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担当者:古川真史
【奈良に住んで20年】奈良を誰よりも愛し続ける奈良ヲタク。人気グルメから人口や歴史、鹿の生息数。何でも答えます。最近は大仏プリン推し。
借金があると賃貸契約はできないのか
借金があると、賃貸契約ができなくなるのではと不安を抱えている人もいると思います。
そこで本当に借金をしていると賃貸契約が行えなくなるのか、審査で不利になることはないのかなど、借金を抱えている人向けに解説させていただきます。
借金が理由で審査に落ちる可能性は低い
賃貸住宅を契約するためには、きちんと家賃を支払っていけるのかが重要になります。
そのため、借金があると契約できないのではという不安を持っている人もいるでしょう。
基本的には、借金は審査の対象ではありませんので、借金があるからと言って審査に落ちる可能性は低くなっています。
ただし、現在でも安定した収入が得られていることが条件なので、借金がある上に安定した収入が得られていない場合には、審査に落ちる可能性もあります。
家賃保証会社によっては審査が不利になる
借金を抱えていたとしても、現在安定した収入が得られていれば、審査に落ちる可能性は低いと言えるでしょう。
ただし、入居審査を行っている家賃保証会社によっては、借金があると審査に通りにくくなる場合があります。
では、どうすれば入居審査に通りやすくなるのかというと、利用する家賃保証会社を独立系にすることです。
家賃保証会社には大きく分けて独立系と信販系、さらにLICC系があります。
信販系の家賃保証会社は金融機関が運営しているのが一般的なので、借金をしているかなどの情報がわかってしまいます。
LICC系は企業間での家賃滞納や申し込みを行った内容の共有は行っていますが、借金に関しての審査は含まれません。よって審査は信販系よりも通りやすくなっています。
独立系の家賃保証会社は最も審査が優しいですし、現在借金をしているかは審査に含まれないので、借金があっても安定した収入が得られていれば、審査には通りやすいと言ってよいでしょう。
不動産屋に借金があることを伝えておく
不動産屋によっては、どこの家賃保証会社を利用するのかについてはあまり説明してくれないことが多いでしょう。
そのため、借金があることを事前に知らせておかないと、信販系の家賃保証会社を利用することになる可能性もあります。
信販系の家賃保証会社は借金に関しても調べているため、借金があれば入居審査に落ちてしまうことも考えられます。
もし借金を抱えているのであれば、事前に不動産屋に伝えておくことで、審査落ちを回避できる可能性もあるのです。
借金について不動産屋に伝えれば、独立系の家賃保証会社を利用して審査を行うように配慮してくれるでしょう。
借金をしている人の場合、収入が低い人が多くなっています。
しかし、契約してもらわなければ不動産屋が収入を得られないので、何とか契約できるように気を配ってくれることが多いのです。
だからこそ借金についてはきちんと報告することで、契約できる確率を高くすることができます。
入居審査に落ちやすい人の特徴
賃貸住宅を契約する場合、きちんと家賃を支払うことができるのか審査を行います。
そこで審査に落ちやすい人の特徴や、その原因を見ていきましょう。そうすれば何が原因で審査に通らなくなるのかがわかるようになります。
無職の人
入居審査に高確率で落ちやすいのが無職の人です。
無職ということは収入が全くない状態なので、当然家賃を支払うことができないと判断されます。
ただし、無職だと絶対に賃貸契約ができないわけではありません。
例えば現在求職中で、十分な貯金がある場合や、すでに内定が決まっている場合などは審査に通りやすいでしょう。
もしくは十分な収入のある人を連帯保証人に立てることでも審査には通りやすくなります。
他にも代理契約をしてもらう方法もあります。
もちろん代理契約をする場合には、契約者が一定以上の収入を得ていることが重要なので、当然契約者の収入が低ければ、代理契約をすることは難しくなります。
