【女性の一人暮らしはオートロック必須?】安心の防犯設備について
女性の一人暮らしにオートロックは必要?人気の防犯性が高い設備や条件を紹介!
女性の一人暮らしで気になる防犯性ですが、オートロックだけで安心できますか?
オートロック以外に備わっていると防犯性が高いと判断できるポイントや安心のための設備、今どきの一人暮らし女性必見の防犯ワザをご紹介します!
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
オートロックは必要?防犯性にどの程度効果があるの?
女性が物件探しをする際に「オートロック付きの物件」を希望される方が多いのですが、オートロックの防犯性について詳しく理解されている方は少ないようです。
そのため、まずはオートロックと言う機能について理解しておく必要があります。
オートロックの防犯機能を過信してはいけない
オートロックにもいくつか種類がありますが、エントランスのドアがオートロック式になっているものが一般的です。
住民は入居時に渡される集合キーでの開閉を行い、訪問者は操作パネルで部屋番号を入力してインターホンを押し部屋の人からドアを開けてもらうといった作りになっています。
これにより、鍵を持つ住民や無許可の訪問者が容易に建物内に入ることができないため、防犯性が高いとされています。
しかし、この侵入者対策は100%ではないため、過信してはいけません。
オートロックの性質上、誰かがエントランスのドアを開けるとわずかな間はドアが開いたままになるため、住民と一緒にドアを通過すれば建物内に侵入することができます。
宅配業者などを装って侵入するといった例は以前から多数報告されている他、住民が出る際に内側からは普通の自動ドアのように開くことを利用してセンサーを誤動作させるような手口も使われています。
その他にも、エントランス以外に出入り口がある場合や、壁をよじ登ったり隣の建物を使用して上階から侵入するということも考えられます。
そのため、オートロックはあくまでも防犯設備のひとつとして考えておき、備わっているからといってその他の防犯対策をしないというのは非常に危険とも言えるでしょう。
オートロック付き物件の家賃は少し高め
オートロック付きの建物となると、木造アパートよりもRC造などのマンションタイプの物件に採用されることが多く、設備だけでなく建物の構造面も含めて家賃が高めになりがちです。
同じ地域のオートロックなし物件と比べても1万円程度の差がつくことも珍しくありません。
オートロックはあくまでも「安心感を高める防犯設備のひとつ」と考えて、あまりこだわらずに無理のない家賃の範囲で物件探しをすることも大切です。
オートロック以外もしっかりチェック!防犯性の高い物件の条件はコレ!
オートロック付きだから安心というわけでは無く、それ以外のポイントもきっちりと確認することで、防犯性が高い物件かどうかを判断することもできます。
オートロックなし物件でもこの設備があれば安心できる!というものや、オートロックと重ねて備わっていると安心感の高まるポイントなどをご紹介します。
防犯性の高い鍵が採用されている
一般的な鍵と言えば、板状の金属の両側がギザギザの鍵山がある「ディスクシリンダー錠」やギザギザが片方だけの「ピンシリンダー錠」が多く採用されています。
しかし、このタイプの鍵はピッキングで開錠しやすい鍵とされており、防犯性が高いとは言えません。
防犯性の高い鍵の種類として、鍵の表面に丸いヘコミがいくつものある「ディンプルシリンダー錠」が採用されている鍵があります。
この鍵はピッキングが難しく鍵の複製も難しいため、悪用されにくいというメリットがあります。
また、このような鍵を上下に2つ設置したドアもあり、複数の鍵を開けるという心理的な負担が犯行を抑止するとされています。
防犯性の高い鍵にデメリットがあるとすれば、万が一鍵を紛失した際に鍵の複製が非常に高額な負担となることがあるくらいでしょう。
その他に、ピッキング対策として「防犯サムターン」などが採用されているとさらに安心できます。
鍵の情報は物件情報として記載されていないため、不動産会社で確認するか内見時に現地で確認しておくと良いでしょう。
モニター付きインターホンが採用されている
インターホンが押された時に訪問者を映し出すモニターが採用されていることで、玄関を開けずに対応することができます。
モニター越しに相手を確認できるため、不審者であれば通報するなど安全に対応できます。
古い機材であれば映像はモノクロですが、機材が新しければ映像はカラーで、なおかつ映像の録画機能が備わったものもあり、しつこく訪問のある不審者を記録することも可能です。
防犯カメラが設置されている
エントランスやエレベーターホールなど、住人や訪問者が通る箇所を撮影している防犯カメラは重要です。
どんな人物が通ったのかが記録されるだけでも十分な効果が発揮できます。
また、防犯カメラの設置に合わせて警備会社と契約している物件などもあり、その場合は外からわかるように警備会社のステッカーが貼られています。
物件情報には記載されていないこともありますので、内見時にチェックしておくと良いでしょう。
宅配ボックスが設置されている
宅配業者を装って侵入してくる相手への対策として宅配ボックスは有効です。
自分宛以外の宅配業者を装って侵入してくるケースでも、宅配ボックスがあれば宅配業者がオートロックを超えて侵入してくることもなくなります。
管理人が常駐している
マンションタイプの物件であれば、管理人が常駐している物件も多くあります。
常に人が見張っているというだけで犯行をする側にはリスクがあります。
単身向けの物件では管理人常駐は非常に珍しい条件であるため必須条件とは言えませんが、物件の候補に管理人常駐物件が含まれるのであれば、検討する価値があるでしょう。
自分でできる防犯対策とは?
