【一人暮らしは始めるタイミングとは?】メリット・デメリットも合わせてご紹介
【一人暮らしはいつから始める?】一人で暮らし始める最適な時期やメリット・デメリットを紹介
一人暮らしを始めるタイミングは
・年齢や精神面の変化
・大学への入学時
・大学の卒業時
・引っ越しのオフシーズン
・就職
の5つが挙げられます。
それから、
・20歳未満=親権者の同意が必要=一人での契約は不可能
・20歳以上=成人とみなされる=単独での契約は可能
という決まりがあります。
未成年が賃貸物件を契約する場合は、一般的な契約と違いはあるのでしょうか。
人生で初めて迎える一人暮らしという大きな決断。
自分の好きなインテリアを飾ったり、好きな時間に好きなことを楽しめたりするなど、実家にはない魅力がたくさん詰まった新しい人生の幕開けです。
そんな憧れも多い一人暮らしを始めるには、まずなにをしなければならないかをご存じですか?
一人暮らしを始めるためには、あらかじめ物件を見て回り、メリットやデメリットを考慮したうえで物件を決め、その上で契約、そして引っ越しという順序があります。
この記事では、一人暮らしを始めるには何歳から可能なのか、また、そのために必要な知識や、メリット・デメリットなどについてまとめています。
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一人暮らしって何歳からできる?
一人暮らしは原則どなたでもできますが、20歳以下の未成年の場合は、親権者の許可なく契約を行うことは法律で認められていません。
つまり、未成年が単独で契約はできないという決まりになっています。
また、連帯保証人の欄にも親権者の名前が必要になることから、
・20歳未満=親権者の同意が必要=一人での契約は不可能
・20歳以上=成人とみなされる=単独での契約は可能
と、契約自体にそれぞれ違いがあります。
一人暮らしを始める方の年齢によっては、契約に親権者が必要になることを頭に入れておきましょう。
一人暮らしを始めるのに適した時期とは?
一人暮らしを始めるために適した時期はあるのでしょうか。
一般的に多いのは、3月~4月の新学期・新生活シーズンと言えます。
ただ、このシーズンは賃貸物件を扱う業者やオーナーによってもうれしい時期なのです。
というのも、この時期は家賃を低くしなくても入居者が集まってくる時期だからです。
そのため、比較的安く引っ越しを済ませたいと考えている方や、良い物件ではあるけれど家賃が高いために家賃交渉をしたいと考えている方がいたとしても、現在の条件でも良いという入居者を優先して契約を行います。
そのため、この時期に引っ越しをする場合は、少々高めの引っ越し費用が必要になってしまいます。
できるだけ引っ越し費用を安くしたい場合は、3月~4月のシーズンを避け、比較的費用を安く済ませられる時期に行うのがいいでしょう。
一人暮らしを始めるタイミング
一人暮らしを始めるタイミングは、年齢や気持ちの変化などによっても違いがあります。
一般的なタイミングとしては、
・年齢や精神面の変化
・大学への入学時
・大学の卒業時
・引っ越しのオフシーズン
・就職
の5つがあると言えます。
年齢や精神面の変化
20歳になり、親権者の同意が不要になったタイミングが一人暮らしの一般的なタイミングと言えるでしょう。
また、成年になるに伴い、精神面でも、「実家に住み続けるのではなく、そろそろ自立した方が良いのかな」と考え始めるようになったころも、一人暮らしを始めるタイミングと言えます。
大学への入学時
大学の進学を機に一人暮らしを始められる方も多いです。
地元から通学するのが困難などの理由が多いことから、この時期も一人暮らしを始めるタイミングとして適していると言えるでしょう。
この場合、大学入学が決まったときに部屋を探すことになると、なかなか良い物件が見つけられず、通うことが困難になってしまう可能性があります。
そのような状況に陥らないためにも、大学を受験することが決まった段階で、あらかじめ大学付近で借りられる物件がないかをリサーチしておくと安心でしょう。
大学の卒業を機に
大学の卒業が決まった段階で、一人暮らしをするというタイミングもあります。
社会人としての生活が始まると、実家で暮らしている場合は生活音などが聞こえてしまうなど、かえってストレスになる場合があります。
また、一人で考える時間を持ちたいという場合や、大学時代にお世話になった友人を自宅に呼んで親睦を深めたいという場合も、実家ではなかなかか難しいものがあるでしょう。
このような場合でも、一人暮らしを始めていれば気兼ねなく人を呼べますし、自由に自分の時間を過ごせるため、大学の卒業をひとつのタイミングとして考える方も多いと言えます。
引っ越しのオフシーズン
先述したように、引っ越しのオフシーズンを狙うのも、ひとつのタイミングと言えるでしょう。
引っ越しでは、物件の下調べから新しい家具の準備などに時間もお金も多く掛かってしまいます。
そのため、引っ越しシーズンと呼ばれる3月~4月では物件の下見などの予約も取りにくく、条件によっては良さそうな物件を見つけても、すぐに決まってしまうこともあります。
そうならないためにも、あえてシーズン期間を外したシーズンオフ期に一人暮らしを始めるという方も多いです。
就職をしてから
すでに務めている会社の転勤や異動によって、一人暮らしをはじめるきっかけになる方も多いです。
この場合、会社によってはあらかじめ会社が所有する物件などに空きがあれば、優先的にその物件に住むことが可能な場合もあります。
一人暮らしを始めた際のメリット・デメリット
一人暮らしを始めたことで得られるメリットやデメリットには、どのようなことがあるかをご存じですか?
