【一人暮らしの水道料金の目安とは?】節約したい方必見!
少しでも節約したい!一人暮らしの水道料金の目安とは?
一人暮らしの水道料金が高いのか安いのかわからない、これが普通?それとも使い過ぎ?
実家暮らしではあまり気にしていなかった水道料金が、自分が負担するとなると不安もあります。
水道料金の相場と、節約方法をズバリ解説します!
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
天理市賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:22年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア22年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキング№1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
水道料金の仕組みはどうなってるの?
水道料金の内訳は「上水道料金+下水道料金」で決まりますが、料金そのものは自治体によって大きな差があります。
また、その上水道料金と下水道料金にそれぞれ基本料金と従量料金が設定されていることがあります。
水道料金は各自治体(市町村)ごとに決められているため、詳しい料金設定は自治体のホームページなどで確認できます。
奈良市の水道料金の一覧表はコチラ≫
まず上水道料金の仕組みですが、一般家庭用の水道メーターの多くには13mm、20mm、25mmの呼び径(口径)の水道管が接続されています。
この呼び径の違いで基本料金が変わり、大きければ高くなるようになっています。
呼び径が大きいと出てくる水量が多く、短時間で大量の水を使えるため高くなるという仕組みです。
賃貸物件の場合は自分で呼び径を選んだり変更したりすることはできませんので、契約時に上水道料金のうちの基本料金は決まっていますが、一人暮らし用物件の場合は概ね13mmの一番小さな呼び径が使われているのが一般的です。
上水道料金の従量料金は、基本料金に設定された基本水量をを超えた場合に発生する料金です。
基本料金には「〇㎥まで」という基本水量が設定されていることが多く、その量を超えて使用すると1㎥ごとに加算される仕組みになっています。
また、使用量に応じて単価が上がる仕組みが採用されていることも多くありますが、漏水や水の出しっぱなしなどが無ければ、極端な使用量になることは無いでしょう。
続いて下水道料金ですが、こちらも基本料金+従量料金の仕組みが多く採用されています。
上水道のように呼び径はありませんので、単純に排水した水量でメーターが回り、基本料金内に定められた基本水量を超えた分は従量料金が加算されます。
なお、下水道でも使用量に応じて単価が上がる仕組みが採用されている場合があります。
これらの基本料金と上下水道の使用量から水道料金が計算されますが、水道メーターの検針は2ヶ月に1度だけになるため、2ヶ月分を合計して支払うことになります。
実際の水道料金はどのくらいかかるものなの?
分かりやすいように、2020年度の奈良市の水道料金の仕組みを元に説明します。
※すべて10%の消費税込みで説明します。
奈良市の水道料金の基本料金
奈良市は各呼び径ごとに基本料金が異なり、基本水量が2段階で設定されています。
13mm → 基本水量8㎥まで 803円 / 10㎥まで 1,023円
20mm → 基本水量8㎥まで 1,375円 / 10㎥まで 1,804円
25mm → 基本水量8㎥まで 1,936円 / 10㎥まで 2,585円
上水道の従量料金
メーターの口径に関わらず、上記の基本料金で定められた基本水量を超えた場合に加算されます。
10㎥までが基本料金の含まれますが、それを超えて一定量ごとに料金が変動します。
10㎥を超えて20㎥まで → 1㎥につき 170.5円
20㎥を超えて50㎥まで → 1㎥につき 220.0円
50㎥を超えた分 → 1㎥につき 236.5円
下水道の料金
奈良市は下水道の基本料金に基本水量が設定されていません。
そのため、使用水量に応じた料金はすべて加算される仕組みになります。
下水道の基本料金は165円、使用水量1㎥につき136.4円が発生します。
1ヶ月の料金はどうなるの?
実際に1ヶ月分を計算し、水道使用量ごとにまとめてみました。
口径が13mm、上下水道の使用量は同量の使用量になっていると仮定します。
・使用量が5㎥の場合
上水道基本料金(803円)+従量料金(0円)+下水道基本料金(165円)+従量料金(682円)=1,485円
・使用量が10㎥の場合
上水道基本料金(1,023円)+従量料金(0円)+下水道基本料金(165円)+従量料金(1,364円)=2,552円
・使用量が15㎥の場合
上水道基本料金(1,023円)+従量料金(852.5円)+下水道基本料金(165円)+従量料金(2,046円)=4,086.5円
総務省が発表した2019年の単身世帯1ヶ月当たりの水道料金支出が、平均で2,120円と発表されています。
使用量の平均は8㎥と言われており、奈良市であれば2,059.2円となりますので、使用量が極端に増えたりしなければ平均的な価格帯で水道料金を抑えることができるでしょう。
水道の使用量が多いのはどこ?
水道料金の使用量はすべて㎥で計算されますが、1㎥で1,000リットルです。
1,000リットルと言うととても多いように感じますが、単身向け賃貸物件に多く採用されているユニットバスのバスタブの容量は250リットルほどあるため、目いっぱい入れることは無くても一度の入浴で200リットルくらいは使用します。
そうなると、5日ほどの入浴で使う量だと考えれば分かりやすいでしょう。
家庭内で水道使用量の多いものは?
