法について説明したいと思います。
排水口・排水管の仕組み
排水口とはすなわち、使った水が出ていくところです。
一般的な住居でいえば、台所や洗面、浴室などがこれに当たります。
排水口と水が通過する排水管には3つの役割があり、
①排水口からスムーズに家の外に排出すること(排水機能)
②排水する水からゴミや残飯などの異物を取り除くこと(フィルター機能)
③排水する水から発生する悪臭の発生を防ぐことです。
各排水場所にはそれぞれ特徴的な排水口が設置されており、それぞれの特徴について説明したいと思います。
台所の排水口について
台所では、まな板で切った食材の切れ端や洗い物についた残飯を排水口にそのまま流れないようにする排水バスケット(ゴミ受け)があるのが特徴です。
残飯などがそのまま流れてしまうと、排水管で詰まってしまい、排水の妨げになります。
また、排水管に詰まった残飯が腐ることで悪臭を放つ可能性があります。
そのため、排水バスケットは大変重要な役割を果たします。
また、排水口に排水トラップ椀という蓋のようなものをかぶせ、その両端に水がたまるようになっています。
そのたまった水が下水からの悪臭を防ぐ働きがあります。
洗面所の排水について
洗面所では、小さな排水溝に基本的にプラス目の格子がついています。
それがごみをキャッチする小さなバスケットの役割を果たします。
排水管は基本的にS字トラップという排水管に水がたまるところがあります。
そのたまった水が排水管の先にある下水からの悪臭を防いでくれる役割があります。
お風呂場の排水について
浴室から大きな異物が流れ出ないように、大きな隙間のあるフタがあります。
その下にヘアキャッチャーと呼ばれる髪などの異物を排水口に流れるのを防ぐものがあります。
更にその下に封水と呼ばれる水のたまり場があり、下水からの悪臭を防いでくれます。
悪臭の原因と対処法について
台所や洗面所、風呂場などから発生する悪臭の基本的なメカニズムは、共通点があります。
本来、それぞれの排水口と排水管には、下水からの悪臭を防ぐための機能が備え付けられています。
しかし、それでも悪臭を放つということは排水トラップよりも前に、悪臭を放つ原因ができてしまっているということです。
その原因を把握することで、悪臭をしっかりと予防することができます。
台所の悪臭の原因
台所の場合は、フタから排水トラップまでの間に付着している異物が悪臭発生の原因になっている場合が考えられます。
台所では野菜を切った切れ端や皮、フライパンに付着した残飯や油などが排水口の縁に付着し、そのままにした状態で時間が過ぎると悪臭を放つ原因となってしまいます。
また、排水バスケットにゴミがたまった状態が長時間続いてしまうと、バスケットのごみを捨てたとしても、網の目に残ってしまった状態が長く続くと悪臭が発生してしまいます。
台所の悪臭の対処方法
台所の悪臭の対処方法として、まずは残飯物の徹底した処理です。
洗い物時、フライパンについた脂分なども一緒に流してしまうと、排水口や排水バスケットにどうしてもこびりついてしまいます。
排水口の蓋、排水バスケットをまずはしっかりとこすり洗いしてください。
次に蓋や排水バスケットを取り除いた後、排水口全体をみて、汚れやぬめりがないか確認していください。
これらの部分がしっかりと洗浄されれば、悪臭は完全になくなります。
食器から洗剤を用い、スポンジでしっかりこすり洗いをすることやハイターといった漂白剤を使いし、しっかりと殺菌してください。
そうすれば長期間、悪臭を放つ原因が付着することを防いでくれます。
洗面所の悪臭の原因
洗面所の悪臭の原因は、洗面所で髪の毛が固まることでつまってしまうことや洗濯機の洗いくずフィルターの掃除を洗面所でした時、洗濯ゴミが洗面所の排水管につまることがよくあります。
また、下水からの悪臭が洗面所に入り込むことも考えられます。
小さなごみでも絡み合い、長時間放置するとゴミが固まることでつまってしまいます。
洗面所の悪臭の対処方法
洗面所の対処方法として、配管のつまりに関しては、蛇口にシャワーに強い水流を出す機能が付いていれば、排水口から強い水流でつまっている異物を押し流して下さい。
また、市販されている髪の毛を溶かす洗剤や配管の汚れを取り除くパイプクリーナーの使用をお勧めします。
下水からの臭いがなかなか改善しない場合は、配管や下水につながる箇所での破損が考えられます。
その時には一度メンテナンス会社に相談することをおすすめします。
お風呂場の悪臭の原因
お風呂場では、最も大きな原因として、排水口からの悪臭が考えられます。
髪の毛や洗体した時に出るせっけんカスや皮脂などの体の垢、髪の毛が固まったものなどです。
髪の毛をキャッチするフィルターがありますが、定期的な手入れをしていないと、さらに下水近くの配管まで流れ込み、そこでつまってしまうことも考えられます。
また、水を使う密閉空間の中、換気が悪い場所であるために、風呂場内の湿気から悪臭を発する場合があります。
浴槽の湯垢を放置し、壁の清掃を怠るとそこから悪臭のもととなるものが発生する場合もあります。
お風呂場の悪臭の対処方法
浴槽の水垢や壁の汚れから出る悪臭の対処方法としては、定期的な清掃を行うことです。
定期的に行うことで、浴槽や壁にこびりついてしまう汚れの発生を防ぐことができます。
清掃には浴槽洗剤やカビ取りハイターを使うと清掃効果が長持ちします。
排水口に関しても、定期的な清掃によるごみの除去は欠かせません。
髪の毛がどんどんたまってくると、違った意味でのフィルターの役割をしてしまい、どんどんとゴミがたまってきます。
その結果、そこから悪臭が発生する可能性が考えられます。
悪臭を防ぐにはまず、ごみがたまらないうちに定期的な清掃を実施することが大変重要です。
悪臭がなかなか改善しない場合
まずは、悪臭の原因から考えて自分でできる対処方法を実施します。
しかし、それでも改善しない場合は、住宅の管理会社に相談してください。
住宅の構造上の問題、例えば排水口から配管部分での劣化による破損や機能的問題などの場合は、無料で対処してもらえる場合もあります。
しかし、普段使っている中でのメンテナンス不足や過度な使い方をした場合による問題であれば、料金が発生する場合が考えられます。
程度によっては高額になる可能性も考えられます。
そうなる前に定期的な清掃を行い、簡単な問題のうちに対応できるようにしておくことをおすすめします。
お部屋の設備等に関することは管理会社までご連絡してください。
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【排水溝の臭いを絶つ!】まとめ
排水口から出る悪臭は大変耐え難いものです。
くつろぐ空間である住居に嫌なにおいが発生している状態だと大変不快な状況で住まいないといけません。
基本的な悪臭の原因は、ごみのつまりによるメンテナンス不足が大きな原因です。
住居内の排水口の特徴を把握し、定期的な清掃を行うことで悪臭を防ぐことは十分に可能です。
手間を惜しむとさらに問題が大きくなり、取り返しのつかない状態になってしまいます。
結果として、高額な修理の必要性が出る可能性も考えられます。
定期的な清掃と悪臭を防ぐ対策を行い、快適な生活を送ってください。
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