【無職でも賃貸物件を借りれるの?】審査を通しやすくする8つのポイント!
無職で賃貸物件を借りるには?ポイントを解説!
職がない状態でも賃貸物件を新たに借りる必要がある。
しかし収入がないため入居審査に通るか不安だ。
こういった時はどのようにすれば良いのでしょうか。
無職の状態でも出来る限り入居審査に通りやすくするために必要なポイントを、詳しく解説してゆきます。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士の資格保有。奈良市の賃貸業界屈指のオールラウンドプレーヤー。奈良市の新築から既築の物件まで情報を網羅。特に新築物件は人気があるので、皆様にいち早く情報をお届け!豊富な知識で紹介も多く年間成約数は弊社ランキングTOPの実績。「奈良生まれ、奈良育ち」の木寅が「ピタッ」とくる奈良市の賃貸情報を配信。奈良の賃貸物件の事はお任せあれ!
無職だからといって賃貸物件が借りられないわけではない
訳があり、現在職がない状態。
新たに職を探すにしても、まずは住まう場所を確保しなければならない……個々の事情が複雑化している今の世の中、このような状況で賃貸物件を探される方もけして少なくはないでしょう。
ですが、賃貸物件を借りるためには入居審査というものがあります。
審査では入居を希望される方が毎月きちんと家賃を収める支払い能力があるかや、どのような社会的属性であるかなどのデータを元に、入居にふさわしいかどうかを判断されます。
となると、安定した収入が望めない無職では入居審査に通らないのではないか。
そう心配される方は多いと思います。
事実として、職に就いており安定した収入が見込める人と比較すれば、無職の状態では入居審査で落とされる確率は高いと言えます。
しかしそれは、審査に通らないという話ではありません。
きちんとポイントを踏まえて臨めば、入居審査に通りやすくすることはできます。
もちろん確実に通るという保証があるものではないですが、それはどのような条件の人でも同じことです。
望んだタイミングで望んだ物件に住むことができるよう、ばっちり要点を押さえておきましょう。
入居審査に通りやすくする8つのポイント!
①預貯金審査を受ける
今は収入がなくとも家賃を払い続ける能力はあるということを示すひとつの手だてとして、「預貯金審査」を受けるという方法があります。
これは読んで字のごとく「今これだけの預貯金がありますよ」ということを示すもので、通帳のコピー等を提出して実際の金額を見てもらう流れになります。
どのくらい預貯金額があれば審査に通るかのラインとして「家賃2年分」という目安があり、これに満たないと落ちやすいと一般に言われています。
当然、預貯金額が高いほど審査に通りやすくなります。
なかなか基準の厳しい審査とも言えますが、貯えはあるという方にとっては明解な支払い能力の証明方法となってくれます。
②保証人に収入が安定している人を選ぶ
多くの場合、賃貸契約を結ぶ際に保証人や連帯保証人を立てることになります。
それを誰にお願いするかを決める際の基準として、できるだけ収入が安定している方を選ぶのは入居審査に通りやすくするためのポイントとなります。
保証人であるか連帯保証人であるかによって詳細な扱いは変わってきますが、いずれにせよ入居者が万が一家賃を支払えなくなった場合は代わりに請求が行く対象になります。
収入が安定している方が保証人になってくれれば、管理会社や大家さんにとっては家賃を回収できないリスクを少なく見積もることができ安心ですから、入居審査にも通しやすいという訳です。
もちろん保証人をお願いする方にはリスクも含めてちゃんと説明をしましょう。
とくに保証人か連帯保証人かではかかる責任の大きさが全く違います。後々のトラブルを避けるためにもぼかさず伝えるようにしてください。
③家賃保証会社を利用する
先の項目でも触れましたが、入居審査に通りやすくするには管理会社や大家さんが家賃を回収できないリスクを減らすことが重要です。
「家賃保証会社」を利用するというのも、そのために有効な方法のひとつです。
家賃保証会社というのは簡単に言うと、入居者が家賃を支払えなくなった際に支払いを立て替えてくれる会社のことです。
これを利用すれば管理会社や大家さんが家賃を回収できない心配はなくなり、入居審査に通る可能性も高くなります。
この家賃保証会社の利用を必須条件としている物件もあります。
ただし幾つか注意点もあります。まず家賃保証会社の利用には家賃とは別に利用料がかかります。
そして当然ながら家賃の立て替えをしてもらったら返済の義務を負うことになります。