メリットやデメリットを知っておくことで、一人暮らしへの覚悟ができますから、この点もしっかり頭に入れておきましょう。
一人暮らしを始めるメリット
(1)自分主体の生活管理ができる
起きる時間や寝る時間、入浴の時間や友人を呼ぶなど、生活すべてが自分主体で動かせるようになります。
実家に居た頃であれば、お風呂の時間も夕食の時間もある程度決まっていましたが、それらすべてが自分の判断で決められるようになります。
(2)自分の好きな家具を楽しめる
趣味や好きなものがあるのであれば、自宅に好きなように飾れるのもメリットと言えるでしょう。
実家であれば気を使って飾れなかったフィギュアやインテリア雑貨も、一人暮らしを始めたことで気兼ねなく置けるようになります。
自分の好きなように自宅を飾ることができるため、自分の好きな自宅へと変えていくことが楽しみになる方も多いでしょう。
(3)生活能力の向上
一人暮らしを始めたことで、家賃や光熱費を自分自身で支払っていかなくてはなりません。
実家で暮らしていたころは、両親がやってくれていたことも、今度は自分自身で行わなければならないため、生活能力の向上を図ることも可能になります。
どれだけの収入があり、どれだけの支出があるのかを数字で見るのも、一人暮らしを始めたことで初めて知るという方も多いでしょう。
一人暮らしを始めるデメリット
(1)家事が必要になる
実家で暮らしていた間は、家族が居てくれたことで家事をする必要はありませんでした。
しかし、一人暮らしを始めることになれば、ご飯支度、洗濯、掃除をはじめ、お風呂掃除やトイレ掃除など自宅で起きるすべてを自分ひとりでこなさなければならなくなります。
(2)生活リズムが悪くなりやすい
自分中心の生活ができるからこそ、だらしなくなってしまうことも考えられます。
というのも、いつ寝ても良い、いつ起きても良いというスタンスから始まり、食事も適当に済ませてしまうようになると、どんどん生活リズムが狂い、体調不良や生活習慣病の原因となることがあります。
憧れの生活ができるようになったとしても、ある程度は規則正しく暮らしていくことが大変重要だと言えるでしょう。
(3)体調不良のときが大変
風邪や骨折など、自分が体調を崩してしまったときは、とても大変になります。
ご飯支度もできず、また体調が悪いなかでは買い物にも行けないため、水分を取りたくても体が動かせず、寝てやり過ごそうと考える方も多いです。
万が一ご自身の体調になにかあったときのために、友人に連絡先を教えておく、近所づきあいをしっかりしておくなど、困ったときに助けてもらえるような環境をあらかじめ作っておきましょう。
そうすることで、体調不良になったときの孤独をいくらか減らすことができます。
【一人暮らしは始めるタイミングとは?】まとめ
一人暮らしを始めるタイミングとしては、成年に達した20歳を基準に考える方が一般的、ということが分かりました。
また、それ以外にも、精神的に一人暮らしを考えはじめた頃や、引っ越しのシーズンオフなども多いということが理解できたかと思います。
一人暮らしと言えば、自分の生活リズムを確立でき、実家にいたときよりも暮らしやすくなる部分もあるでしょう。
しかし、両親が今までしてくれていたことを、すべて自分ひとりでやらなくてはならないことを考えると、しっかりとした覚悟がなければ始められないという面もあります。
一人暮らしをうまく軌道に乗せるには、安定した生活リズムにそった暮らしができること、家事や炊事を自分ひとりでできることなどが大切です。
せっかく一人暮らしを始めるのですから、少しでも楽しく生活できるようにしっかりと準備をしましょう。
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