【フリーターが賃貸物件を借りるには?】入居審査が通過しやすくなる方法などご紹介!
フリーターの人必見!賃貸住宅を借りる際のポイント
フリーターの場合、正社員や公務員に比べると、入居審査に通りにくい傾向にあります。
しかし、しっかりとポイントを抑えておけば、フリーターでも問題なく借りることが可能です。
そこでフリーターの人が抑えておくべきポイントをいくつか紹介します。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
入居審査に通りやすくする方法
賃貸住宅を借りる場合、必ず入居審査が行われます。
審査が通らないと賃貸を借りることができません、そこで、フリーターの人が審査に通りやすくするためのポイントがあります。
それは「収入に似合っている家賃の賃貸住宅を見つける」「十分な収入が得られている人を連帯保証人にする」「貯金が十分あることをアピールする」「保証会社を利用する」などです。
収入に似合っている家賃の賃貸住宅を見つける
入居審査で最も重要視されていると言っても過言ではないのが、毎月きちんと家賃を支払えるかという点です。
家賃がきちんと支払えることを証明するために、給料明細や確定申告を行ったときの確定申告書の控えなどを見せてほしいと言われることも珍しくありません。
月収が少ないと、家賃の高い物件だと入居審査に落とされる可能性が高くなります。
そこで重要になるのが、自分の収入に似合っている賃貸住宅を見つけることです。
家賃が月収の4分の1以下であれば、収入が理由で審査に落とされる可能性は殆どないでしょう。
毎月の給料が20万円であれば、5万円以下の賃貸住宅を探すことで、フリーターでも審査に通りやすくなります。
しかし、フリーターの場合は月収が異なるケースもありますし、月収が少ない人も多いでしょう。
月収の4分の1以下の物件を探すのが難しいのであれば、まずは3分の1以下の物件で入居審査を受けてみるのもおすすめです。
十分な収入が得られている人を連帯保証人にする
どうしても収入面で審査に通らない場合には、十分な収入が得られている人にお願いし、連帯保証人になってもらうのがよいでしょう。
連帯保証人は万が一家賃が支払えないときに肩代わりをしてもらうのを目的にしているので、友人や知人でも他人では難しい場合が多いです。
できれば親や兄弟などの親族にお願いするのがよいでしょう。
特に初めて1人暮らしをする場合は、まだ収入が低い場合も多いです。
貯金も十分に無いという人も多いため、親に連帯保証人をお願いすることで、入居審査に通りやすくなります。
連帯保証人をつける場合、連帯保証人の給料が審査に影響します。
連帯保証人の給料が低いと、審査には通りにくくなるので注意しましょう。
親や兄弟であれば、現在どの程度の収入があるのか聞きやすいので、事前に聞いて収入に似合った物件を選びましょう。
貯金が十分あることをアピールする
フリーターとは言っても、人によって収入は様々です。
正社員と大して変わらない月収を得ている人もいますし、月収が数万円程度しかない人もいるでしょう。
フリーターでも十分な年収があれば、賃貸住宅の審査にも通りやすくなる反面、年収が極端に少なければ、審査には通りにくくなります。
年収が極端に少ないのであれば、貯金が十分あることをアピールするのも効果的です。
特に保証会社を利用する場合、審査の際に確認の電話がくることがあります。
その際に貯金がどれくらいあるか聞かれることも珍しくはありません。
このときに十分貯金があることをアピールすれば、審査に通りやすくなる場合もあります。
十分な貯金があるのに審査が通らないようであれば、預貯金審査を申し込むのがよいでしょう。
預貯金審査に通るには、一般的に家賃の2年分の貯金があることが望ましいとされています。
例えば家賃が5万円の物件を借りたい場合には、60万円以上の貯金が必要ということになります。
ただし、家賃の2年分の貯金というのはあくまで目安に過ぎないので、もっと少ない貯金でも通ることはありますし、家賃の2年分を超える貯金があっても落ちるケースもあります。
また、審査の際には通常の残高を見せてほしいと言われる場合がありますが、この場合は残高がわかれば問題ありません。
通帳その物を見せてほしいと言われることは少なく、コピーをして画像を送ってほしいと言われることが多いので、残高と氏名以外の欄は黒く塗りつぶした画像を送れば安心です。
十分な貯金があれば確実に審査に通るわけではないので、可能であれば正社員や公務員として就職するか、十分な収入がある家族などに連帯保証人をお願いする方がより確実です。
保証会社を利用する
最近は連帯保証人がいなければ入居できないという物件は、昔に比べて少なくなっています。
特に1人暮らし向けの物件では、連帯保証人不要という物件を見かけることも多いでしょう。
ただし、連帯保証人がいらない代わりに、保証会社の利用を必須としている物件が一般的です。
中にはどちらでもよいという物件もありますが、どうしても連帯保証人がたてられない場合は、保証会社を利用するのもよいでしょう。
