【一人暮らしにオススメなアンペア数】各家電のアンペア数も合わせてご紹介
1人暮らしに最適なアンペア数
生活をする上で重要な電気ですが、電力契約にはアンペア数というのが存在しています。
契約しているアンペア数が高いと料金が割高になりますし、低いと頻繁にブレーカーが落ちてしまいます。
1人暮らしの場合、どれぐらいのアンペア数が最適なのでしょうか。
20アンペアか30アンペアで契約していることが多いようです。
東京電力の従量電力Bというプランだと、最も低いアンペア数は10アンペアとなっており、基本料金は288円、最も高いアンペア数は60アンペアとなっており、基本料金は1716円です。
関西電力では一律396円の基本料金がかかり、アンペア数での契約はありません。
では詳しく見て参りましょう!
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賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
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アンペア数のプランと値段を確認
電力会社と電力契約を行うときには、アンペア数というのが重要になります。
このアンペア数が高ければ高いほど多くの電気を1度に使用できるようになりますが、当然基本料金が高くなります。
そのため、電化製品を同時に使用することが少ないのに高いアンペア数で契約をしていると、余計な支払いが多くなるのです。
では、アンペア数は低い方がよいのかというと、低すぎれば今度はアンペア数の高い電化製品を同時に使用するとブレーカーが落ちてしまうので、使い勝手がかなり悪くなるでしょう。
そこで重要になるのが、最適なアンペア数がどれぐらいなのかを知ることです。
現在では電力が自由化されたことによって、民間企業が電力事業に乗り出してきたため、会社によってプランや料金が多少変わってきます。
そこで東京電力の従量電力Bというプランを例に取って、契約できるアンペア数と料金を確認していきましょう。
最も低いアンペア数は10アンペアとなっており、基本料金は288円です。
最も高いアンペア数は60アンペアとなっており、基本料金は1716円です。
関西電力では一律396円の基本料金がかかり、アンペア数での契約はありません。
これだけ見ても、1人暮らしの人に最適なアンペア数はわかりにくいでしょうが、大体1人暮らしの物件の場合、20アンペアか30アンペアで契約していることが多いでしょう。
ただし、20アンペアではアンペア数を多く使用するエアコンや電子レンジ、ドライヤーなどを同時に使った場合、ブレーカーが落ちてしまうことがあります。
家でよく料理をする人や、夏場の暑い時期に家にいることが多い人は、30アンペアが最適だと言っても過言ではありません。
家電製品を使うときに必要になるアンペア数
とりあえず1人暮らしの場合、30アンペアあれば安心できるのですが、どの家電がどれぐらいのアンペア数を必要とするのかを知らなければ、適切なアンペア数を知ることはできません。
そこでよく家庭で使用されている電化製品は、どれぐらいのアンペア数が必要になるのかを確認していきたいと思います。
エアコン
暑い季節や寒い季節では必要不可欠になるエアコンですが、エアコンにもいろいろな種類が存在しているので、種類によってもアンペア数が異なります。
また、冷房と暖房でもアンペア数が異なるので、種類別に確認をしていきましょう。
エアコンのタイプには6畳用や8畳用などがあります。
6畳用のエアコンを使用した場合、冷房であれば4.7アンペアとなり、暖房であれば4.85アンペアになります。
ただし、このアンペア数は通常時なので、最大ではもっと高いアンペア数となります。
これが10畳用になると、冷房で5.5アンペア、暖房で7アンペアとなるので、基本的に冷房よりも暖房の方が高いアンペア数を必要とするのです。
さらに機種によっても多少異なってきますし、最近では省エネタイプのエアコンもどんどん登場しているので、もっと低いアンペア数で使用できるエアコンもあります。
まずは自宅に設置されているエアコンが何畳用なのかを確認しておくことが大切です。
また、エアコンの本体には運転電流が記載されているので、この運転電流が何アンペアなのかを確かめれば、使用しているエアコンがどれぐらいのアンペア数なのかがわかります。
冷蔵庫
食品や飲み物を保管しておくために必ず必要となるのが冷蔵庫です。
冷蔵庫は常に電気を入れている状態で使用しますが、普通に使用すれば大体2.5アンペア前後となっています。
もちろん冷蔵庫も種類によって多少アンペア数が異なっているので、あくまで平均的なアンペア数だと思っておくのがよいでしょう。
電子レンジ
1人暮らしをしている人にとっては、かなり便利な調理用家電なのが電子レンジです。
