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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
【漂白剤で簡単に】サッと拭いて消毒できる自作除菌クリーナー!
感染症対策において、日常触れるものの消毒を行うのは大切なこと。
家庭内の色々なものに使える除菌クリーナーを自作しておけば小まめな消毒ができて非常に有用です。
塩素系漂白剤など簡単に手に入るものを使った除菌クリーナーの作りかたを解説してゆきます。
感染症予防に身近なものの消毒を!
新型コロナウイルスの流行によって、日常においても様々な感染症対策が徹底されるようになりました。
お店に入る前に、店先に設置されているアルコールなどで手を消毒する光景はどこへ行っても見かけますし、外出から戻った時には石けんやハンドソープを用いて丁寧な手洗いをするのももう当たり前のことですよね。
厚生労働省ではさらに食器や手すり・ドアノブなど身近なものについても消毒を行うことを推奨しており、アルコール消毒よりも有効な手段として、食器やお箸などのカトラリー類は80℃のお湯に10分間つけておく方法を、手すりやドアノブなどには一部の家庭用洗剤や塩素系漂白剤を用いるやりかたを情報公開しています。
今回は塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムが主成分のもの)を用いた除菌クリーナーの自作方法をご紹介します。
除菌したい箇所を拭き取って使うタイプのもので、ご家庭にあるものでごく簡単に自作しサッと手軽に消毒ができます。
スマホやパソコンの消毒にも活用できますので、ぜひ試してみてくださいね。
除菌クリーナーの作りかた
まず用意するものは次の4点です。
・塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムが主成分のもの)
・キッチンペーパー(水濡れしても破れにくいもの)もしくはボロ布 たたんで容器に収まる分量
・プラスチック容器(水分が蒸発しにくいもの)
・ペットボトルに入った水2リットル
一番肝心な次亜塩素酸ナトリウムが主成分の漂白剤は、一般家庭向けの商品として販売されています。
プラスチック容器についてはフタのついたウェットティッシュの空き箱や保存容器を使用してください。
作りかたはシンプルで、まず漂白剤を濃度0.05%(厚生労働省が消毒に有効であると発表している数値)になるように水で薄め、それをキッチンペーパーもしくはボロ布に染み込ませたら出来上がりです。
具体的な手順は次の通りです。
①濃度0.05%の次亜塩素酸ナトリウム液をつくる
ペットボトルに入った2リットルの水に、ペットボトルのフタで塩素系漂白剤を加えて混ぜ、消毒液(次亜塩素酸ナトリウム液)を作る。
加える漂白剤の量は、商品パッケージなどで濃度(市販品は5%~6%のものが多い)をチェックして消毒液中の濃度が0.05%になるように調整する。
例えば濃度が6%の漂白剤であればペットボトルのフタ(1杯分でだいたい5ml~7ml)3・4杯分が適切な分量となる。
②次亜塩素酸ナトリウム液をキッチンペーパーやボロ布に染み込ませる
キッチンペーパーもしくはボロ布をプラスチック容器に折りたたんで入れてゆき、上から消毒液を注いで液を全体に染み込ませれば、除菌クリーナーの出来上がりとなる。
消毒液が蒸発しないよう必ず容器にフタをして保管し、使用する際は軽く絞ってから消毒したい箇所を拭くようにする。
除菌クリーナーを作る際・使う際の注意点!
塩素系漂白剤は取り扱いに注意するべき点もいくつかあり、除菌クリーナーを作る際や使う際にも気をつけたいポイントがあります。
まずは作る時と使う時共通の注意点として、漂白剤の成分による手荒れを防止するため扱う際には家事用手袋(ゴム手袋や使い捨てのビニール手袋)を着用しましょう。
直接肌についたり目に入ったりしないように気をつけてください。
また、換気の悪いところで扱うと健康を害してしまう恐れがあるので、必ず換気はしてください。
そして絶対に他の薬品とは混ぜないようにしましょう。
反応して有毒ガスが発生する危険性などがあります。
使う際の注意点としては、漂白剤の成分が金属を腐食させてしまうことがありますので、金属に対して使用する場合は10分ほど経ってから水拭きするようにしてください。
その他、漂白剤によっては製品固有の注意点もあります。
パッケージに記載されている「使用上の注意」は必ず読み、従うようにしましょう。
またこれは取り扱い上危険なポイントというわけではないのですが、次亜塩素酸ナトリウムはゆっくり分解し続け濃度が低下していく性質があります。
そのためパッケージの記載濃度に従って0.05%の消毒液を作ったつもりでも、実際の濃度は0.05%を下回っているという可能性もあります。
作った除菌クリーナーを長い間置いておけば当然濃度は下がっていくことになるので、使用する頻度を考慮して作る量を調整するなどしてください。
まとめ~除菌クリーナーの有効な使いみち~
いかがでしたでしょうか。
今回はご家庭で手軽に自作して活用できる除菌クリーナーの作りかたを見ていきました。
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」によると、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒液は家庭内の次のような箇所に有効であると言われています。
・居間・食事部屋:ドアノブ、窓の取手、照明のスイッチ、テーブル、椅子、電話機、パソコンのキーボード等
・浴室:水道の蛇口、ドアノブ、窓の取手、照明スイッチ等
・トイレ:流水レバー、便器のフタ等
また職場や集合住宅においてもエレベーターやオートロック・コピー機などのボタンや、建物出入口のドアノブやハンドル、共有のトイレや吸水場所の蛇口、電話機などの消毒が接触感染の予防策になるとされています。
各自ができることを徹底すれば、それが社会全体の感染症予防にもつながります。
自分の健康を守ることで、皆の健康も守ってゆきましょう。
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