【引っ越し費用を抑えたい!】業者に依頼?自力で作業?抑えるポイントを解説!
引っ越し費用を安くする
いざ、「引っ越そう」と思ったらお金がかかりますよね。
賃貸契約の際にかかる敷金や礼金(関西の場合は保証金)、仲介手数料、前家賃など・・・。
そして実際に引っ越し作業の際にかかる費用も侮れません。
できれば少しでも出費を抑えたいですよね。抑えた出費の分、家具が新調できるかもしれません。
そこで今回は、引っ越し費用の中でも節約の余地がある「引っ越し作業の際にかかる費用」を安くすることは可能か?について考えてみます。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:22年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア22年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキング№1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
引っ越し業者の費用を安くするポイント
引っ越しの際の荷造りや荷運びの作業は、引っ越し業者に依頼する方が多いかと思います。
業者を選ぶ際やプランを選ぶ際にちょっと気をつけると、費用を安くする方法を見つけることができますよ。
具体的にはこんな方法です。
1.安い時期を選ぶ
一般的には新入学や異動が多い3月~4月が引っ越し業者の繁忙期に当たるので料金が高めになることが多いです。
逆に10月~11月の人の移動が少ない時期、12月~1月は年末年始と言うこともあってか引っ越しをされる方が少ないため、お値打ち価格で引っ越ししやすい時期となるようです。
引っ越し時期を調整することが可能であれば、閑散期を狙って引っ越しをすると費用を安く抑えることができます。
2.複数の見積もりをとる
当然ですが、業者によって費用は違います。
業者独自のサービスの有無やオプションなども比較検討した上で選定するといいでしょう。
できるだけ2~3社の引っ越し業者から見積もりを取ると、比較しやすいです。
2社目以降は、他社の見積金額を営業マンにさりげなく伝えておくと、安くなることもあるかもしれません( ´艸`)
3.不用品を先に処分する
引っ越し先に運び出す荷物の量は、できるだけ少なくしておくと業者で用意してくれるトラックの大きさや作業員の人数が少なくてすむため、費用が安くすむことがあります。
特に引っ越しの作業員は一人当たり約10,000円程度の人件費がかかります。
また、運び出す荷物が少なければその分、当日にしなければならなくなる作業も減りますのでラクです。
そしてこの場合は、引っ越しの見積もりを取る際に、運び出さない荷物はどれかあらかじめ決めておき、業者に伝える必要があります。
不用品をあらかじめ先に処分するには
・引っ越し前のゴミの日を利用して処分していく
・自治体の大型ごみの回収を利用する
これらの方法は自治体のサービスなので費用負担が少なくすみますが、回収できないゴミが各自治体で決められているので、詳しくは自治体のルールを参照してください。
・リサイクルショップや不用品回収業者に引き取ってもらう
最近は宅配買取や出張買取を行なっているリサイクルショップも増えているので利用してみるのもいいでしょう。
4.荷造りは自分でする
引っ越し業者のオプションサービスとして、荷造り・梱包作業がありますが有料になります。
荷造りは自分でやってしまったほうが費用を安く抑えることができます。
また、荷造りに必要な段ボールはある程度、業者から無料でもらえますが、足りなくなった場合は近隣のスーパーやドラッグストアでもらってくることもできます。
特に昨年7月からのレジ袋有料化にともなって、お客様に無料で使ってもらう段ボールをたくさんおいてある場所があることが多いので、いくつかもらっておくといいでしょう。
5.業者独自のプランにも注目
引っ越し業者によってはさまざまなプランを用意しています。
荷物が少ない人は単身者用のプランや、作業時間を指定しないプランなどがあり、リーズナブルな費用で利用することが可能です。
6.一部の作業のみを依頼
引っ越しの荷運びは、すべての荷物を頼まなければならないわけではありません。
段ボールに詰められる小物類は自分の自家用車で運び、大型のものだけを業者に依頼するという使い方もアリです。