また、家賃保証会社の利用自体にも審査が必要ですのでこれに通らなくてはなりません。
常習的に家賃を滞納したりしていると、そもそもこの審査に通らなくなりますから注意しましょう。
④家賃前払いでの賃貸契約を打診する
管理会社の判断次第にはなりますが、収入が現状なくても、まとまった家賃――たとえば1年分を先に支払うことで契約が可能になるケースもあります。
まとめて多くの額を支払うことになるものの、前払いした期間分の家賃未回収のリスクを一度に消すことができますから、貸主側を安心させる方法として使える一手です。
もし手持ちに余裕があるのであれば相談を持ちかけてみるのも良いかもしれません。
⑤マンスリーマンションなどと契約する
ご自身の生活のスタイルと合うのであれば、マンスリーマンションのような短期間の居住前提の物件を探して契約するというのもひとつの方法です。
契約の際にまとめて金額を支払うことになりますが、このタイプの物件であれば無職の状態でも契約しやすいと言われています。
家賃は少し割高にはなるものの基本的に敷金礼金の類は必要なく、退去時の清掃費がかかるくらいです。
光熱費や水道代はいわゆる定額制で、一日いくらという形で設定されているので明解です(とはいえ、あまり使い過ぎると別途請求が発生するケースもあります)。
また、家電や家具はあらかじめ備えつけのものがあり、買い揃える必要がないのも大きなメリットです。
⑥家賃が安い物件を探して申し込む
収入がなく貯えも多くない状態では、預貯金審査を受けようにもまとめて前払いしようにもハードルが高くなります。
そして家賃が高ければ高いほど当然求められる預貯金額も高くなります。
住むお部屋の条件を妥協したくないあまり、ご自身の懐事情に見合わない家賃の物件を借りようとしても現実的ではありません。
まずは家賃が安いという条件を優先させてお部屋を探し、しばらくはそこで我慢して収入が安定したら別のお部屋を探すという流れでいくのが得策です。
⑦審査時に転居の理由ははっきりと伝える
入居審査で見られるポイントは、第一はやはり家賃の支払い能力についてですが、それだけではありません。
様々な要素を包括的に見て判断されます。
「なぜ転居をするのか」「なぜその物件を希望するのか」これらをはっきりと示すことができれば、判断材料のひとつになる可能性があります。
逆にそこが曖昧だとマイナスポイントになる恐れもありますから、転居理由はきちんと示せるよう明確にしておきましょう。
⑧不動産会社や貸主とのやり取りにはきちんと気をつかう
入居審査における判断材料として、家賃の支払い能力と並んで重要なのが入居希望者の人柄・人物像です。
貸主側としては、もし頻繁にトラブルを起こすような相手を住まわせてしまったら物件自体の信用に関わり、物件の管理・運営において大きな損失となってしまいます。
ですから賃貸契約を結ぶ前の段階から、貸して問題のない相手かどうか見極めておく必要があるわけです。
そのため、不動産会社の担当者とのやりとりや貸主の前での態度は常に、「信頼できる相手か」「トラブルを起こす心配のない相手か」という目で見られていると意識しましょう。
服装や言動など、いい加減なものにならないよう注意しましょう。
貸主側と会う機会はごく限られているのですから尚更です。一度悪い印象を持たれてしまうとリカバリは難しく、入居審査の結果にも大きく響いてしまいますよ。
まとめ~ぜひ不動産会社にも相談を~
いかがでしたでしょうか。
今回は職がない状態でも賃貸物件は借りられるか、入居審査に通りやすくするためのポイントについて見ていきました。
先に述べたように、無職だから賃貸物件が借りられないということはありません。
ですが、職がない・安定した収入がないということが入居審査の判断材料として大きなマイナスであるのも事実です。
審査基準は物件や貸主側によっても様々なので「こうすれば絶対に通ります」という道を示すこともできません。
それゆえに、プラスに働きうることは出来限りしておくのが大事です。
ご紹介した「こうすれば通りやすい」というポイントを踏まえて対策をとってゆきましょう。
お部屋探しを担当する不動産会社が入居審査に通りやすくなるノウハウを持っていることもあります。
不動産会社との信頼関係も重要な点ですから、正直に現状を相談して話を聞いてみましょう。
『賃貸のマサキ』でもお部屋探しをしっかりサポートいたします。ぜひご相談くださいね。
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