【派遣社員も賃貸住宅を借りることは出来る?】審査を通りやすくするポイント
派遣社員が賃貸住宅を借りるときのポイント
賃貸住宅を借りる場合、収入が安定している正社員や公務員は審査を通過しやすいでしょう。
それに対して派遣社員は審査に通りにくい傾向にありますが、ポイントをしっかりと押さえておくことで、審査にも通りやすくなります。
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賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士の資格保有。奈良市の賃貸業界屈指のオールラウンドプレーヤー。奈良市の新築から既築の物件まで情報を網羅。特に新築物件は人気があるので、皆様にいち早く情報をお届け!豊富な知識で紹介も多く年間成約数は弊社ランキングTOPの実績。「奈良生まれ、奈良育ち」の木寅が「ピタッ」とくる奈良市の賃貸情報を配信。奈良の賃貸物件の事はお任せあれ!
派遣社員が賃貸住宅の審査に通りやすくする方法
正社員やアルバイトは直接会社に雇用されており、給料も入社時に決まっているので、派遣社員に比べて収入は安定していると言えるでしょう。
そのため、賃貸住宅に入居する際の審査にも通りやすい傾向にあります。
それに対して派遣社員は派遣会社と契約を結びますが、直接派遣元で仕事を行うわけではありません。
派遣会社は他に契約を結んでいる会社に社員を派遣し、派遣先の会社から給料をもらうことになるので、登録しているだけでは無職と同じような状態なのです。
登録しているだけでは給料がもらえない派遣社員の場合、正社員やアルバイトとは異なり、収入が安定しているとは言えません。
そのため、賃貸契約を結ぶ場合も、審査に通りにくいことがあるのです。
では、派遣社員が賃貸住宅の審査に通るのは難しいのかというと、決してそのようなことはありません。
審査に通るためのポイントを把握しておくことで、審査にも通りやすくなると言えるでしょう。
審査に通りやすくするためのポイントは、「家賃の安い物件を選ぶ」「ある程度収入が多くて安定している人を連帯保証人にする」「記載漏れや期限切れに注意する」「不動産会社によい印象を持ってもらえるように心掛ける」「派遣会社に在籍確認が来ることを伝えておく」ことです。
家賃の安い物件を選ぶ
審査に通るための重要なポイントは、きちんと家賃を支払っていけるかどうかです。
そのため、給料の3分の1以下の家賃の物件にすることで、審査にも通りやすくなります。
しかし、派遣社員は給料が安定しないこともあるため、現在もらっている給料の4分の1以下の家賃の物件を選ぶことで、より審査に通りやすくなるでしょう。
自分の給料に対して無理のある家賃の物件を選ぶと、その分審査にも通りにくくなるので注意が必要です。
ある程度収入が多くて安定している人を連帯保証人にする
最近は保証人不要の物件も増えていますが、保証会社に申し込む際に連帯保証人を付けることによって、審査に通りやすくなります。
ただし、連帯保証人になる人の収入も重要になるので、できるだけ収入が高くて安定している人に連帯保証人をお願いするのがよいでしょう。
しかし、そう簡単に収入が多くて安定している人が見つからない人もいますが、審査に通りやすくする有効的な方法と言っても過言ではありません。
記載漏れや期限切れに注意する
審査をする際には、必ず書類を作成します。
書類を作成する際に注意するべきことがいくつかあるのですが、それは記載漏れを無くすこと、期限までにきちんと提出することです。
書類に記載されている内容に誤りがある場合や、記入されていない箇所があると、いい加減な人と思われる可能性もあります。
また、期限までにきちんと書類を提出しないと、家賃もきちんと期限までに支払ってもらえないのではと思われるので、記載漏れや期限切れには十分注意しましょう。
不動産会社によい印象を持ってもらえるように心掛ける
直接審査を行うのは保証会社や大家さん、管理会社になりますが、会社のように面接をするわけではありません。
そのため、書類の内容と仲介を行った不動産屋の証言で決まってしまいます。
それに対して仲介を行っている不動産屋は、直接入居希望者と会って内見や説明を行います。
直接会うということは、大体ではあってもどのような人なのかを審査する側よりも把握しやすいと言えるでしょう。
そのため、不動産屋によい印象を与えることが重要です。
なぜなら不動産屋は大家さんや管理会社にどのような人なのかを伝えることが多いからです。
よい印象を持たれれば、それだけ審査にも通りやすくなるでしょう。
派遣会社に在籍確認が来ることを伝えておく
保証会社で審査を行う場合、必ず本人や連帯保証人、所属している会社のいずれかに確認の連絡が入ります。
