【築10年と築20年の賃貸どっち?】違いと失敗しない選び方

築10年と築20年の賃貸物件は何が違う?築20年でも良い物件を選ぶコツ


築10年と築20年の賃貸物件は何が違う?築20年でも良い物件を選ぶコツ


なるべく家賃の安い賃貸物件を探すために、新築や築浅の物件を外してお部屋探しをしている方も少なくないでしょう。


他の条件がほぼ同じであれば、築10年の物件と築20年の物件では、築20年の物件の方が安く借りられる傾向にあります。


それでは、両者には家賃以外にどのような違いがあるのでしょうか?


要点まとめ


築10年と築20年の賃貸どっち?違いと失敗しない選び方


築10年は設備・断熱性・防犯面で有利ですが、築20年でも修繕や管理状態が良ければコスパの高い物件を選べます。


①築10年は宅配ボックス・浴室乾燥機・防犯設備など新しい設備が充実しやすい


②築20年は外壁・内装・水回り・給湯器など設備の劣化確認が重要


修繕履歴や大規模修繕の有無で住みやすさは大きく変わる


④共用部分の清掃状況や管理状態も見極めポイント


⑤築年数だけで判断せず総合的に比較することが失敗防止につながる


この記事では、築10年と築20年の賃貸物件の一般的な違いについて、詳しく解説します。



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    賃貸専門家:古川 真史

    資   格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士

  • 奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。




  • 築10年と築20年の賃貸物件の違い


    築10年と築20年の賃貸物件の違い


    劣化した部分を回復するための工事等が入っていない場合に築10年と築20年の賃貸物件で違いが出やすい部分の例を、いくつかご紹介します。


    物件の外観


    築10年の物件ではあまり気にならないことも多いですが、築20年の物件では壁の塗装やタイルの剥がれが目立つことがあります。


    壁の劣化の程度がひどい場合は、雨漏りの原因になってしまうこともあります。


    物件の内装


    築20年の物件の場合、壁紙の剥がれや床材の傷が目立つことがあります。


    物件によっては、浴室のタイルのひび割れなどが気になる場合も。


    設備


    築10年以内の物件には、宅配ボックスや浴室暖房乾燥機など、外出している時間が長く、忙しく暮らす人の生活を助ける最新の設備が付属していることも少なくありません。


    防犯カメラ、モニター付きインターホンなど、セキュリティ対策のための設備も、一般的には新しい物件ほど充実しています。


    家賃を下げることよりも、便利で安全な物件に暮らすことを優先したい場合は、築10年以内の物件から選ぶと好条件の家を見つけやすいでしょう。


    どのような設備があるか以外に、設備の劣化の状況にも違いが出ます。


    築10年を経過した物件から、水回りの劣化が気になりやすくなります。


    20年の物件では、水漏れや下水臭が気になる場合もあるでしょう。


    屋外設備については、室外機の錆が目立つことがあります。


    また、給湯器やガスコンロ、エアコンの標準的な使用期間は10年なので、築20年の物件ではこれらの設備の故障が発生しやすくなります。


    トイレについても、フラッシュレバーなどの部品に不具合が生じやすくなります。


    断熱性能


    築10年以内の新しい家ほど、複層ガラスが導入されている等、夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくい物件を探しやすくなります。


    一方、たとえ家賃が安く抑えられても、外気の影響を受けやすく冷暖房が効果的に使えない家では光熱費が高額になりやすいため、総合的な生活費は高くなってしまいます。


    特に在宅勤務の方など、自宅で過ごす時間が長い方にとっては事前によく確認しておくべきポイントでしょう。


    ただし、ここまでご紹介したポイントはあくまで目安であり、実際には築年数のみでは物件の質を断定することはできません。


    メンテナンスがどれくらい行き届いているかによって、建物の状態は大きく変わるからです。


    同じ築20年の物件だったとしても、リノベーションが行われていたり、大規模な修繕工事が行われたりして、使い勝手や見た目が築浅物件により近いものもあります。


    工事やリノベーションは築15年前後を目安に行われるため、工事・リノベーション前の築10年の物件よりもこれらがすでに実施されている築20年の物件の方が望む条件に合う場合もあるでしょう。


    次の章では、築20年の物件の中で状態の良いものを見極めるコツをご紹介します。




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    築20年でも状態の良い賃貸物件を見極めるコツは?


