【社会人と学生の一人暮らし物件選び】どう違う?何が変わる?
社会人と学生。一人暮らしの物件選びについて
来春に学校を卒業し、社会人となる学生さんや親元を離れ大学に通う学生さん、心機一転、自宅から引越しをして一人暮らしを始める社会人など、一人暮らしにも様々なスタイルがありそうです。
そこで今回は学生と社会人の一人暮らしの物件選びについて説明します。
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通勤と通学について
社会人は働くこと、学生は勉強をすることが基本的な生活となるところです。
通勤と通学を考えた場合の物件選びについて説明します。
社会人の場合
通勤においては、まず会社にどのような通勤手段で行くかということを考えます。
電車を利用した方が便利なのか、それとも車を利用した方がいいのか、また、自転車徒歩圏内での通勤がいいのかを考えます。
住んでいる所から会社までは近い方が通勤をすることによる疲れは少ないと思います。
例えば8時30分の出社で、通勤時間に20分かかるとすれば、8時頃に家を出ればいいことになります。
少なくと7時以降に起きれば準備は大丈夫かと思います。
近ければ睡眠時間を長く取れますし、仕事が終わればすぐに帰宅することができます。
しかし、通勤に時間がかかればその分、早く起きなければならないですし、帰宅もそれだけ遅くなってしまいます。
会社に駐車場があるのか、それならば車通勤がいいのかもしれません。
しかし、駐車場代やガソリン代の支給額が会社から乏しく、費用がかさむ可能性もあります。
夜勤があったり、勤務時間がバラバラの場合、複数の営業所を日替わりで勤務する場合は、車の利用が便利な場合もあります。
仕事の色々な要素を考えて、最適な物件を選ぶ必要があります。
学生の場合
通学においては、社会人と同様に学校に近い物件の方がいろいろな面で最適な選択になると思います。
社会人の場合は賃貸物件を自分の給料から払うことになります。
しかし、学生の場合は、親からの金銭的な援助によって物件を決めることが多いと思います。
学校に近い物件がいいのですが、借りられる物件の予算について、生活全体での予算の割合の中でしっかりと考えた上で物件を選ぶ必要があります。
そのため、学校に近い物件という優先順位の中、限られた予算をどのように設定するかが重要なポイントになります。
家にいる時間について
社会人と学生で自宅にてくつろぐ時間、自宅にいる時間はどのような形になるのでしょうか?その詳細について説明します。
社会人の場合
勤務先までの通勤時間や勤務の方法(正社員やパートタイマーなど)により労働時間も変わるため、自宅にいる時間は様々です。
コロナ禍において、リモートワークがあれば自宅にいる時間も長くなってきます。
勤務時間が長く自宅には寝るだけに帰るといった社会人もいるかもしれません。
自宅にいる時間が短い場合には、暮らしやすい機能が充実した物件を選ぶことをおすすめします。
例えば、掃除を行いやすくするように床がフラットであるフローリングの整った物件を選んだり、お掃除ロボが動きやすいように収納場所が整った物件を選ぶことも考えてはどうでしょうか。
また、仕事に疲れ、自宅でのより充実した自分の時間を過ごすためには、景色の良い上層階を選んだり、鉄筋コンクリートで隣や上下の部屋の音が聞こえない物件を選ぶことをおすすめします。
在宅ワークが多い仕事であれば、ワンルームではなく、仕事専用の部屋を作れるように部屋数を確保してもいいかもしれません。
学生の場合
学生の場合、住宅にいる時間については、社会人以上に様々な場合が考えられます。
学業だけをやっている学生さん、学業とバイトをバリバリやっている学生さん、学業、クラブ活動、バイトをやっている学生さんなど、生活スタイルが様々にあります。
また、学校生活においては、昼からの授業であったり、夏休みや冬休みが長く、自宅にいる時間が長い学生さんもいるかもしれません。
友人ができて、自宅で遊ぶ回数が多い場合もあります。
社会人同様に、自宅にいる時間は自分の時間としてくつろぐことができるのがベストです。
また、自宅でくつろぐときに音楽をかけたり、友人を呼んで遊んだりすると物件建物内の他の住民に気を使わなければならない場合も考えられます。