設備に頼らず自分で防犯対策を行うことも大切です。
自分でしっかりと防犯対策をすることで、オートロックが無い物件でもそれ以上の防犯対策になることもあります。
あまり費用をかけなくても防犯対策になるグッズも多数販売されているので、それらをご紹介します。
のぞき見防止カバー
玄関ドアに付いているのぞき穴(ドアスコープ)は、専用の道具を使うと中の様子を見ることができてしまいます。
居留守などをしようとしても、中が覗かれてしまうと意味がありません。
それを防ぐために、開閉式のカバーを付けておくことが対策になります。
自分が外を覗くことが無いのであれば、ガムテープなどでふさいでしまっても良いでしょう。
遮像カーテンやミラーレースカーテン
窓の外から中の様子が見えにくくなる特殊なレースのカーテンを使うことで、在宅かどうかが分かりにくく防犯対策になります。
通過する光をかなり遮ってしまう性質の「遮像カーテン」は、昼夜を問わずに外からの視線を気にしなくて済みますが、自然光では日中でも薄暗くなってしまう場合があります。
自然光が入りやすく日中は太陽光が当たると中の様子が見えにくくなる「ミラーレースカーテン」の場合、悪天候や夜間は通常のレースカーテンと同じように外から見えてしまう性質があります。
それぞれの特性を知って、最初のカーテン選びの際に参考にすると良いでしょう。
窓用防犯補助錠
ガラス窓やサッシ等に取り付け、外から窓を開けられないようにする効果のある補助錠が市販されています。
また、これらが取り付けられていると犯行時間が長引くことが予想されるため、抑止効果があるとされています。
ポスト用目隠しシート
ポスト内に投函されている郵便物などが覗かれないようにするためのシートがあります。
郵便物には住所や名前などの個人情報が記載されており、それらが覗かれないようにする効果があります。
警備会社のダミーステッカー
「防犯システム稼働中」や「警報装置取付済」といったいかにも警備が万全であることがわかるようなステッカーが市販されています。
大手警備会社のデザインに似せてあるなど、犯行の抑止効果が期待できるものが多くあります。
犯罪にあわないために、防犯対策と併せて取り組むべきこととは?
普段の行動を少し変えるだけで、犯罪にあう可能性をグッと減らすことができます。
玄関や窓の鍵は常に施錠し、来客があってもすぐにドアを開けない
在宅時や不在時に限らず、宅内に侵入されることは最も危険な状況になります。
一人暮らしであれば鍵は出入りのたびに必ず施錠し、窓も開けっ放しにせずに換気が終われば閉めて施錠する癖をつけましょう。
また、来客があっても相手を確認するまでは、玄関のドアを開けないようにするのが良いでしょう。
明細をWEBサービスに切り替える
クレジットカードやスマートフォンなどの利用明細は、住所や連絡先などを含む個人情報の塊です。
現在はほぼすべての企業が利用明細をWEBサービスで確認できるようになっているため、利用明細を郵送で受け取る必要はありません。
また、郵送でのみ明細が送られてくるサービスを利用している場合、郵送で届く日は概ね決まっているため、ポストに放置せずすぐに取り込むようにしましょう。
表札を出さない
郵便物や宅配物などは表札の有無にかかわらず必ず届くため、一人暮らしで表札を出す意味はありません。
部屋を特定される原因になるため、表札は出さないようにしましょう。
洗濯物を室内干しにする
在宅時であっても、低層階などで外から洗濯物が丸見えになってしまう場合は洗濯物はなるべく室内干しにするのが良いでしょう。
女性の場合は下着泥棒などの標的にされることもあるため、普段から気を使っておく必要があります。
どうしても外に干したい場合であれば、下着などは他の洗濯物やベランダの柵に隠れるように干したりすると良いでしょう。
多少費用はかかりますが、下着だけは乾燥機を使って乾かすという方法も有効です。
まとめ~物件の設備よりも、個人の防犯意識が重要です~
先に述べたように、オートロックはあくまでも防犯設備のひとつであり完璧な防犯対策にはなりません。
備わっていれば一定の防犯効果が見込めますが、それだけでは不十分だと考えておき、自分でもキッチリと防犯対策をするようにしましょう。
そして何より、個人の防犯意識が重要になります。
オートロックや監視カメラがあっても、常に玄関を施錠する意識が無ければ侵入を許すかもしれません。
一人暮らしであれば、自分の身の安全は自分で守るという意識をもって、防犯対策を心がけましょう。
一人暮らしを少しでも安心の物にしてくれる設備が整った物件が整っている物件をお探しであれば、」一度弊社までお気軽にご相談下さい!
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