【2025年】同じ賃貸物件内の引っ越しは可能?タイミングや費用について
同じマンションやアパート内の引っ越しは可能?
「入居の時には空いてなかった角部屋が空いたみたいなので引っ越したいな」「子どもができて今のお部屋だと手狭だから、広いお部屋に替わりたい」など、同じマンションやアパート内でお部屋を替えたいと思うこともあるでしょう。
「でも、そんな引っ越しってできるの?」と思われた方!
結論から言いますと、同一マンションやアパート内でお部屋を替わる引っ越しは可能です。
今回は同一マンション・アパート内引っ越しの、費用はどれぐらいかかるのか、引っ越しのタイミング、大家さんにどう切り出せばいいのか、同じマンション・アパート内で引っ越すメリットやデメリットについて解説します。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士の資格保有。奈良市の賃貸業界屈指のオールラウンドプレーヤー。奈良市の新築から既築の物件まで情報を網羅。特に新築物件は人気があるので、皆様にいち早く情報をお届け!豊富な知識で紹介も多く年間成約数は弊社ランキングTOPの実績。「奈良生まれ、奈良育ち」の木寅が「ピタッ」とくる奈良市の賃貸情報を配信。奈良の賃貸物件の事はお任せあれ!
同一マンション・アパート内の引っ越しにはどんなケースがある?
冒頭にもある通り、同一マンション・アパート内の引っ越しは可能です。
実は、このような引っ越しはそんなに稀ではありません。
むしろさまざまな理由で「よくあるケース」ともいえるでしょう。
大家さんや管理会社にとっても、月々の家賃収入が途絶えることがないので、退去して別の物件に引っ越してしまうより、別のお部屋で再度借りてもらえるほうがありがたいのです。
上記のケースの他にも、現在のお部屋に雨漏りや騒音などがあり、生活に支障が出てきたから別の部屋に住ませて欲しいというケースや、防犯面で気になるからマンションの上の階に引っ越したいなど、さまざまなケースがあります。
同一マンション・アパート内で引っ越しを検討するならなるべく早めに大家さんまたは管理会社に相談してみるといいでしょう。
同一マンション・アパート内の引っ越し費用はどうなる?
同一マンション・アパートであっても、現在のお部屋を解約後新たに引っ越し、新しいお部屋の初期費用がかかるので、通常の引っ越しとほぼ同様の費用がかかります。
また、引っ越しの理由によってかかる費用が変わる場合があります。
借主の都合による引っ越し
・角部屋など、入りたかった条件の部屋が空いたので、その部屋に替わりたい
・1LDKから2LDKに引っ越したい
・家賃の安いお部屋に替わりたい
といったような、借主都合による引っ越しの場合は、別物件からの引っ越しと同様の費用がかかるものと思っておいたほうがよいでしょう。
一般的にはこのような費用がかかります。
・退去にかかる費用
・前家賃(通常1か月分)
・敷金・礼金(約2か月分。物件によっては0円のところも)
・火災保険料(約1万5000円分)
・鍵交換費用(約1万5000円分)
・事務手数料(約5000円)
仲介手数料については、不動産会社が仲介して見つけた物件ではないということで免除になることがあります。
また、大家さんや管理会社によっては敷金・礼金をそのままスライドしてくれるケースもあるので、交渉してみてもいいでしょう。
ちなみに入居前審査については貸主が同じで、これまでに家賃の滞納歴がないのであれば再審査は行われなtいことがほとんどです。
ただし、新たに借りるお部屋の賃料が高くなる場合は再審査が行われる場合もあります。
現在のお部屋に問題がある場合の引っ越し
・隣室の騒音がひどく、大家さんや管理会社に相談しても改善が見込めない場合
・雨漏りや部屋の設備不良など、生活に支障をきたす問題が生じている場合
・上記のような問題がすぐに改善できない場合(工事に時間がかかるなど)
このように、貸主にも責任があるような場合の引っ越しは退去費用や敷金・礼金、鍵の交換費用などが無料もしくは格安で引っ越しできる場合があります。
しかしこのような対応は、借主が設備不良に対して落ち度がない場合になります。