もっとも多く水を使うのは入浴です。
バスタブに湯張りするのもそうですが、シャワーを使う場合でもずっと出しっぱなしになると相当な使用量になります。
続いてトイレですが、水洗トイレの世代によって大きく水の使用量が異なり、古いトイレの場合はタンクの容量が20リットルありました。
比較的新しい節水トイレなら5リットル以下の水で流せるように作られており、使用1回あたりの水量が文字通りけた違いに少なくなっています。
15~20年前のモデルでも10リットルくらいに節水されていることが多いので、トイレが新しいというだけで大きなメリットがありそうです。
洗濯にもかなりの水量を使います。
洗濯機の容量にもよりますが、1回あたり30リットル~40リットルくらいの使用量になります。
一人暮らしであれば毎日洗濯しないという人も多く、月間の洗濯での使用量はさほど多くありませんが、節水の余地がありそうです。
その他に、食器などの洗い物などに使う水です。
流しっぱなしで洗い物をしていると以外なほど水を使っていることになります。
使い方に見直す余地がありそうです。
水道の使用量を減らす!上手な水道の節約方法とは?
水道料金を節約する方法はズバリ、「使用量を減らす」他にありません。
しかし、入浴をしないというのも難しいですし、トイレを我慢するというのは別の問題につながります。
そのため、簡単に出来る節約は『無駄遣いを減らす』という方法になります。
お風呂の使い方を見直す
バスタブにお湯を溜めると1回あたり200リットル、シャワー1分あたり約12リットルの使用量になります。
併せて使うとなると入浴1回当たりの合計使用量はかなり多くなることになりますので、併用する場合はシャワーの使用量を減らすくらいしか節約方法はありません。
そこで使える節水テクニックは2つです。
ひとつは、シャワーヘッドを節水タイプに変えることです。
噴出孔を少なくして、少ない水量でも十分な効果が得られるシャワーヘッドで、製品によって7割くらいの節水が可能です。
手元でシャワーを出したり止めたりできるものなら、無駄遣いを減らすことができます。
特殊な工具なども使わず交換できるものが多いため、交換が簡単にできるのが特徴です。
もうひとつは残り湯の再利用です。
代表的なものは洗濯で、残り湯を洗濯に使うことは大きな節水になります。
洗濯に使うことで、温かい湯を使うことで汚れ落ちに効果があるため、入浴後の残り湯を使うことに大きなメリットがあります。
但し、残り湯は皮脂や雑菌が含まれており、清潔な状態ではないので仕上げのすすぎは水道水を使用しないと異臭の原因になってしまう可能性があるので注意して下さい。
部屋干しの匂いが残らない方法を紹介≫
洗濯以外では掃除用にバケツに取っておくなど、多少汚れた水でも良い場面に使えるでしょう。
キッチンの使い方を見直す
水を出しっぱなしで洗い物をすると、シャワー同様に1分あたりで12リットル、蛇口の造りによってはそれ以上の使用量になります。
流水よりも溜め水で洗う方が水の使用量は抑えられるため、洗い物の際には洗い桶などを使って溜め水を上手く使うようにしましょう。
その他に、蛇口に手を加えて節水する方法があります。
蛇口の内部に入っているコマという部品を節水コマに変える方法や、蛇口の先に節水ノズル取り付ける方法です。
いずれも蛇口の形状によって対応できない場合があるため、すべての蛇口に使える方法ではありません。
また、器具の交換などを行う場合には管理会社への相談などが必要になる場合がありますので、事前に確認を行いましょう。
水道料金は物件によって違うの?
賃貸物件の場合、水道料金は固定費用となっている物件もあります。
月額2,000円といった固定費用が家賃と一緒に引き落としされる仕組みです。
建物全体で1つの水道メーターを使用している物件に多く、個別に使用量を測定できない物件で採用されていることが多く、単身向けの賃貸物件に多く見かけます。
しかし、水道料金が固定費といっても使い放題というわけでは無く、使用量が極端に多いと追加請求となることもありますので、無駄遣いはしないように気を付けましょう。
また、水道使用量の多いトイレも物件選びのポイントになります。
節水トイレに変えたくても、賃貸物件のトイレを自分で変えることはできません。
トイレの機種に詳しい人でもなければ内見で節水トイレかどうかを見極めることは難しいですが、築年数やリフォーム時期などでトイレの機種がいつ頃作られたものかが分かります。
20年以内に建てられた、もしくはリフォームでトイレを入れ替えた場合は昔の機種と比べて大きく節水になっている可能性が高いと言えます。
物件選びの段階で水道使用量に大きな影響が出るポイントなので、しっかりとチェックしておきましょう。
まとめ:節水の目安とは?
水道料金は各自治体ごとで大幅に変わり、同じ都道府県内でも地域によって大きな差がありますので、金額がいくらだったら高い、安いと比べることは難しいです。
そのため、一人暮らしの平均使用量である8㎥よりも多いか少ないかを基準に節水ができているかどうかの判断をしましょう。
普段から水道料金や使用量を意識することが、節水に繋がるでしょう。
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賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア22年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキング№1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
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