【乾燥と暖房はどう使い分ける?】浴室暖房乾燥機の違いと活用法を解説
浴室暖房乾燥機の「乾燥」と「暖房」を使い分けるポイント

賃貸の浴室にも付いている暖房乾燥機。
「乾燥」と「暖房」のモードをなんとなく使っていませんか?
実はこの2つ、目的も仕組みも別物です。どのように使い分ければよいのでしょうか。
要点まとめ
乾燥と暖房はどう使い分ける?
洗濯物を乾かすときは乾燥モード、冬場の入浴前に浴室を温めるときは暖房モードと、目的に応じてモードを使い分けることが大切です。
1. 乾燥モードは、温風と換気を利用して洗濯物を乾かす
2. 暖房モードは、冬場などに入浴前の浴室を温める
3. 電気代や運転時間は機種・環境・使用時間によって異なる
4. 入浴後は換気・乾燥を活用し、浴室内の湿気を残しにくくする
それぞれのメリット・デメリットや上手な活用法について、詳しく解説していきます。



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賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界12年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
乾燥モードと暖房モード――そもそも何が違うの?

浴室暖房乾燥機には、大きく分けて「乾燥モード」と「暖房モード」の2つの使い方があります。
どちらも温風を出す点は共通していますが、その目的と仕組みは異なります。
まずはこの違いをしっかり理解しておくことが、賢い使い方への第一歩です。
乾燥モードは、温風を浴室内で循環させながら、洗濯物から出た湿った空気を室外に排出させる仕組みです。
温風で水分を蒸発させつつ、換気の力でその湿気を外に逃がすことで、衣類を効率よく乾かすことができます。
温風の温度や風量は、使用する機種や運転モードによって異なります。
消費電力や電気代についても機種・運転時間・電気料金プランによって異なり、乾燥モードと暖房モードの消費電力が同程度になる機種もあります。
具体的な消費電力や電気代を知りたい場合は、使用している機器の取扱説明書を確認しましょう。
乾燥にかかる時間は、衣類の量や素材、脱水状態、浴室の広さ、気温などによって異なります。
2~4時間程度が目安になるケースもありますが、使用環境によって乾燥時間が変化する点には注意が必要です。
一方の暖房モードは、浴室空間そのものを温めることが目的です。
温風の温度や風量、消費電力は機種によって異なります。
洗濯物を乾かすのには向いていませんが、冬場の入浴前に浴室を温めておく用途には十分な効果を発揮します。
この2つのモードは「温風が出る」という点は共通していても、運転方法や使用目的がそれぞれ異なります。
どちらを使えばよいか迷ったときは「今、何のために使うのか」を考えてみましょう。
乾燥モード・暖房モードそれぞれのメリットとデメリットは?

乾燥モードのメリット
乾燥モードの最大の魅力は、天候や時間帯を気にせず洗濯物を干せることです。
梅雨の時期や冬場、あるいは夜に洗濯が終わったときでも、洗濯物を乾かすことができます。
共働きで日中に洗濯物を管理できないご家庭や、育児で手が離せない時間が多いご家庭では、特にありがたい機能ですね。
また、外で洗濯物を干さなくてよいため、花粉・黄砂・PM2.5といった汚染物質や、排気ガス・鳥のふんなどが衣類につくのを防げます。
加えて、近隣からの視線が気になる場合や、防犯面で外干しに不安がある場合にも、室内乾燥は安心できる選択肢です。
さらに、浴室内の湿気を効率よく外へ排出するため、カビや結露の発生を抑える効果も期待できます。
乾燥モードのデメリット
気になるのは、やはり電気代です。
乾燥運転では温風を使用するため、長時間・高頻度で使用すると電気代の負担が大きくなることがあります。
日中に在宅していて晴れた日は積極的に外干しできる環境であれば、乾燥モードへの依存は控えたほうが家計への負担を抑えられます。
もうひとつ注意したいのが、衣類へのダメージです。温風に長時間さらされることで、衣類によっては生地が縮んだり型崩れしたりする可能性があります。
ウールやシルクなどデリケートな素材は特に注意が必要です。衣類の洗濯表示と浴室暖房乾燥機の取扱説明書を確認し、乾燥に適さない衣類への使用は避けましょう。
スーツやジャケットのようにシルエットを保ちたい衣類も、乾燥方法を確認してから使用するのが安全です。高価なものや大切にしている衣類は、素材に適した乾燥方法を選ぶようにしましょう。
暖房モードのメリット
暖房モードの重要な役割は、入浴前の浴室を温め、急激な温度差を小さくすることです。
冬場、温かいリビングから冷えた脱衣所や浴室へと移動する際の急激な温度差は、血圧を大きく変動させ、心臓や血管に負担をかける場合があります。
消費者庁でも、入浴中の事故を防ぐためのポイントとして「入浴前に脱衣所や浴室を暖める」ことを挙げています。
入浴の前に浴室を十分に温めておくことで、こうした温度変化の幅を小さくし、入浴時のリスクを抑える対策のひとつになります。
ご高齢の家族がいる世帯では特に意識しておきたいポイントですが、冬場の浴室の冷えが気になる家庭にとっても有効な対策です。
また、脱衣所との温度差が縮まることで、着替えの際の寒さや体への負担も軽減しやすくなります。
ただし、暖房モードは浴室内の湿気を外へ排出することを主目的とした機能ではありません。
入浴後の湿気対策には、換気モードや乾燥モードを目的に応じて活用しましょう。
暖房モードのデメリット
暖房モードは浴室を快適に暖めることができる一方、衣類乾燥を目的とした運転ではありません。
そのため、洗濯物から出た水分を効率よく排出できず、乾燥には相当な時間がかかる場合があります。
洗濯物を暖房モードだけで乾かそうとすると、浴室内の湿度が高い状態が続き、カビや雑菌が繁殖して生乾き臭の原因にもなりかねません。
洗濯物を乾かすことが目的であれば、暖房モードではなく乾燥モードを選ぶのが基本です。
暖房モードは、あくまで入浴時の快適さや安全性を高めるための機能として活用するのがおすすめです。
季節・目的別の上手な使い分け方