例えば借主が部屋の設備を壊してしまった等による設備不良はむしろ、借主が修理費用を負担しなくてはならない場合もあります。
また、新しい部屋に入居する際にかかる費用のうち、火災保険料は部屋ごとにかけられている保険のため、通常通り費用として発生します。
そのため、火災保険については予算に入れておかなくてはなりません。
余分に払っている費用は返金される
初期費用のうち、日割りで費用が発生するものについては、契約の残り日数によって返金されることもあります。
前家賃は日割り扱いのため、余分の家賃が発生した場合は返金してもらえます。
火災保険料も月割りのため返還費用が発生すれば返金されます。
また、敷金を払っている場合は退去費用を引かれた残りが返金されます。
このような、返金されるお金がある場合、これらを引っ越しや新しい部屋に替わったことで発生する費用に充てることができますね。
引っ越すなら更新のタイミングで
いずれにしても、同じマンション・アパート内での引っ越しを検討し始めたなら、なるべく早く大家さんや管理会社に相談するといいでしょう。
また、相談するタイミングは更新時期がベストです。
同じマンション・アパート内の引っ越しメリットとデメリット
同じマンション・アパート内で引っ越することのメリットについてお話しします。
メリット
仲介手数料がおトクになることも
同じマンション・アパート内で引っ越しするのって、普通の引っ越しとあまり変わらないようにも見えますが、仲介手数料や敷金などが安くなる可能性があります。
引っ越しが楽
引っ越しが同じマンション・アパート内なので、荷物を運ぶのがとても楽です。
スケジュールや家賃の都合が合えば、新しい部屋の鍵を受け取ってからゆっくり荷物を運びこむことも可能です。
自分で運べるものは自分で運んで、工事やセッティングが必要な家電や大きな家具のみ引っ越し業者に頼んでしまえば、費用も安くすませることができます。
審査なしで引っ越しができるかも
先の入居時に審査を受けてお部屋を借りることができているため、引っ越し先のお部屋の家賃が高くなるのでなければ、再審査を受けなくてすみます。
審査がなければスピード引っ越しも可能です。
また、もし仕事を退職または転職などで年収が下がっていて、審査に通るか微妙な場合はあえて同じ家賃または安い家賃で借りることのできるお部屋に引っ越すという方法もあります。
一方で以下のようなデメリットもあります。
デメリット
初期費用がかかる
前述のとおり、引っ越しの理由によりますが借主都合の場合、本来の引っ越しでかかる初期費用とほぼ同じぐらいの費用がかかります。
住民票などの住所変更が必要になる
たとえ部屋番号が変わる程度の引っ越しでも、住民票や運転免許証などの住所変更の手続きは必要です。
また、郵便物の転送届の必要も出てくるでしょう。
物件によっては違約金が発生する場合も
同一マンション・アパート内の引っ越しで大家さんや管理会社が変わらない場合でも、契約内容によっては違約金が発生する場合があります。
特にフリーレント物件の場合は違約金が発生する場合が多いです。
引っ越しを検討されるならまずは大家さん・管理会社に相談してみると契約内容の確認もでき、各種費用のことも教えてもらえるのでまずは相談してみることです。
【同じ賃貸物件内の引っ越しは可能?】まとめ
同じマンション・アパート内の引っ越しはよくあるケースですので、もし「お部屋を替わりたい」とお考えであれば遠慮なく大家さんや管理会社に相談してみるのもいいかもしれません。
また、お目当ての部屋がある場合は大家さんなどに「お部屋が空いたら教えて欲しい」とお願いしておくというのもアリです。
信頼関係ができていれば大家さんの方から声をかけてくれることもあります。
ただし、同じマンションなどの引っ越しであっても初期費用は通常の引っ越しとほぼ同様にかかります。
初期費用は家賃の4~5か月分が相場と考えると「この引っ越しは、それだけの費用をかけてまでするべきか」よく吟味する必要があります。
同じマンションやアパートのお部屋の空き情報を探すには賃貸のマサキのお部屋情報もぜひご活用ください。
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