【忘れてはいけない電気・ガス・水道】各種手続きと料金について
【電気・ガス・水道】ライフラインの料金と開通手続きについて

電気・ガス・水道は生活そして生命の維持に欠かせないものですが、こうしたライフラインに支払う公共料金は月々いくらほどかかっているのでしょうか。
一人暮らしでの料金相場と転居の際の開通手続き、またもし支払いが滞った場合の流れなど解説してゆきます。

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賃貸専門家:古川 真史
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。
公共料金は1ヶ月でどのくらいかかる?

お部屋の明かりをつけたり、エアコンや冷蔵庫などの家電を使ったりするのに必要な電気。
給湯器でお湯を出したり、ガスコンロでの調理をしたりするのに必要なガス。
飲み水や調理用に使ったり、洗濯・お風呂などに使ったりするお水を確保するのに必要な水道。
これらのインフラは、いずれも人が生活するうえで欠かせないライフラインです。
そしていずれも「公共料金」として使用量に応じた料金を毎月支払うシステムになっています。
この公共料金、一人暮らしの方の場合は1ヶ月でだいたいどのくらいかかっているものなのでしょうか。
あくまでひとつの参考としてですが、2019年に政府が統計を取ったデータがあります。
電気・ガス・水道それぞれ1ヶ月あたりにかかる料金の平均が四半期ごとに算出されたものです。
・電気料金 1~3月:7,123円 4~6月:5,175円 7~9月:5,059円 10~12月:5,184円
・ガス料金 1~3月:3,599円 4~6月:3,121円 7~9月:2,102円 10~12月:2,440円
・水道料金 1~3月:2,098円 4~6月:2,139円 7~9月:2,023円 10~12月:2,224円
そしてこれらを合計すると「一人暮らし世帯が月々支払う公共料金の相場」が見えてきます。
1~3月:12,820円 4~6月:10,435円 7~9月:9,184円 10~12月:9,848円
気温の低い冬場は暖房や給湯器を頻繁に使って電気やガスの料金がかさむため、合計としての料金相場も高くなる傾向にあります。
一年を通しての平均としては月々10,572円の公共料金を支払っている計算になります。
これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれですが、生活に必須なお金のひとつとして考えておく必要があります。
ライフライン開通に必要な手続きは?

電気・ガス・水道を使用するのに必要な料金について見てきましたが、そもそもこれらのライフラインが使えなければ大変なことになります。
お引っ越しをする場合にはきちんとこれらが転居後すぐに使えるよう、あらかじめ準備をしておかなくてはなりません。
今度はそれぞれの開通(開栓)に必要な事前準備や手続きについて見ていきましょう。
1:様々な会社やプランが有る電気
まず電気の場合は開通の際に立ち会う必要はなく、インターネットや電話での申し込み、もしくは申込用紙を郵送することにより手続きができます。
電気開通の申し込みの際に必要となるのは氏名・新居の住所・使用開始日・契約種別(料金プラン)・料金の支払方法の5つ。
2016年からは自分で好きな電力会社を選べるようになり、会社や料金プランによっても月々の支払額が変わってくるので、早めに情報を集めて吟味をする必要があります。
理想的な流れとしては、まずはお引っ越しの1週間以上前からあらゆる電力会社や料金プランの情報を集めておきましょう。
これまでの電気料金の請求書などを見ればご自身の電気の使用量がわかりますので、それと照らし合わせてできるだけ安くなるプランを検討することをおすすめします。
そうして遅くとも引っ越し数日前までには電力会社とプランを決めておきましょう。
電力会社と料金プランを決めたら、あとは申し込むだけです。
主な申し込み方法としてはインターネット・電話・郵送とありますが、電力会社によっても異なる場合があるので先に確認しておくとスムーズです。
申し込みが済んで順調に開通が完了していれば、あとはお引っ越し当日にブレーカーをオンにさえすれば電気を使うことができるようになります。
万が一うまくいかない場合は電力会社にすぐ問い合わせるようにしましょう。
ちなみにもし電力会社を選ばないのであれば、事前に申し込みをしなくとも引っ越し当日から電気を使うことは可能です。
ただしその場合も申し込みは不要というわけではなく、引っ越し後に手続きをする必要があります。
これをうっかり忘れてしまうとある日いきなり電気が止まってしまう恐れがありますので、やはり事前に申し込みをしておいたほうが安全でしょう。
2:開栓には立会いが必要なガス
ガスの開栓にあたって注意しなければならないのは、電気や水道とは違って開栓作業に立ち会う必要があるという点です。
また、電気や水道は事前の申し込みを忘れてしまっていても早ければ当日すぐ対応してもらえるケースもありますが、ガスの場合は実際に作業員さんに来てもらうことになる関係上すぐの対応が難しいので、忘れず早めの手続きをするのが肝心です。
ガス開栓の申し込みに必要となる情報は氏名・新居の住所・使用開始日・立ち会い希望時間・ガスの種類・料金の支払方法の6つ。
申し込みはインターネットもしくは電話にて行うことになります。
ガスも電気と同じように会社や料金プランが様々ありますので、早めに情報を集めて検討するようにしましょう。
お引っ越しの1ヶ月以上前から検討を開始し、遅くとも1週間前には申し込みをする流れが理想です。
お引っ越し当日のガス開栓にあたっては作業員さんに来てもらって開栓作業をしてもらうことになり、先に書いた通り立ち会いの必要がありますが、とくに料金が発生することはありません。
20分ほどで開栓作業は完了し、使用方法やトラブル時の対処方法・注意事項などの説明を受けたのちにちゃんとガスが通っているかのチェックをして、サインをすれば一連の流れは終了となります。
3:地域水道局への申込だけでOK!水道
最後に水道ですが、水道は電気と同様に開通には立ち会いは不要です。
また先の2つと違い選ぶべき会社やプランなどもないので、地域の水道局への事前の申し込みさえ無事に済めばそれで使えるようになります。
水道開通の申し込みの際に必要なのは氏名・新居の住所・使用開始日・料金の支払方法の4つ。
インターネット・電話での申し込みもしくは申込用紙の郵送で手続きが行うことができます。
お引っ越しの3日前までには手続きを済ませておけば安心でしょう。
あとはお引っ越し当日、きちんと水が使えるようになっているか早めに確認しておけば万が一トラブルがあった場合もスムーズに対処することができます。
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公共料金の支払いが滞ったらどうなるの?

