【賃貸物件でエアコン設置は可能?】費用の負担や注意点についてまとめ
【賃貸物件でエアコンを設置】増設費用や修繕費用などは誰が負担する?退去するときに注意したいこと

熱帯夜が続き、寝付きにくい季節が到来すると、エアコンのある快適な暮らしを求めてしまいます。
しかし、賃貸物件を借りている借主の場合、何の相談もせずにエアコンを設置することは問題ないのでしょうか。
実は、多くの賃貸物件では禁止されています。
猛暑日が続き、さらには熱帯夜が続くと、どうしてもエアコンのある快適な暮らしを想像してしまいますよね。
涼しい風はもちろんのこと、除湿や暖房が搭載されているエアコンは、今では日本の環境になくてはならないものとなっています。
しかし、賃貸物件の多くでは、勝手に借主がエアコンを取り付けることは許されていないことをご存じですか?
その理由は、設置するためには、壁に穴をあけなければならず、その行為は、契約上違反行為とみなされてしまうからです。
では、賃貸物件の場合、どのようにすればエアコンを取り付けられるのでしょうか。
この記事では、賃貸物件とエアコン設置について、必要な知識についてまとめています。

-
賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
賃貸物件で勝手にエアコンを設置してもいい?

蒸し暑くて眠れない日が続く日本の猛暑日。
こんな状況なんだし、賃貸物件でも勝手にエアコンを設置しても良いのでは?と考える人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、答えはNOです。
というのも、エアコンを設置するためには壁などの必要箇所に穴を開けなくてはなりません。
要するに、賃貸として契約している物件に傷を付けなくては、エアコンの設置はできないということです。
オーナーや管理会社に何も相談せず、独断でエアコンを設置したり、増設したりしてしまえば、この行為がゆくゆくは大きなトラブルを招きかねません。
そうならないためにも、エアコンを設置・増設したいなら、まずは物件を管理しているオーナーや管理会社に確認しましょう。
エアコンを設置するための費用は誰が負担するのか

エアコンの設置には、エアコン本体の料金とは別に、設置費用が必要になります。
エアコンのシーズンに入ると、よくテレビや折り込みチラシなどで「設置費用0円でOK」と言った文言を見たことがある方も多いでしょう。
このように、エアコンを購入する前には、必要になる費用も調べておく必要があります。
エアコン設置に関する諸々の費用に関しては、物件を借りる際に交わした契約書の中に「冷房設備、有り」と表記されていれば、オーナーや管理会社負担で設置してもらえる可能性があります。
また、たとえば下記のような条項が契約書に記載されている場合、エアコンに関わる設置費用や修理費用を、オーナーや物件を管理する会社が負担してくれるかもしれません。
「第 9 条 甲は、乙が本物件を使用するために必要な修繕を行わなければならない。この場合において、乙の故意又は過失により必要となった修繕に要する費用は、乙が負担しなければならない。」
引用元:※ 国土交通省「賃貸住宅標準契約書(改訂版)」
契約書に上記のような記載がない場合でも、借主側で費用を負担するのでエアコンを設置したいと相談することで、承諾してくれる可能性はあります。
賃貸で借りている物件にエアコンを設置する際の注意点

賃貸物件にエアコンを設置するためには、
・エアコンを設置できる物件かどうかを確認
・エアコンを設置して良い場所について確認
・退去時の修繕・クリーニングなどの費用について
・借主負担で設置したエアコンについて
と、4つの注意点があります。
エアコンを設置できる物件かどうかを確認する
せっかく新しいエアコンを購入して設置してもらう日が来ても、設置する場所の確保が難しい物件であったり、配管穴がなくて設置が困難であったりという理由が発覚すると、エアコンの設置は不可能となってしまいます。
そのため、エアコンの購入を検討する際は、オーナーなどへの確認だけでなく、エアコンが設置できる環境にあるかどうかを確認しましょう。
エアコンを設置して良い場所はどこ?
エアコンを設置する場所は、おおむね室外機と繋がる配管穴が開けられている壁にのみ設置が可能となっています。
また、エアコンを取り付ける場合には、以下の条件を満たしているかも確認することが重要です。
(1)エアコン設置予定場所付近にコンセントがあるか
(2)エアコンが設置できるような壁か
(3)スリーブと呼ばれる配管穴があるか
(4)室外機が置けるスペースが屋外にあるか
この条件に達していなければ、エアコンの設置は難しいと言えます。
退去時の修繕・クリーニングなどの費用について
エアコンを設置する場合、壁に穴を開けなくてはならない、と先述しました。
壁に穴をあけてしまった場合は、「原状回復義務」と呼ばれる契約上、借主の負担で修繕しなければなりません。
しかし、事前にオーナーや管理会社に確認を取っている、そのままでも良いと言われた場合には、費用が発生することはありません。
エアコンのクリーニングに関しては、オーナーがいつも依頼している業者に頼んでいる可能性も考慮し、一度相談するとよいでしょう。
理由は、オーナーがお得意様となり、特定の業者が割安でクリーニングを行ってくれる可能性があるためです。
また、お得意様ということもあって、時期も融通して早く行ってくれる場合もありますから、クリーニングをしたい旨をオーナーに確認し、いつも頼んでいる業者などがないかを聞いてみるとよいでしょう。
借主負担で設置したエアコンはどうなる?
せっかく自費でエアコンを設置しても、新しい引っ越し先にはエアコンが設置されていて、持っていくことができない。
こんなとき、オーナーや管理会社は買い取ってくれるのだろうか?という疑問を持つ方も多いでしょう。
原則、借主が設置したエアコンについては、賃貸物件の契約内の「原状回復義務」によって、自分が使用していた物を置くことは許されず、処理しなければなりません。
ただし、これはあくまで契約の範囲内のことです。
オーナーや管理会社によっては、エアコンを設置してもらえたことで、新しい人が入っても、以前よりも快適に暮らせる環境になり、むしろありがたいと感じる方もいます。
そのため、そのままにしておいてもOKと言ってくれる場合や、買取をしてくれる場合もあります。
まずは、新しい物件にエアコンが既に設置されているなどの理由から、現在のエアコンが不要となった旨をオーナーや管理会社に相談してみると良いでしょう。
あらかじめ物件に設置されていたエアコンが故障した場合