電子レンジはワット数が異なるタイプが存在しています。
例えば500ワットや600ワットなどですが、これは消費する電力ではありません。
ワット数というのは、あくまで食品などを温めるのに必要な電力なので、ターンテーブルの回転やファンに使用されている電力はもっと高くなるのです。
では、アンペア数に直すとどれぐらい消費されるのかというと、もちろん種類によっても多少異なりますが、13アンペア前後程度だと思ってよいでしょう。
ドライヤー
髪の毛を乾かすときなどに使用されるドライヤーも、よく家庭で使用されている電化製品になります。
ドライヤーは暖房以上に温かい熱を放出する電化製品なので、その分使用するアンペア数も高くなっています。
ドライヤーを使った場合に使用するアンペア数は、12アンペアぐらいだと言われています。
そのため、比較的多くのアンペア数を必要とする電子レンジなどを同時に使用するのは、できるだけ控えた方がよいでしょう。
洗濯機
汚れた服やタオルなどを洗濯するのに使用する洗濯機も、当然電気を使用しています。
洗濯機も縦型のタイプとドラム式のタイプが存在しており、若干使用するアンペア数も異なっています。
洗濯物がどれだけ入るのかによっても多少変わってくるのですが、平均すると3アンペアぐらいだと言われています。
クッキングヒーター
最近はオール電化の物件も増えてきているので、料理やお湯を沸かすのにクッキングヒーターを使用する人もいるでしょう。
クッキングヒーターは、数多く存在している電化製品の中でも、トップクラスに多くのアンペア数を必要としています。
他の電化製品と同じように、種類によって違いは出てくるのですが、14アンペア前後必要とする物が一般的です。
もしオール電化の物件を借りるのであれば、最低でも30アンペア以上で契約をしておくべきでしょう。
パソコンやテレビ
最近はテレビを見ない人が増えていますし、パソコンでもテレビが見られるので、1人暮らしだとテレビがない家庭もあるでしょう。
それでもテレビは定番の家電製品となっているので、どれぐらいのアンペア数が必要なのか確認してみたいと思います。
テレビの場合には大体2アンペア程度となっています。
近年はコロナの影響もあり、リモートワークを行う人も増えてきました。
そのため、パソコンを導入した人も多いでしょうが、デスクトップパソコンの場合には1アンペア前後となります。
炊飯器
ご飯を炊くための必需品である炊飯器ですが、炊飯器はかなりの高熱を必要とすることもあり、比較的高いアンペア数となっています。
炊飯をするときに使用するアンペア数は、大体11アンペアぐらいだと思っておくとよいでしょう。
掃除機
掃除機もルンバのようなロボットタイプや、サイクロン式の掃除機など、さまざまなタイプが存在しています。
やはり他の電化製品と同じように、タイプによって多少アンペア数が異なりますが、平均すると10アンペア前後になります。
最適なアンペア数の選び方
1人暮らしに最適なアンペア数を選ぶ場合には、同時に使用したい電化製品の数で決めます。
例えば電子レンジとエアコン、クッキングヒーターを同時に使いたい場合には、電子レンジが13アンペア、6畳用のエアコンで冷房を使いたい場合には4.7アンペア、クッキングヒーターを使う場合には14アンペアとなります。
もちろん冷蔵庫も常に電源を入れているでしょうから、さらに2.5アンペア追加します。
そうすると合計で34.2アンペア必要になるので、30アンペアで契約しても少々不足してしまいます。
同時に多くのアンペア数を必要とする電化製品を使いたい場合には、40アンペアで契約をするとよいでしょう。
しかし、ここまで多くのアンペア数が必要な電化製品を同時に使用することは少ないので、30アンペアで契約をしておけば安心です。
20アンペアだと、電子レンジとエアコンを同時に使っただけでもブレーカーが落ちてしまうので、不便に感じることもあるでしょう。
よって1度にたくさんの電化製品を使う人は40アンペア、電化製品を同時に多用することがあまりないのであれば、30アンペアが最適です。
【一人暮らしにオススメなアンペア数】まとめ
1人暮らしに最適なアンペア数を知るためには、まず家にある電化製品がどれぐらいのアンペア数なのかを知っておく必要があります。
その上で同時に使うことが多い電化製品のアンペア数を足してみて、どれぐらい必要になるのかを割り出せば、最適なアンペア数がわかるでしょう。
1人暮らしであれば、30アンペアで契約するのが最適な場合が多いのですが、オール電化の物件やアンペア数の高い電化製品を同時に使うことが多い場合には、40アンペアが最適です。
関西電力では契約時にアンペアを気にする必要はありません。
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