    築20年でも状態の良い賃貸物件を見極めるコツは?


    民法第606条に「貸主の修繕義務」が規定されており、賃貸オーナーが適切に物件を修繕することは法的に義務付けられているものの、残念ながら全ての物件が必要なタイミングで修繕されているとは限りません。


    国土交通省が2016年に実施した調査では、長期修繕計画(※)を作成している家主(賃貸オーナー)の割合は22.8%でした。


    (※)国土交通省が公開している「賃貸住宅管理業者向け計画修繕ガイドブック」によれば、長期修繕計画とは「賃貸住宅の経営期間における修繕工事の実施予定年とその費用の目安を示した計画」のこと。


    国土交通省が2016年に実施した調査では、長期修繕計画を作成している家主(賃貸オーナー)の方が、物件の修繕を実施していました。


    築20年の物件はどの程度メンテナンスが行われているかによって住みやすさが大きく変わるため、借主自身が知識を得て、契約前にポイントを確認する必要があります。


    以下、チェックすると良いポイントをご紹介します。


    いつ修繕が行われたか?


    不動産会社から管理会社に問い合わせてもらうことで、その物件についていつ・どの部分の修繕工事が行われたかを確認できる場合があります。


    見た目では確認できないメンテナンス状況を知ることができますので、可能であればチェックするようにしましょう。


    室内に臭いや音が気になる部分はないか?


    リノベーション済みできれいに壁紙が貼られている部屋であっても、カビ臭がしないか、臭いのチェックもしてみてください。


    悪臭がした場合、建材の奥深くまで生えているカビが十分に取り除かれていない可能性があります。


    カビを放置し続けると、臭いが気になるだけでなく、健康上の被害が出る場合もあります。


    配管が交換されていないと、見えないところに汚れがたまり、排水がスムーズにできない場合があります。


    配管のメンテナンスが不十分な場合は臭いが気になることも多いので、蛇口をひねったときの水圧の強さや水漏れの有無など水回りのチェックをする際、異臭がしないかもあわせて確認すると安心です。


    換気扇をつけてみて異音が発生しないかも、メンテナンスが行き届いているかをチェックする目安になります。


    物件や設備の見た目に劣化が気になるところはないか?


    大規模修繕工事が行われる場合、配管の交換や防水工事、外壁の修繕などが実施されることが一般的です。


    もし、築20年の物件の外壁に錆や剥がれが目立つ場合は、こうした大規模修繕工事が実施されていない可能性があります。


    共用部分の管理はしっかり行われているか?


    物件や設備の見た目から管理状況がよくわからない場合は、ゴミ捨て場や自転車置き場などの共用部分をチェックするのもおすすめです。


    きちんと管理されている物件は、こうした部分もきれいに整理され、清掃されている可能性が高いためです。




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    【築10年と築20年の賃貸どっち?】まとめ


    【築10年と築20年の賃貸どっち?】まとめ


    この記事では、築10年と築20年の賃貸物件の家賃以外の違いについて、解説しました。


    ・築10年と築20年の賃貸物件の違いは


    物件の外観や内装の状態(外壁の塗装や室内の壁紙の剥離など)」


    どんな設備が付属しているか(セキュリティ対策設備など)」


    設備がどれくらい劣化しているか(水回りやエアコンなど)」「断熱性能」に出ることが多い


    ・まず「いつ・どこの修繕が行われたか?」を可能であれば確認した上で


    室内に臭い(壁紙のカビ臭や水回りの下水臭など)や音(換気扇の異音など)が気になる部分はないか?


    物件や設備の見た目に劣化が気になるところはないか?


    共用部分(ゴミ捨て場や自転車置き場など)の管理はしっかり行われているか?


    をチェックすると、築20年であってもしっかり管理されている物件とそうでない物件を見分けやすい


    なるべく安い家賃で質の高い賃貸物件を選ぶためには、契約前のチェックが重要です。


    ポイントを押さえて、賢く物件を探しましょう。




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