これだと、業者に依頼する荷物自体が少なくなるので、費用も安く抑えることが可能となります。
業者を使わず自力で引っ越しできるか
いっそ業者に依頼する費用を節約する方法もあります。
それは、「業者を使わないで、自分たちで荷造りから荷運びまでをやってしまう」という方法です。
「ええっ!?そんなことできるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、荷物の量や引っ越し先、荷運びや新居の家電の設置作業の有無などによっては可能です。
むしろ、以下の条件に当てはまる方については、自分たちで運んでしまったほうがお得です。
自力で引っ越すほうがお得なケース
1.荷物が少ない
例えば、大型の家電や家具などを改めて購入する予定の方、またはあらかじめひと通りの家具や家電が設置されている物件に引っ越す方は旧居から運び出す荷物が少なくなるので自分で運び出す荷物を少なくすることも可能ですし、自家用車やレンタカーに載せて運ぶ、宅急便で送ることも可能かもしれませんね。
このケースに当てはまる方は一度、運び出す予定の荷物の量を一度確認してみることをおススメします。
2.引っ越し先が近距離の場合
引っ越し業者の見積もりは、引っ越し元から引っ越し先までの距離によって変わります。
多くの場合、距離が長いほど自力で運び出して走る距離分の費用と、業者が設定する費用との差が少なくなる傾向があります。
3.繁忙期に引っ越しをしなければいけない場合
引っ越しの多い時期に引っ越す場合、業者に依頼すると料金が高くなります。
結果、自力で引っ越すほうが費用が安くすみます。
レンタカーを借りる場合は
荷物の量によってトラックが必要な場合と、ワゴン車サイズでOKの場合もあります。
トラックを借りる場合は、トラックの大きさによって運転手を手配する必要が出てきます。
大きめのトラックが必要なのか、軽トラックでも運び出すことが可能なのかを検討してみましょう。
ほか、引っ越し元と引っ越し先の距離もポイントとなります。
引っ越し先が近距離であれば何往復しても荷物の運び出しは(手間はかかるものの)可能ですが、遠距離の場合は1回で運び出せるように、すべての荷物が乗る大きさのトラックが必要となります。
また、トラックが大きくなればなるほど、運び出す人員も必要となります。
これらの人員を確保することが可能かも踏まえて検討してみてください。
軽トラックやワゴン車を借りる場合でも、何往復すれば荷物の運び出しが可能かを検討する必要があります。
引っ越し先が近いところであっても往復回数が増えれば増えるほど手間が増えるので、当日手伝ってくれる人が何人いるのかなども踏まえて考えるといいでしょう。
ワゴン車などの乗用車をレンタルする場合、荷物で社内を傷つけないように傷対策も重要です。
古い毛布や残った段ボールなど車内に敷くなどするといいでしょう。
家具や新居に傷をつけるリスクも
ただし、自分たちですべての引っ越し作業をするデメリットもあります。
それは、家具や家電などの荷物に傷をつけたり、ぶつけたりするリスクがあるということ。
洗濯機は縦に運ばないと故障の恐れがありますし、液晶テレビは液晶部分に何かをぶつけてしまうと破損してしまい、テレビがうつらなくなる可能性があります。
そして傷や破損については家具・家電だけでなく、新居についても言えることで、搬入の際に壁などに傷をつけた場合、賃貸物件やマンションの共用部分であれば自己負担で修繕をしないといけないこともあり得ます。
これを防ぐには、引っ越し先の壁や床を傷つけないよう養生する必要がありますが、業者に依頼するほうがスムーズにいくことが多いです。
【引っ越し費用を抑えたい!】まとめ
以上、引っ越し費用を安くすませる方法について解説しました。
自分たちで引っ越すという選択肢を加えると、節約の幅はぐんと広がります。
ただし、自力での引っ越しにもさまざまな費用が発生します。
場合によっては業者にお願いするほうが安くて楽かもしれません。
自力での引っ越しで主にかかる費用は以下の通り。
・段ボールなどの梱包材料の費用
・高速道路代
・ガソリン代
・レンタカー代
・手伝いに来てくれる人への謝礼
以上の費用をすべて足したおよその概算と、業者に依頼する費用を比べてみて、前者が安ければ引っ越しの荷物の量や傷に関するリスクも含めて検討してみるとよいでしょう。
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