管理者や不動産屋によっては代理契約ができない場合もあるので、できれば自分がきちんとした定職に就くことが望ましいです。
収入が低くて安定しない人
無職ではなくても、フリーターや個人事業主など、収入が低い場合や安定しない場合には、審査に落ちやすい傾向にあります。
特に収入が出来高制である場合には、万が一収入がなくなったら家賃を支払ってもらえなくなると思われるケースがあるので、歩合制の人よりも審査には通りにくいと言えるでしょう。
もちろん無職よりは審査に通りやすくなります。
フリーターの場合でも、ある程度の給料を毎月もらえていれば問題ありませんが、入社したばかりという人は審査に落ちやすいです。
個人事業主もある程度長い年数経営しており、収入が一定以上あれば問題ありませんが、創業したばかりだと落ちやすい傾向にあります。
収入が低いという人は、できる限り家賃の安い物件を探すことや、連帯保証人を立てるなどの対策を立てれば、多少審査に通りやすくなるでしょう。
滞納歴がある人
過去に家賃を滞納したことがある、クレジットカードやローンを滞納したことがある人は、審査に落ちやすい傾向にあります。
特に信販系の家賃保証会社を利用した場合には、情報が共有されているのが一般的なので、また契約をしても家賃を滞納するのではと思われてしまうでしょう。
滞納歴がある人は正直に不動産屋に告げておくことで、独立系など比較的審査に通りやすい家賃保証会社を使ってくれることもあります。
ただし、光熱費の滞納は審査に影響されませんが、スマホ代は影響するので注意しましょう。
自己破産をしている人
過去に借金をしていて、任意整理や民事再生などを行っても借金の返済ができない場合、自己破産をすることもあります。自己破産をすることでも、賃貸契約の審査に落ちやすくなります。
しかも自己破産の場合には、滅多に審査に通ることはないでしょう。
では、自己破産をしたら二度と賃貸住宅を借りることができないのかというと、決してそのようなことはありません。
自己破産歴は5年から7年程度でデータベースから削除されるので、削除された後なら問題なく審査に通ることができます。
しかし、そんな長く待てないという場合には、しっかりと収入のある人に連帯保証人になってもらい、自己破産をした人に対して親身に相談に応じてくれる不動産屋を利用しましょう。
自己破産をした直後で収入がない場合には、生活保護を受けるという方法もあります。そうすればケースワーカーがいろいろとサポートしてくれるでしょう。
どのようなポイントをチェックされているのか
入居審査ではいろいろな点を見られますが、不動産屋が見ているポイントと、保証会社が見ているポイントは異なっています。
どのような点をチェックされているのかを知っておき、注意することで借金があっても審査に通る可能性を上げることができるでしょう。
不動産屋がチェックするポイント
不動産屋はきちんと家賃を支払ってくれる人なのかという点も重要視していますが、近隣住民に迷惑をかけない人かどうかもチェックしています。
そのため、収入や勤続年数、職種など以外にも、話し方や雰囲気、身だしなみなどの見た目もチェックしているのです。
話し方は下手でもよいので、敬語で丁寧に会話をすることを心掛け、服装なども清潔感のある格好を心掛けるとよいでしょう。
保証会社がチェックするポイント
保証会社は直接入居者と顔を合わせるわけではありませんので、主にチェックするポイントは職種や会社名、年齢や家賃の額などです。
生活保護の有無や借金、滞納の履歴なども保証会社によっては調べられるので、借金がある場合は事前に不動産屋に報告しておくのが望ましいでしょう。
【借金があっても賃貸契約はできるのか?】まとめ
借金があると賃貸契約の審査に落ちやすくなりますが、必ずしも落ちるわけではありません。
借金があるのであれば、不動産屋にきちんと話しておくことで、入居審査に通りやすいように独立型の保証会社に依頼をするなどの配慮をしてくれます。
そうすれば審査に借金は関係なくなるので、ある程度の収入があれば、問題なく賃貸住宅を借りられるでしょう。
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