【ナメクジの駆除方法や予防法】賃貸でも出来る対策や出にくいお部屋とは？

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Web担当者：西村貴文

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ナメクジを退治したい！駆除方法や予防法、ナメクジの出にくいお部屋とは？

梅雨や長雨…うっとうしくてイヤですよね。

洗濯物が乾かないのはもちろん、雨で外出がおっくうになりますし、湿気が高くなるとナメクジに悩まされると言うこともありますね。

ナメクジは植物や野菜に害をもたらすだけでなく、人間も寄生虫がうつり、重大な病気につながってしまうこともあるので、出来るだけ退治したいところです。

しかも梅雨の時期はナメクジの好発期だけに頭を悩ませてしまいます。

今回は、ナメクジはどんな生き物なのか（敵を知る）、ナメクジが発生しやすい場所、ナメクジを駆除する方法などについて解説します。

加えて、ナメクジの発生しにくいお部屋の条件も紹介しますので、ナメクジがどうしても苦手と言う方はぜひ最後までご覧いただき、お部屋探しの参考にしてください。

目次：【ナメクジの駆除方法や予防法】賃貸でも出来る方法や出にくいお部屋とは？

・ナメクジとはどんな生き物なのか・ナメクジが侵入してくるのを防ぐ方法・ナメクジを駆除する方法・ナメクジを予防する方法・ナメクジが出にくい部屋は・【ナメクジの駆除方法や予防法】賃貸でも出来る対策や出にくいお部屋とは？まとめ

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ナメクジとはどんな生き物なのか

まずは敵を知るところから始めましょうか。

ナメクジは体長4～6センチの軟体動物で、体の90%が水分でできています。

昆虫と思われがちですが、実は巻貝の一種です。

基本年中発生しますが、ナメクジは3月から6月に産卵し、梅雨の時期に成長して活動するため、特にじめじめした梅雨の時期や、9月や10月の湿度の高い時期になると私たちの目の前によく出現します。

日中は日の当たらない湿気が高い場所に生息しています。

鉢植えやプランターなどの裏のほうに生息していることも多いですよね。

ナメクジは草花などの植物を食べて生きています。

そのため花（特にバラやあじさい）や野菜（キャベツやレタス、白菜などの葉もの系、イチゴやキュウリなど）に食害を引き起こします。

形はかたつむりによく似ていますが、カタツムリは丸い殻を持っています。

実はカタツムリの殻は背負っているわけではなくて、体の一部です。

殻の中には内臓があるので、体からはずされると死んでしまいます。

ナメクジはかたつむりの仲間ではありますが、ナメクジのほうは殻が退化して見えなくなっているだけなので、どれだけ成長しても殻をもつようにはなりません。

ご存じのとおり、ナメクジは湿気が多く暗いところを好みますので室内ではキッチンやお風呂場、排水溝、観葉植物のそばなどに出現しやすく、屋外だと鉢植えやプランターの陰などによく生息しています。

ナメクジは乾燥に弱く、体が乾くのを防ぐために体の表面から粘液を出しながら動きます。

なのでナメクジが通ったあとには白い粘液の跡が残っています。

朝、植物の葉の上などに白い粘液の跡があればそれはナメクジが這った跡と思っていいでしょう。

またナメクジは壁に張り付いて登ることができるので、家に隙間があれば侵入してくる可能性があります。

ナメクジには「広東住血線虫」と呼ばれる寄生虫が潜んでいることがあり、人体に侵入すると髄膜脳炎などの病気を発症することがあり危険です。

できるだけ触らないで処分をしたいところです。

万が一ナメクジに触った場合は石けんでていねいに手を洗いましょう。

また、ナメクジが這ったかもしれない野菜(レタスやキャベツ白菜などの葉もの類)を食べる際は必ずよく洗ってから食べましょう。

ナメクジが侵入してくるのを防ぐ方法

ナメクジはあらゆる家の隙間(網戸の隙間や排水溝、換気口や通気口など)から侵入してくるので網戸はきちんと閉める、排水溝にカバーをつけるなどの対策が必要です。

野菜に卵やナメクジがついていることもあります。

家庭菜園で収穫した野菜はもちろんですが、スーパーで購入した野菜も油断はできません。

野菜を家に持ち込んだら、野菜室に入れる前に洗った方が良いでしょう。

特に白菜やレタスなどの葉もの類は気をつけてください。

観葉植物や外に置いてある作物にナメクジが付いていることも多いですよね。

プランターは定期的に動かして湿気がたまらないようにしましょう。

直置きは禁！です。

何か台の上に置くようにし、プランターの下に風が通りやすいようにしておきましょう。

ナメクジに侵入させないためには部屋の換気をこまめに行うことも大事です。

湿気がたまらないようにすること、特に浴室は家族全員が入浴を済ませた後、しっかり換気扇を回すか、窓を開けて湿気を出しておくこと、生ごみはこまめに処分することが大切です。