では、もし何らかの事情でこれら公共料金の支払いが遅れたり滞ったりしてしまった場合はどのようになるのでしょうか。
生活のみならず生命の維持に必要なライフラインがすぐ止められてしまうということが起こり得るのでしょうか。
結論から言えば、支払いが遅れたことでいきなり電気やガス・水道の供給が止められてしまうということはありません。
支払期日(検針日から約1ヶ月が一般的な目安)を過ぎてもなお料金の支払いが確認できなかった場合は、まずは供給元から督促状と払込票が自宅へ届きます。
こうなると通常の料金にプラスして延滞利息を支払うことになります。
延滞利息の料金設定は供給元によってもまちまちですが、1日ごとに0.02%~0.03%ほどの料金を上乗せというケースが多いです。
料金の督促が来ても支払いがなされない場合には、次の段階としていよいよライフラインの供給が停止してしまいます。
供給停止するまでの日数は電気・ガス・水道それぞれで異なり、供給元によっても違ってきますが、電気は検針日の翌日より44~60日、ガスは検針日の翌日より50~70日、水道は検針日の翌日より90~150日が目安の時期となります。
生命維持に最も関わってくる水道はやはり電気やガスよりも供給停止までに猶予が設けられていますが、いずれにせよ止められて良いことはないので早めの支払いを心がけましょう。
経済的事情により支払いが困難な場合は分割払いの相談に応じてくれる供給元もありますので、まずはちゃんと話をするようにしましょう。
供給停止後に供給を再開させるには、支払いが滞っている分の料金を全て支払うことになります。
電気は当日中、ガスと水道は午前中に支払いをすればその日のうちに再開をしてもらえる可能性が高くなります。
ただしガスの再開には開栓時と同様に立ち合いが必要です。
供給が停止してもなお支払いを滞らせていると、最悪のケースとして裁判となって財産を差し押さえられるという可能性が出てきます。
財産を一度差し押さえられてしまうとブラックリストに載り、クレジットカードが使えなくなったり数年の間ローンを組むことができなくなったりということも起こり得ます。
ライフラインを保つというだけでなく、こういった経済的・社会的なリスクを回避する意味でも、公共料金の支払いは滞らせることのないようにしましょう。
公共料金の支払いは、毎月決まった日に自動的に引き落とされるよう口座引き落としやクレジットカード払いにしておくと、うっかり忘れる恐れがなく安心ですよ。
まとめ~ライフラインの情報はしっかりおさらいを~

いかがでしたでしょうか。
今回は電気・ガス・水道の料金とお引っ越し時の手続きについて見ていきました。
どれも普段何気なく利用しがちなものですが、こういったライフラインについての情報を知っておくことはとても重要なので、しっかりおさらいしておきましょう。
電気とガスについては月々の料金が高すぎると感じたら、一度会社やプランを見直してみるのもひとつの方法ですよ。
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