乾燥と暖房のどちらか一方だけを使い続けるのではなく、状況に合わせて切り替えたり組み合わせたりすることで、より効率的に使うことができます。
季節による基本の使い方
夏場は洗濯物の乾燥が主な目的となる場合が多いため、乾燥モードを中心に使うシンプルな運用で問題ありません。
対して冬場など浴室が冷える時期は、入浴前に暖房モードを使って浴室を温めておくことをおすすめします。
必要な暖房時間は機種や浴室の広さ、外気温などによって異なるため、取扱説明書に記載された目安を確認しましょう。
入浴が終わったら、浴室内の湿気を外へ出すために換気モードや乾燥モードを目的に応じて活用しましょう。
冬場は組み合わせ技が効果的
冬場は、入浴前には暖房、入浴後には換気や乾燥というように、目的に応じて運転モードを切り替えることで、快適性と湿気対策を両立しやすくなります。
一方、衣類を効率よく乾燥させることが目的の場合、先に暖房運転を行えば必ず乾燥時間や電気代を抑えられるとは限りません。
浴室内の水滴をあらかじめ拭き取る、浴槽にお湯や水がある場合はふたをする、洗濯物同士の間隔を空けるなど、使用している機器の取扱説明書に従った方法で乾燥させましょう。
乾燥と暖房の切り替えタイミングの目安
暖房モードは、基本的に入浴前に使用します。
運転を始めるタイミングは機種や浴室環境によって異なるため、取扱説明書を確認し、実際の浴室温度に合わせて調整しましょう。
入浴後は、浴室内の湿気や使用目的に応じて換気モードまたは乾燥モードへ切り替えます。
洗濯物を干す時は、乾燥モードで2~4時間程度かかる場合がありますが、衣類の量や素材、脱水状態、気温、浴室の広さなどによって乾燥時間は変わります。
一般的に薄手の衣類は比較的乾きやすく、厚手のタオルやアウターなどは時間がかかりやすいため、乾き具合を確認しながら運転時間を調整しましょう。
また、浴室内に水滴が多く残っている場合はあらかじめ拭き取るなど、余分な湿気を減らしてから乾燥運転を始めると効率よく乾かしやすくなります。
気になるランニングコスト
浴室暖房乾燥機にかかる電気代は、使用している機種・運転モード・運転時間・契約している電気料金プランによって大きく異なります。
そのため、「乾燥モードなら年間いくら」「暖房モードなら年間いくら」と一律に判断するのではなく、機器の取扱説明書に記載されている消費電力を確認することが大切です。
時間帯によって電気料金が変わるプランを契約している場合は、タイマー機能を活用し、料金が割安になる時間帯に運転することで電気代を抑えられる場合もあります。
また、浴室暖房乾燥機には、設計上の標準使用期間を10年としている製品もあります。
ただし、これは「10年間故障しない」という意味ではありません。
フィルターの清掃頻度なども機種によって異なるため、取扱説明書に従って定期的にお手入れを行いましょう。
賃貸住宅で異音・異臭・乾燥しにくいなどの異常を感じた場合は、ご自身で機器を分解せず、管理会社や賃貸オーナーへ相談するようにしてください。


まとめ~基本の用途を押さえておけば迷わない~

いかがでしたでしょうか。
今回は浴室暖房乾燥機のモードについて、どう使い分けるかを見ていきました。
「乾燥」と「暖房」どちらも浴室暖房乾燥機に備わっている機能であり、一見違いが分かりにくいですが、その役割は異なります。
洗濯物をしっかり乾かしたいなら乾燥モード、冬の入浴を安全かつ快適に過ごしたいなら暖房モード――
この基本を押さえておくだけで、日々の使い分けに迷うことはぐっと少なくなることでしょう。
奈良で浴室暖房乾燥機を備えた賃貸住宅をお探しであれば、『賃貸のマサキ』にお任せください。
スタッフ一同誠意をもって、夏も冬も快適に過ごしていただけるお部屋をご提案いたします。
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