Web担当者:出口晏奈
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ドアスコープは外から中が見えるってホント?
ドアの向こう側に居る来客の姿を確認する際に使用するドアスコープ。
ドアには当たり前のように付いている防犯設備なのですが、外から中の様子を覗き見る方法があるようです。
そこで、ドアスコープを悪用されない防犯対策をご紹介します。
ドアスコープから覗かれると何が危ないの?
ドアスコープから覗かれるとしても「あんな小さな穴から何を見るの?」と危機感をあまり感じない方も多いようです。
しかし、その小さな穴からでも得られる情報があるため、悪意を持って覗こうとする人が居るのが現実です。
例えば、ワンルームのような部屋であれば玄関ドアの向こう側には部屋が広がっており、ドアスコープ越しに室内を覗くことができます。
テレビを見ているところを覗かれた程度であれば気にしないかもしれませんが、入浴後であったり朝の身支度であったりと、無防備な姿が覗かれたとなれば良い思いはしませんよね?
もしそんな姿を録画されたり、ましてやネットの海に流されでもしてしまうと、取り返しのつかないことになるでしょう。
ドアスコープから中を見ることはできないと思い込んでいたら、そんなところに防犯対策をしようとも考え無いでしょう。
しかし、実際に中を覗かれたという被害は出ているため、あまり軽く考えない方が良いかもしれません。
ドアスコープから中の様子を見る方法とは?
まず、ドアスコープの仕組み上そのまま外から覗いたとしても、レンズの仕組みで中の様子はまともに見ることはできません。
もちろんそうでなければ防犯設備としてあまりにも雑なモノになってしまうので、当然の造りですね。
ただ、覗くためにはある道具を用意するだけで中の様子を見ることができるようになります。
それは、双眼鏡や単眼鏡といった本来は遠くを見るための道具で、専用の製品も防犯グッズとして市販されています。
詳しい覗き方の解説は今回の趣旨ではありませんので伏せておきますが、ドアスコープのレンズの仕組みを知っている人ならピンとくるのではないでしょうか。
また、その他の中を覗く方法として、ドアスコープを外すという方法があります。
ドアスコープは表と裏から挟むようにネジで固定されており、外側から外せる造りになっているとコインのようなもので簡単に外せてしまうこともあります。
外してしまえばただの穴になるので、覗き放題になってしまうわけですね。
ドアスコープが外れれば家の中には必ず外れた部品が落ちることや、見た目にも外れていることが分かるので異常には気付きやすいのですが、気付いた時にはすでに覗かれたあとということになります。
いずれの方法も実際に覗いているところは外から見れば異常な状態なので、防犯カメラが設置されている場所であったり、運よく誰かが通りかかれば犯人は逃げていくでしょう。
しかし、人通りの少ない場所や時間帯によってはそういったことも期待できないため、できる限り自衛する事が望ましいでしょう。
ドアスコープにできる防犯対策とは?
ドアスコープにできる防犯対策の方法は、大きく分けて2種類です。
ドアスコープをより防犯性の高いものに買換える方法か、塞いでしまう方法です。
両方を選ぶという方法もありますので、順に詳しく説明をしていきます。
防犯性の高いドアスコープってどんなもの?
まず、ドアスコープが外側から取り外せるようになっているものは珍しくありません。
家の鍵を無くして入れない時に、鍵屋さんがドアスコープの穴から器具を入れて、中のカギを開けるという方法があるくらい、ドアスコープが外側から取り外せる造りになっている製品が多いのです。
しかし、それができるという事は、その器具を持っていれば空き巣もできてしまうということで、防犯上良くないということも分かります。
そこで、ドアスコープを買い替えるのであれば「外側から取り外せないもの」を選ぶことになります。
また、交換用ドアスコープの中には「外側から覗きにくいレンズを採用したもの」や「ドアスコープを塞ぐカバーが付いているもの」などもあるため、それらの付加価値を必要に応じて選ぶことができます。
カバーは後に紹介する方法で後付けもできるため、まずは外されないようにする対策をすることがおススメです。
しかし、ドアスコープを交換する方法にはデメリットがあり、賃貸物件の場合は容易に交換ができないという点です。
交換作業ができるものだったとしても、備え付けの設備を勝手に交換したりすることができないことが多いため、事前に物件の管理会社などに確認が必要になります。
もしも住人がドアスコープの交換をできないということであれば、ドアスコープを交換する対策は行えません。
ドアスコープの塞ぎ方はいろいろとある?
ドアスコープを交換する以外に、ドアスコープ塞いでしまう方法が良いでしょう。
ただし、賃貸物件の場合にはドアを傷つけてしまったり元に戻すことが困難な塞ぎ方は避けたほうが良いでしょう。
①ドアスコープを完全に塞いでしまう
シールやテープなどでドアスコープの内側を塞いでしまうという方法があります。
小さな穴なので使わなかったシールの余りなどが有効に使えます。
不要になれば剥がす際も簡単なのですが、粘着剤が残ってしまうとキレイに掃除をしなければなりません。
②市販のドアスコープカバーを取り付ける
ドアスコープカバーと調べれば、さまざまなデザインの製品が市販されていることが分かります。
覗きたい時はクルっと回して動かし、放せば勝手に元の位置に戻ってドアスコープを塞いでくれるような仕組みのものが多いようです。
両面テープで張り付ける製品もありますが、多くの場合で玄関ドアは鉄製のものが多いためマグネット式の製品もありますので、剥がした後の傷などが気になる賃貸物件の場合にはマグネット式の製品が良いでしょう。
ホームセンターの他には100円均一でも販売されており、低価格で対策できるのも良いですね。
③マグネットフックにカバーになるものをぶら下げる
カバーと同じくドアが鉄製であることを利用して、ドアスコープの上にマグネットフックを取り付け、適当なものをぶら下げてカバー代わりにする方法です。
覗きたい時にサッと動かせる小物が良いので、キーホルダーやアクセサリなどの使わなくなったものや、人形などをぶら下げる方も居るようです。
ぶら下げるものを簡単に交換できるため、気分を変えたい時には良い方法でしょう。
④半透明のもので塞ぐ
先にドアスコープの塞ぎ方を紹介しましたが、完全に塞いでしまう場合には注意があります。
ドアスコープは光を通すため、光が見える=住人が中に居るということが判断できます。
つまり、光が見えないという事は不在だと判断され、空き巣などの犯罪に遭遇する危険性があります。
そこで、③の方法で半透明の素材(ビニールのシートやクリアファイルを切ったものなど)を使って塞ぐことで、光は見えるけど中がハッキリとは見えない状態にすることができます。
覗き見も空き巣も被害に合いやすい建物の条件は似ているため、この方法であれば両方への対策にもなるでしょう。
【ドアスコープで招く危険とは?】まとめ
本来であれば来客相手を確認するための防犯設備ですが、逆に覗き見犯罪に使われるというのは恐ろしいですね。
特にワンルームや1Kなど、賃貸住宅に多い玄関ドアから真っ直ぐに廊下や部屋が見通せる間取りの場合や、単身者向けの集合住宅ほど、覗き見被害が多くなる傾向があります。
オートロックや防犯カメラなどの設備が備わった場所であればこういった被害に合うケースは激減しますが、そういった住宅ばかりではありません。
せめてドアスコープカバーなどの対策はしておいた方が良いかもしれませんね。
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