【賃貸でもBS・CSは視聴可能?】2つの違いやメリットをご紹介!
賃貸物件でもBS放送は視聴可能?CSとの違いやメリットを徹底解説
テレビ視聴を趣味の一つとしている方にとって、BS・CSの環境は物件選びにおいて重要な要素になり得ます。
賃貸物件を探している方の中には、「BS放送は視聴できるのか?」という疑問を持たれる方もいるでしょう。
本記事では、賃貸物件でBSを視聴するための条件や注意点、さらにCSとの違いについて詳細に解説します。
賃貸物件を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士の資格保有。奈良市の賃貸業界屈指のオールラウンドプレーヤー。奈良市の新築から既築の物件まで情報を網羅。特に新築物件は人気があるので、皆様にいち早く情報をお届け!豊富な知識で紹介も多く年間成約数は弊社ランキングTOPの実績。「奈良生まれ、奈良育ち」の木寅が「ピタッ」とくる奈良市の賃貸情報を配信。奈良の賃貸物件の事はお任せあれ!
賃貸物件でもBS放送は見られる?BS放送の仕組みとは
まず結論から言えば、賃貸物件でもBS放送を視聴できる物件は珍しくありません。
とはいえ、全ての賃貸物件が対応しているわけではないので注意が必要です。
BS放送は「Broadcasting Satellite」(放送衛星)の略で、地上波と異なり宇宙に打ち上げられた衛星を使って電波を送信する方式です。
このため、広範囲に安定した放送を届けられるメリットがあり、特に地上波の電波が届きにくい地域でもクリアな映像が楽しめます。
視聴するには本来、専用のBSアンテナが必要ですが、近年の賃貸マンションでは共同アンテナを設置しているところも多く、住人は特別な工事をしなくてもBS放送を楽しめる場合があります。
テレビとアンテナ端子を接続し、リモコンの「BS」ボタンを押すだけで映るかどうかチェックできます。
不明な場合は、不動産会社や管理会社に確認するのが確実です。
なお、物件によってはBS対応と記載されていても、一部のチャンネルに限定される場合や、有料チャンネルの契約が必要な場合もあるため、細かい条件を事前に確認することが大切です。
想定外の費用が発生しないよう、視聴できる番組や契約形態についてもしっかり確認しておきましょう。
一方、共同アンテナがない場合は、ベランダなどに個別でBSアンテナを設置するか、光回線やケーブルテレビ経由での視聴が必要になります。
アンテナ設置には大家さんの許可が必要なケースが多く、設置の向きや電波の受信状況も考慮する必要があります。
さらに、賃貸契約上の禁止事項に引っかからないかも要確認です。
BS放送とCS放送の違いはどこにある?
次に、よく混同されがちなBS放送とCS放送の違いについて詳しく見ていきましょう。
BSは「Broadcasting Satellite」の略称、そしてCSは「Communication Satellite」の略称になります。
どちらも衛星を利用した放送ですが、役割や内容には明確な違いがあります。
まずBS放送は、主に公共性を意識した放送内容が中心です。
NHKのBSチャンネルや民放各局のBSチャンネルでは、ニュース、ドキュメンタリー、映画、バラエティなど幅広いジャンルの番組を高画質で視聴できます。
また、民放BS局は無料放送が主体で、特別な契約なしでも番組を楽しめるのが大きな魅力です。
NHKのBS放送やWOWOWなど、一部有料チャンネルもありますが、基本的には多くのコンテンツを手軽に楽しめる仕組みになっています。
一方、CS放送は特定の趣味やジャンルに特化した専門チャンネルが多いのが特徴です。
スポーツ専門、映画専門、アニメ専門、ドキュメンタリー専門など、かなり細かくジャンル分けされたチャンネル構成になっており、自分の興味にぴったり合った番組を見つけやすい反面、ほとんどが有料サービスです。
スカパー!などの有料放送管理サービスを通して個別に契約し、希望するチャンネルを視聴するスタイルが主流です。
また、CS放送はBSと比べると視聴契約や機器設定に若干手間がかかるため、機械操作に不慣れな方は事前にサービス内容をしっかり確認し、必要であれば家電量販店などで設置サポートを受けることも一案です。
つまり、無料で幅広い番組を楽しみたいならBS、特定のジャンルを深く楽しみたいならCS、という違いがあるのです。
賃貸物件でBS放送を視聴するメリットとは?
賃貸物件でBS放送が視聴できる最大のメリットは、なんといっても"地上波では味わえない多彩な番組に無料で触れられる"ことに尽きます。
通常、地上波は限られた時間帯に限られたジャンルの番組しか放送されませんが、BS放送ならより幅広い時間帯で、海外ドラマや映画、スポーツ中継、旅行番組、ドキュメンタリーなど多岐にわたるコンテンツを楽しめます。
例えば、BS日テレではプロ野球やサッカーの試合が中継されることもあり、地上波では見られないスポーツイベントをリアルタイムで楽しめる機会が増えます。
BS朝日やBS-TBSでは海外ドラマや特集ドキュメンタリーが多く、地上波とは一味違ったエンターテイメントを体験できます。
さらに、BS放送は高画質・高音質であることも大きな魅力です。
地上波と比べて映像の解像度が高いため、大型テレビでも美しい画質で視聴でき、映画やスポーツ観戦がより臨場感たっぷりに楽しめるでしょう。
近年では4K・8K対応のBS放送も拡大しており、映像体験はますます進化しています。
時間にとらわれず、自分のペースで幅広いジャンルを楽しめることは、忙しい現代人にとって大きなメリットと言えるでしょう。
賃貸物件で手軽に視聴環境を整えられるのであれば、導入しない手はありません。
賃貸でBS・CSを導入するときの注意点と選び方
とはいえ、賃貸物件でBSやCS放送を楽しむには、いくつか注意点があります。
まず、物件に共同アンテナが設置されているか必ず確認しましょう。
設備がない場合、自分でアンテナを設置する必要がありますが、許可なくベランダや外壁に取り付けるのはNGという物件も多いので、大家さんや管理会社への事前相談が不可欠です。
また、テレビやレコーダーがBS・CS対応機種であるかも要チェックポイントです。
古いテレビではチューナーが搭載されていないことがあるため、その場合は外付けのBS/CSチューナーを購入する必要があります。
さらに、CS放送を利用する場合は、有料放送管理サービスとの契約が前提となり、基本料金に加えてチャンネルごとの視聴料がかかります。
全チャンネルを網羅しようとすると毎月数千円以上のコストが発生するため、自分が本当に視聴したいチャンネルを厳選して契約することが重要になるでしょう。
万が一、引っ越しを検討している場合には、次の物件でも同様にBS・CSが利用できるかどうかも事前に確認しておくと、スムーズなテレビライフを継続できます。
短期的な視点だけでなく、今後のライフプランも視野に入れて検討すると安心でしょう。
【賃貸でもBS・CSは視聴可能?】まとめ
賃貸物件でも共同アンテナの有無や設備によってBS放送を手軽に楽しめるケースは多く、地上波とは違った豊かな番組コンテンツを堪能できる場合があります。
CS放送は費用がかかるものの、趣味に特化した番組をじっくり楽しみたい方には非常に魅力的な選択肢です。
物件選びの際には、ぜひ「BS・CS対応」というポイントも忘れずにチェックしてみてはいかがでしょうか。
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