br>保証会社はあらかじめ指定されているのが一般的なので、自分で好きな保証会社を選ぶのは難しいです。
そのため、審査が甘めの保証会社を自分で選ぶのが難しいので、物件の詳細にどこの保証会社を使うのかが記載されている賃貸住宅を選ぶのもよいでしょう。
そうすれば審査基準が厳しめなのか、緩めなのかが把握できます。
ただし、保証会社側にも支払いが発生するので、連帯保証人をお願いする場合に比べて支払金額が多くなるのがデメリットです。
支払いを少なくすることが重要なポイント
フリーターの人は月収が安定していない場合が多い上に、あまりたくさん月収が得られていない人も多い傾向にあります。
そのため、家賃をはじめとした支払いを可能な限り少なくすることが大切です。
そのためには「初期費用をできるだけ抑える」「家賃は平均月収の4分の1以下にする」必要があります。
初期費用をできるだけ抑える
フリーターの人が賃貸住宅を借りる場合、適切な家賃の物件を選ぶことも重要ですが、初期費用を少なくすることも重要です。
引っ越しをすると
・引っ越し代
・敷金に礼金
・仲介手数料
・鍵の交換費用や部屋の消毒費用
・前家賃や日割り家賃
・火災保険料
これらの料金が必要になります。
しかし、選ぶ賃貸住宅や不動産屋によって料金は変わりますし、中には敷金や礼金が不要な物件なども存在します。
安くすればよいというわけではありませんが、フリーターの場合には予算がかなり限られてくるケースが多いので、切り詰められるところはしっかりと切り詰めることが大切です。
引っ越し代も平日に引っ越しを行う、時間帯を指定しないなどで料金が節約できますし、一括見積を行えば、かなり割り引いてくれる業者もあります。
鍵の交換費用や部屋の消毒費用は必須でない場合が多いですが、カギは防犯に関連するものなので、できれば交換しておいた方が安心です。
使うべきところはきちんと使い、節約できるところはしっかりと節約しましょう。
家賃は平均月収の4分の1以下にする
審査に通る基準となるのが、年収の4分の1以下に設置されている家賃の物件です。
特に近年は急激な物価高で生活が苦しい人が増えている状態なので、毎月家賃をきちんと支払ってくれるか気になる大家さんも多いでしょう。
そのため、家賃の4分の1以下で借りられる物件を最初に探してみましょう。
どうしても見つけられない場合には、検索する際に指定した条件を少し緩めてみるのがおすすめです。
例えば駅から10分以内で検索していたら、20分以内に広げてみるなどです。
そうすることでより多くの物件が探せますし、家賃の安い物件も探しやすくなります。
いくら条件を緩めても見つけられないようであれば、少しだけ家賃の高い物件を探してみるのもよいでしょう。
部屋探しを行う際には、家賃や初期費用以外に必要となる経費や、万が一のときに使用する医療費などもきちんと計算に入れておく必要があります。
審査の際にチェックされる項目
入居審査の際には、主に「職業と年収」「入居希望者の人柄」「貯蓄金額」「連帯保証人がたてられるか」などがチェックされやすいです。
職業と年収
入居審査の際に、最も重要視されると言っても過言ではないのが職業と年収です。
職業は公務員や正社員が最も審査に通りやすいと言えるでしょう。
逆にフリーターや個人事業主などは、審査に通りにくい傾向にあります。
職業と同時に、年収がどの程度あるのかもチェックされやすいです。
フリーターだと審査には通りにくいですが、貯蓄額や年収などによっても審査の通りやすさは変わります。
入居希望者の人柄
不動産屋に来店したときの対応や服装などの人柄も、入居審査の際にはチェックされやすい項目です。
物件によっては不動産屋の担当者だけではなく、大家さんが直々に案内してくれることもあるので、服装や言葉遣いなどには十分注意しましょう。
収入面では問題なくても、この人はトラブルを起こす可能性が高いのではと思われると、審査にも通りにくくなります。
貯蓄金額
入居審査では、貯金がどれくらいあるのか聞かれることも珍しくはありません。
月収が安定していない、年収が低い場合でも、貯金が多ければ審査に通りやすくなります。
連帯保証人がたてられるか
最近は保証会社の利用が必須という物件もありますが、連帯保証人をつけるか、保証会社を利用するか選べる物件もあります。
保証会社を利用するよりも、十分な収入を得ている連帯保証人をつけた方が、審査には通りやすくなります。
もし十分な収入を得ている人が身近にいるのであれば、連帯保証人になってほしいとお願いしてみるのもよいでしょう。
【フリーターが賃貸物件を借りるには?】まとめ
今回はフリーターの人が賃貸住宅を借りる場合の注意点や、審査の際にはどのような点が重要になるのかなどを紹介してきました。
結論から言えば、フリーターでも賃貸住宅を借りることは十分可能です。
しかし、正社員や公務員よりも審査に落とされやすい傾向にあるので、審査を通りやすくなるためのポイントを調べておきましょう。
そうすれば賃貸住宅を借りるときにはどうすれば審査に通りやすくなるのかがわかるようになります。
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