勉強することが最優先となる学生さんなので、どうしても家賃相場が優先される可能性がありますが、快適な空間を得ることが社会人同様に考えたいところでもあります。
物件の予算について
物件を借りるうえで最も大切なポイントとなるのが物件の予算です。
物件の値段が高いほどいろいろな面で充実度が増してきます。
しかし、社会人、学生さんとも生活するための予算限度額があります。
より良い予算内で物件を借りるにはどのように考えればよいのかを説明します。
社会人の場合
社会人ともなれば、物件を借りる予算については、自分の働いた給料より支払うことになります。
物件の設備や立地条件、セキュリティー面など、便利であればあるほどに物件の値段が上がってくることが考えられます。
自分で働いた給料からいろいろな必要経費を考え、その中で、物件にどれぐらいの値段を支払うかだと思います。
社会人の場合は自分で働いた給料をどのように使うかは自由です。
より良い物件に住むことに比重を置くのであれば、給料からの支払いの割合を多くすればいいだけです。
しかしその分、どこかで節約をしなければなりません。
まずは自分の生活スタイルを確立して、考えてみることをおすすめします。
学生の場合
学生さんの一人暮らしの場合、たいていは親からの仕送りやそこに学業の時間以外に働いたバイト代を合算して、物件に費やす予算を考えると思います。
学生の生活スタイルの基本は学業を行うことです。
予算が豊富にあれば、物件に費やす予算も多くても大丈夫かもしれません。
しかし、一般的に一人暮らしを行う学生さんの使える予算については、親からの援助と自分のバイトという構図があります。
限られた予算の中で、これだけは外せないと思う設備や内容など、優先順位をつけてから検討してもいいかと思います。
女性であれば、オートロックは必ず必要と考える場合があったり、景色だけはいいところがいいと思えば、上層階を借りることを優先順位と考えればいいのではないかと思います。
周りの生活圏について
物件を選ぶ際には社会人としての生活、学生としての生活を考えた時に、物件の場所を中心としてどのような生活をすることができるのかを考えます。
仕事や日常生活での用事、遊びやプライベートなどを考えて選ぶことがポイントとなります。
その詳細について説明します。
社会人の場合
社会人になれば、自分でお金を稼ぎ、稼いだお金をどのように使うかは自分次第です。
せっかく自分で稼いだお金なので、おいしいものを食べに行ったり、遊んだりしたいものです。
また、しっかりと働けるように、しっかりと遊べるように、普段の生活はストレスなく快適に過ごしたいものです。
食事の買い物をするスーパーや外食をする場所が住んでいるところから近ければより良い生活を送ることができます。
物件にお金をかけることも快適に生活するのには必要ですが、住んだのちに色々とやらなければならないことがあります。
自分が生活する上で必要な行動を考えて、物件を選ぶことをおすすめします。
学生の場合
学校との行き来が主となる物件に住む場合やより学業やクラブ活動に時間を費やすことになる場合は、普段の生活をいかに負担なく過ごすことができるかが重要なポイントになります。
一人暮らしで一番大変といっていいことが、食事の用意です。
外食ばかりしていると、食費がかさみ生活するのが大変になってきます。
できれば、自炊することが一番なので、物件の近くにスーパーやディスカウントの店があればよりいいかと思います。
バイトや遊びなど、何をするにもできれば交通費がかからなかったり、バイクや自転車、徒歩圏内に生活に必要なものやバイト先があればよりいいかと思います。
【社会人と学生の一人暮らし物件選び】まとめ
社会人と学生では、物件選びをするポイントが違います。
社会人は仕事を主として物件を選ぶのに対して、学生は学業をするためにより便利な物件を選択します。
また、社会人、学生さんとも仕事や学校が終われば帰宅し、休日には自宅でゆっくりと過ごしたいときもあるかと思います。
その時には、より快適な住宅
環境での生活ができればいうことはありません。
自分が住みたい物件について、自分が必要と考えられることの優先順位をつけて、より快適な一人暮らしを満喫してください。
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