【賃貸物件の照明は勝手に交換してもいい?】交換方法などご紹介
賃貸物件の照明は勝手に交換してもいい?交換方法もご紹介
賃貸物件の照明が切れてしまった場合、室内はご自身で、室外は大家さんが費用を負担することがほとんどです。
初めて照明を交換する場合は大家さんや管理会社へ相談をしておくと安心です。
賃貸物件に住んでいる方は、室内やベランダに設置されていた照明の電気が切れてしまった場合、勝手に交換を行って良いのか分からず悩んだことがあるのではないでしょうか。
賃貸物件の照明はご自身で交換して良い場合と、大家さんが費用を負担して交換する場合があります。
今回は場所によって費用を負担する人が異なる理由と、交換方法や交換の際に気を付けたいポイントについてご紹介いたします。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
室内の照明は入居者が交換する
室内の照明は大家さんに許可を取らずに交換して問題ありません。
入居者は大家さんや管理会社から借りたお部屋の中で照明を付けて生活するため、電球や蛍光灯などを消費します。
そのため、消費した電気や蛍光灯は入居者が費用を出して交換しなければいけません。
しかし、シーリングライトなどの照明器具を交換したい場合は、貸主より借りている物と扱われるため事前に確認が必要です。
室外の照明は貸主が交換する
廊下などの共用スペースの照明が切れてしまった場合は、大家さん、あるいは管理会社などの貸主が交換費用を負担します。
入居者は管理費や共益費を大家さんに支払っているため、共用スペース内に不備が起きた場合はそのお金から設備の修繕、交換が行われます。
もしご自身が共用スペース内の照明が切れてしまっていることに気付いた場合、大家さんに連絡して交換してもらいましょう。
ただし、玄関前やベランダの消灯が切れてしまった場合は入居者のみが使用していた照明と判断し、入居者が交換することがほとんどです。
室外の照明が切れてしまったとき、自分で勝手に交換をしても問題ないか判断が難しい場合は貸主に相談しましょう。
退去時に照明器具を交換する必要はある?
では、賃貸物件から退去する場合、切れてしまった電球や蛍光灯は原状回復の義務として取り換え作業や費用を負担しなければならないのでしょうか。
退去する際に電球や蛍光灯が切れている場合でも、新しい物に変える必要はありません。
電球や蛍光灯は消耗品のため、退去時に切れている場合は/b>大家さんや管理会社が負担してくれます。
もし入居時にご自身で取り付けた照明器具がある場合は、取り外して持ち出す必要があります。
取り外しが難しかったり、次の入居者にそのまま譲りたい場合は一度大家さんに照明を設置したままにして良いか相談してみましょう。
大家さんから承諾を得ないまま照明を残して退去すると、残置物として撤去、処分を行うよう後日連絡が来る場合があります。
入居時に電球や蛍光灯が切れていた場合は?
入居してからすぐに蛍光灯や電球に切れていることに気付いた場合は、大家さんや管理会社に連絡することで交換してもらえることがあります。
前の入居者が使用していた経年劣化による消耗ということになり、新しい入居者が費用を負担する必要がありません。
ただし、賃貸物件によっては新しい入居者が自己負担で購入する場合もありますので、入居直後の照明交換についても契約書や大家さんに直接確認することが必要です。
入居時に照明が設置されていなかった場合は?
室内に照明器具が備え付けられていない場合は入居を始める前に購入し、ご自身で設置をしなければいけません。
照明を購入する前に、まずは取り付けられている照明に対応するローゼットやシーリングなどを確認しましょう。
クローゼットは天井にねじで固定されているため、重たい照明を設置することができます。
シーリングはねじで固定されていないため、軽い物を選ぶ必要があります。
天井に取り付ける照明には、天井にくっつける円盤のようなシーリングライト、提灯のようなペンダントライトの2種類があります。
シーリングライトは広い範囲を照らすことができるように作られているため、リビングなど広い空間に設置することがおすすめです。
ただし、天井とほぼ密着する上体で設置しなければいけないため、電球の交換が少し大変になるかもしれません。
ペンダントライトはおしゃれなデザインが多く、インテリアにこだわりたい方に向いています。
手に届きやすく掃除がしやすいですが、地震などの災害時には落下する恐れがあるため注意が必要です。
照明の見た目だけでなく、明るさや色にもこだわって選んでみましょう。
照明の明るさですが、昼光色、昼白色、電球色という3つの種類があります。
昼光色とは少し青みがかかった白い光です。
青みがある光は清潔感や脳を覚醒させる力があるため、仕事や趣味に集中する空間が欲しい場合はこの色を選んでみましょう。
昼白色は太陽の明るさに近くなるよう調整された光の色です。
自然な明るさのため、特にこだわりが無い場合はこの色を選んで問題ありません。
電球色はオレンジ色のような暖かい光の色です。
落ち着きのある光なので、お風呂場や寝室などリラックスした場所に相応しいです。
また、料理をおいしそうに見せる色とも言われているので、ご飯を食べる部屋に設置するのもおすすめです。
手が届かない場所にある電球、蛍光灯の交換方法とは?
長時間使用していた照明は電源を切った後も熱くなっており、すぐに触ると火傷をしてしまう恐れがあります。
交換をする場合は電源だけでなくブレーカーを落とし、時間を置いてから取り外しを行いましょう。
電球は反時計回りに回せば外せます。
蛍光灯ですが、直管型の物は橋部分を掴んで90度回転させます。
そうするとソケットから外れやすくなるため、左右のどちらかから押し出すように外します。
丸形の蛍光灯は照明と蛍光灯を繋いでいるソケット部分から古い蛍光灯を外し、新しい物と交換します。
ソケットと蛍光灯は留め具で固定されているため、外すことが難しいかもしれませんが、やや上に引っ張ることで外れやすくなることがあります。
高い場所の電球や蛍光灯を交換したい場合、脚立を使って交換しましょう。
椅子や踏み台は足下が不安定ですし、重みに耐えきれず壊れて怪我をしてしまう恐れがあります。
一人で交換する自信が無い場合は、無理をせず家族や背の高い友人に依頼して交換を手伝ってもらいましょう。
取り付けが終わった後はブレーカーを入れてから電源をオンにし、無事に点灯するか確認をしましょう。
【賃貸物件の照明は勝手に交換してもいい?】まとめ
賃貸物件に住んでいる場合、室内の電球や蛍光灯が切れてしまった場合は入居者自身が買い替えをしなければいけません。
廊下やエントランスにある照明は大家さんや管理会社が負担してくれますので、交換しなくても大丈夫です。
初めて照明を交換する場合、自分達で照明を交換して問題ないのか判断が付かない場合は、事前に契約書の内容を確認するか、管理会社に連絡を取りましょう。
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賃貸専門家:安達竜哉
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