【賃貸退去時の不用品と残置物どうする?】注意点などまとめ
退去時に不要な家具家電等を残しても良い?「残置物」のアレやコレ

新しい新居に引越しをする時、現在使用している家電や家財道具が新居に合わず、どうしたらいいかと考えたことはありませんか?捨てるにはまだ使えそうでもったいない。
買い取ってもらうにも手間から考えて効率が悪い。
そこで今回、残留物についてどのように考えればいいのかを説明します。

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賃貸専門家:古川 真史
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。


残置物とは何か

まず、残置物とはどのようなものなのかについて説明します。
残置物とは、自分が引越しをする場合、今まで住んでいた住居に使わなくなった家電製品や家財道具などを置いていくこととを言います。
また、新居に引っ越した際に、引っ越し先に以前住んでいた住人が使用していた私物がおかれていることです。
比較的よく見かけるものはエアコンや冷蔵庫、ガスコンロなどです。
エアコンについては、基本的に各部屋一つ一つに設置していることが理想ですが、賃貸の場合は設置されていない物件も数多くあります。
そのため、部屋を借りた住人がエアコンを購入し設置します。
しかし、設置した住人が引越しする際に、エアコンを次の新居に持っていくことも可能ですが、取り外しや新居への移送料金がかかるため、転居先に持っていくかどうか悩んでしまいます。
また、古いクーラーの場合は、電気代が新型のクーラーより基本的に高いため、新居に移るタイミングでクーラーなどの家電製品を新品に買い替えする傾向にあります。
冷蔵庫やコンロなども同様です。
また、大型家具などの家財道具については、現在住んでいる住居と間取りが変わったり、住人の数が変化することなどで家財道具の数や家具設置のレイアウトも変化するため、新居に似合った家財道具を購入します。
そのため、使えそうな家財道具でも不要となったり、必要性に乏しくなることがあります。
残置物がおいてあったらどうすればいいか
新居に移ったとき、もし残置物があった場合どのように対処すればいいのかを説明します。
まず、残置物が実際に前の住人のものなのか、新居に設置してあるものなのかを確認する必要があります。
新居に設置してあるものであれば、基本的に部屋を借りる際に、大家さんや住宅会社から説明があり、紙面での説明があれば、住宅の詳細情報に記載されていることがほとんどです。
もし、その内容以外に部屋に設置されているものがあった場合は、前住人の私物の可能性があります。
身に覚えのない残置物があれば、必ず大家さんか住宅会社(以下貸主)に相談してください。
残置物を置いていきたいときはどうしたらいいのか
自分が引越しの際に不要となり、まだ使える家電や家具類があり、次の住人に使ってもらいたい場合はどうしたらいいのかを説明します。
退去する際には、原則として借主が原状回復を行う義務があります。
すなわち、引っ越し時には自分が部屋を借りた時と同じ状態に戻すことです。
なので、不要になったからといって勝手に部屋に置いていくことは契約違反となります。
どうしても新居に持っていきづらく、捨てるにはもったいないと思うようなケースが生じた場合には、一度貸主に相談をしてください。
残置物は誰のもの?

それでは、残置物は誰のものになるのでしょうか。
大家さんや住宅会社が取り付けた設備であれば、当然ながら所有権は住居の持ち主となります。
残置物に関しては、前の住人が残置物を残していくことについて貸主と相談し、了承の上に置いていったのであれば、所有権は貸主となります。
しかし、前住人が勝手においていったのであれば、以前の住人に所有権が残ったままになってしまっています。
なので、その場合には新しい住人や貸主が勝手に残置物を処分することができません。
処分する場合には、一端、前の住人に連絡したのち、承諾を得てからの処分となってしまいます。
もし、前住人に連絡を取ることができなければ、すぐに処分することができず、また違った手続きが必要となってしまいます。
新居への入居の際に残置物はあるのか
新居に入居の際、基本的には事前に入居する予定の部屋を一旦は下見すると思います。
下見をする時間もなく、部屋を決めてしまう場合もあるとは思いますが、少しまれなケースになってきます。
下見をする場合は、貸主とともに部屋を見ることになります。
当然、事前に新居の情報を確認してから訪問することになります。
なので、下見の際に、残置物があるかどうかは確認することが可能です。
うっかりと見落としてしまう場合もあるかと思いますが、新居への引っ越しや家電購入の際の重要な情報になるので、部屋に設置されている設備に関しては注意深く確認することをおすすめします。
残置物を使用して故障した場合はどうしたらいいのか
残置物を新しい住居人が使い故障した場合、その修理費用はどのような対応をしなければならないのかを説明します。
残置物に関して、特に貸主と相談せずに勝手に使用し、故障した場合には新しい入居者が修理費用を負担するケースが多いです。
賃貸契約時の契約書や重要事項説明者に残置物に関する修理の説明がある場合には、借主に修理の義務が発生します。
また、契約書に「付帯設備」として書かれているだけで、残置物の説明がない場合ににも貸主が修理を行う義務が発生する場合があります。


残置物のトラブルの1例 エアコンについて

残置物の最も多い例としてエアコンがあります。
部屋を借りるとき、エアコン設置の有無で部屋を決めることもあるかと思います。
しかし、その設置してあったエアコンが残置物である可能性があります。
エアコンの残置物についてポイントとなるところを説明します。
賃貸の説明を受けるときにエアコンの有無を確認する
賃貸物件を探すとき、物件を選ぶ選択肢としてエアコンの設置の有無について条件とすることがあります。
物件によっては、初めからエアコンが設置されている物件は比較的多くみられます。
しかし、入居後に実は前の住人が残したエアコンである可能性も考えられます。
エアコンに関しては、近年、省エネタイプの機器が比較的購入しやすい価格になっており、古いエアコンの場合、かえって電気代が高くついてしまうものがあります。
また、長期間の使用により、エアコン内の汚れやにおいなどがたまってしまい、トラブルが発生してしまう可能性も考えられます。
新しいエアコンに変えたい場合は、まず貸主と相談してください。
まずは、賃貸物件の内覧時に説明されている資料と照らし合わせて、設備内容の確認を行うことをおすすめします。
【賃貸退去時の不用品と残置物どうする?】まとめ

新しい新居を借りる際、前の住人が残した残置物があるかどうかについて、注意しておくことは大変重要です。
残置物に関しては、前住人の私物扱いとなる可能性があり、勝手に使用することや撤去することは大変問題が多いです。
残置物に関しては、貸主としっかりと相談し、使用することができるのか、撤去してもらわないといけないのかを明確にすることが大変重要です。
また残置物の家電を使用できたとしても、逆に電気代がかかり、故障する可能性など余計なコストがかかってしまう可能性もあります。
新しい生活のスタートを行う際には、住宅の詳細についてはしっかりと貸主と相談し、よりよい生活をスタートさせてください。


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