賃貸物件にあらかじめ設置されていたエアコンでも、毎日使用していると、年々老朽してしまい、故障してしまうことが考えられます。
この場合は
・管理会社やオーナーに修理してよいか確認
・費用は誰が負担するのか契約書を確認
この2つを覚えておきましょう。
管理会社やオーナーに修理してよいか確認する
賃貸物件にもともと設置されていたエアコンは、管理会社やオーナーの財産と決められています。
そのため、故障してしまったことが原因だとしても、勝手に修理することは避けましょう。
オーナーや、多くの物件を管理する管理会社は、いつもひいきしている業者がいることが多いです。
そのため、まずは設置されているエアコンが故障してしまったことをオーナーや管理会社に相談し、修理しても良いのかお伺いを立てることで、大きなトラブルなく解決できます。
費用は誰が負担するのか契約書を確認する
賃貸物件に設置されていたものが、長く使っていることによって故障してしまったり、クリーニングが必要になってしまったりした場合は、管理する管理会社やオーナー負担になることが一般的です。
逆に、借主の過失によって修理が必要になってしまった場合などは実費負担となります。
契約書にはそれぞれ管理会社やオーナーによって契約内容が異なるケースもありますから、まずは契約書に目を通し、確認することが重要と言えるでしょう。
【賃貸物件でエアコン設置は可能?】のまとめ

賃貸物件によってはエアコンを設置することを考慮されておらず、工事を要する場合があります。
そのため、エアコンに関する疑問がある場合には、前もって管理会社やオーナーに一報を入れ、確認することが重要だと言えます。
この場合は、管理会社やオーナーに設置OKかどうかを確認すること、そして費用はどちらが払うのか、さらに物件の周辺を確認し、問題なく設置できるか否かも確認しましょう。
また、退去する際には、そのエアコンはどうすることになるのかについても詳しく取り決めておくことで、トラブルを未然に防ぐことになります。
賃貸物件の場合、エアコンは勝手に取り付けることはせず、確認することが重要であることを忘れないようにしましょう。
このようなトラブルに合わない為にすでにエアコンが設置されているお部屋を探してみませんか。
エアコン付きの物件一覧はコチラ≫
関連記事

【電気代節約術!】エアコンを上手に使用する方法とは?≫

【お家のエアコン大丈夫?】夏本番前の今!お掃除方法や注意点まとめ≫

【賃貸物件のエアコン移設】取り外し、処分する方法は?≫

【気になる電気代!冷房とドライ】電気代はどちらが安いのか≫

【賃貸物件の設備が故障!】修理はどうしたらいいの?≫

【賃貸物件に温水洗浄便座設置はあり?】自分で取り付ける事は可能なのか≫

【原状回復ガイドラインって何?】賃貸の退去時トラブルを未然に回避!≫

【退去時の壁紙張り替え費用は誰が担う?】張り替え必要費用についても解説!≫

【賃貸物件の照明は勝手に交換してもいい?】交換方法などご紹介≫

【エアコンの水漏れの原因は何?】トラブルの対処方法について≫

【窓用エアコンは涼しい?】設置のコツと注意点や選ぶ時のポイント≫

【エアコンが無い物件の注意点は?】夏と冬を快適に過ごす方法もご紹介≫