ナメクジを駆除する方法

発生したナメクジを駆除する方法がいくつかありますので紹介します。

ナメクジ専用駆除剤・忌避剤を使う

ナメクジは巻貝の仲間なので昆虫ではないため、昆虫用の殺虫剤では駆除できません。

必ずナメクジ専用と書かれてあるものを選んでください。

専用駆除剤には置き型や粒形のもの、効果も殺して始末する駆除タイプやナメクジを寄せ付けないようにする忌避タイプなどさまざまな種類があるので、環境や状況に合わせて適切なものを選んでください。

一例ですがこのようなものがあります。

毒餌タイプ・・・これを食べたナメクジは生息場所に戻り、人目のつかないところで死にます。

容器設置タイプ・・・玄関や窓の外に置いておくとナメクジの侵入が防げます。しかしこのようなタイプの場合、周囲の30センチのナメクジが死ぬので、新聞紙などを広げた上に置いておくと良いでしょう。ナメクジの処分が楽になります。

塩をかける

塩をかけることで、浸透圧の関係でナメクジの体から水分が抜け、身体が小さくなったように見える上、溶けたようになります。

ただし、水分50％以上を失わせないと効いていないことになるため塩が大量に必要なことと、完全に消えてなくなるわけではないので後処理が必要になることがネックです。

また、水分が補給できたら復活してしまうので、水分の多いところでこの方法で駆除しようとしてもすぐに復活してしまいます。

昔はよく、ナメクジには塩と言われてましたが、このようなデメリットもあるので、今はあまり有効ではないとされています。

熱湯をかける

塩と同様、熱湯をかけることでナメクジが小さくなることもあります。

熱湯はナメクジの体によるタンパク質を固めることができます。

ただしこの方法は、花壇や畑で使うと植物や作物が枯れてしまうこと、フローリングや大理石にかけてしまうと変色してしまう可能性があるので、塩よりは効果が高いですが、使用するシチュエーションを選ぶ方法ともいえます。

ナメクジホイホイを作る

「ゴキブリホイホイ」ならぬ「ナメクジホイホイ」はいかがでしょうか。

ナメクジはビールの酵母の匂いが大好きです。

ナメクジが通りそうなところに置くと効果が期待できます。

ペットボトルを1/3程度に切ったものの中に2センチ以上のビールを入れて、ナメクジを寄せてもいい場所に置いておきます。

ビールのニオイに引き寄せられたナメクジが溺れて這い上がれなくなるのでまとめて処分ができます。

さらに、ビールの中に毒餌タイプの駆除剤を混ぜておくとさらに効果的。

ナメクジが集まったさまはもうめちゃめちゃ気持ち悪いですが、そこで一気にゴミ箱に掘り込んで生ごみに出して処分すると、一度に処分ができるので楽です。

ほか、重曹や50%位に希釈したお酢をかけるのも効果があります。

目の前のナメクジを駆除したい場合は熱湯か塩、死骸の処分をしたくない人は駆除剤を使う、時間がかかっても複数いるナメクジを徹底的に処分したいときはビール+駆除剤がおススメです。

ナメクジを予防する方法

できるだけナメクジには遭遇したくない！ナメクジの予防法を紹介します。

じめじめした場所を作らない

ナメクジは日の光を嫌い、暗くてじめじめした場所が好きです。

なので鉢植えやプランターなど陰ができやすいところは台の上に置くなどして風通しを良くしましょう。

また、湿りやすい庭の土はこまめに掘り返すなどして乾かしましょう。

雑草をなくす

雑草が生えているところは湿気が多く多くなるのでナメクジが発生しやすくなります。

雑草そのものを駆除することでナメクジが生息しにくくなります。

ナメクジ忌避剤を巻く

駆除剤ではなく、ナメクジを寄せ付けないタイプのものです。

顆粒タイプやスプレータイプ、テープタイプのものがあります。

ナメクジが出にくい部屋は

これからお部屋探しをする方で「絶対ナメクジNG！見たくもない！」という皆様へ、ナメクジに遭いにくいお部屋の条件を紹介します。

・築年数が浅く木造ではない・・・すき間が少ない建物にはナメクジは侵入しにくいです。

・日当たりが良く湿気が少ない

・2階以上

・近くに植物や自然が少ない・・・そもそもナメクジが生息しやすい環境ではないので遭遇しにくいです。

・近くにゴミ屋敷など不衛生にしている家がない・・・物件に問題はなくても周辺環境にそのような家がある可能性もありますので、内見の際には周辺環境も必ずチェックしましょう。