派遣社員であれば、所属していることを確かめるために、登録している派遣会社に連絡がいくのが一般的です。
ここで重要なことは、派遣社員の場合は派遣元で仕事をするのではなく、派遣先で仕事をしている点です。
正社員やアルバイトであれば、実際に勤務している会社名を記入するのですが、派遣社員の場合には派遣先ではなく、自分が所属している派遣元の会社名を記入する必要があります。
そうしないと派遣先の会社に確認の電話がかかってきた際に、このような社員はおりませんと言われてしまうからです。
また、所属している派遣会社にも、引越をするので保証会社から確認の電話が来ますと伝えておくとよいでしょう。
他にも審査を行う前に身分証明書を提示することになりますが、このときに健康保険証を使用するのが効果的です。
その理由は健康保険証であれば、所属している会社名が記載されているため、在籍していることが明らかになるためです。
少しでも家賃が安い物件を探す方法
賃貸住宅を借りるときに、最も重要なのは家賃がきちんと支払えるかという点です。
公務員や正社員であれば、よほど家賃の高い物件を選ばない限り、家賃の滞納などがなければ審査に通ることが多いでしょう。
しかし、派遣社員は公務員や正社員に比べて審査に通りにくい傾向にあるため、家賃の安い物件を探すようになります。
そこで家賃の安い物件を探すポイントについていくつか紹介していきます。
主なポイントとしては、「事前にインターネットで調べる」「フリーレントの物件を探す」「繁忙期を避ける」「詳細条件を緩くする」などがあります。
事前にインターネットで調べる
人によっては引越をしたいと考えている地域の周辺にある不動産屋に、いきなり訪ねていくこともあるでしょうが、現在ではインターネットで下調べをするのが一般的です。
いきなり訪ねていくと、候補の物件がすでに埋まっている可能性があるので、せっかく来店しても無駄足になることがあります。
そうならないために、まずインターネットで下調べを行い、候補をいくつかピックアップしておきましょう。
その上で不動産屋に問い合わせを行い、まだ空いていれば内見の予約をします。
インターネットを使うことで、探せる範囲が一気に拡大しますし、複数のサイトで調べることにより、より多くの物件が発見できるでしょう。
手間も時間も減らすことができるので、インターネットは活用するべきです。
どうしてもインターネットに接続できる環境がないのであれば、不動産関連の雑誌を購入し、電話でまだ空きがあるのか、内見は可能なのか確認をしましょう。
フリーレントの物件を探す
審査に通りやすくするためには、家賃の安い物件を探すことも重要ですが、初期費用を抑えることも重要です。
最近は敷金や礼金、仲介手数料以外にも、鍵の交換費用や部屋の消毒を行う費用など、初期費用がかなり高くなることも珍しくはありません。
そこで敷金や礼金、仲介手数料などを抑えることができるフリーレント対応物件を探すことで、初期費用を大幅に削減することができるのです。
しかも家賃が1ヶ月分から2ヶ月分無料になるのも特徴で、総合的に見るとかなりお得だと言えるでしょう。
フリーレント対応物件は、空いている部屋を少なくする目的で導入されているシステムなので、派遣社員でも若干ではありますが、審査に通りやすくなることもあります。
繁忙期を避ける
より家賃が安くて好条件の物件を探すためには、繁忙期を避けることも大切です。
繁忙期は1月から3月、9月や10月が当てはまります。
この時期は引越を行う人が増えるため、引越業者の料金も高くなる傾向にあります。
少しでも費用を抑えるためには、どうしても引越をしなければいけない理由がない限りは避けるべきです。
詳細条件を緩くする
インターネットで賃貸物件を探すときには、候補地を通っている路線や市区町村などで絞り込むことができます。
さらに詳細条件を選択することも可能です。
例えば駅から15分以内の物件に絞る、2階以上の物件に絞るなどです。
詳細条件をたくさん選択することでどんどん検索候補が少なくなっていくため、地域や時期によっては自分が引越をしたい条件の物件が見つからない可能性があります。
そこでどうしても譲れない点以外は選択せず、詳細条件を緩くすることで、より多くの候補を探すことができます。
【派遣社員も賃貸住宅を借りることは出来る?】審査を通りやすくするポイントまとめ
派遣社員の場合、公務員や正社員に比べると審査に通りにくくなりますが、審査に通らないわけではありません。
収入の4分の1程度の家賃の物件を探す、不動産屋に好印象を与えられるようにする、記載漏れや期限切れに注意するなどのポイントを押さえておけば、審査に通りやすくなります。
可能であれば収入が多くて安定している連帯保証人を付けるのがよいでしょう。
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