「都市ガス」vs「LPガス(プロパンガス)」どっちがいい?見分け方や違いはどこ?
都市ガスvsLPガス(プロパンガス)の違いは何?お部屋探しで気を付けることは?

お部屋探しの際、普段気にすることもあまりないかもしれませんが、今回は「ガス」のお話。
ガスには「都市ガス」と「LPガス」があります。
これら2つ、どう違うのか?光熱費に違いがあるのか?
知っておくと今後の光熱費にも差が出るし、お部屋探しの参考にもできます。
これら両者の違い、分かりやすく解説しますね。
「都市ガスは気体、LPガスは液体」と考えるとわかりやすいですね。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:古川 真史
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。
都市ガスとは?

都市ガスは、地下に張り巡らされたガス管を通じて、各家庭に供給されるガスのことです。
液化するためには圧縮と-162℃までの冷却が必要となるので、気体のままガス管を通して家庭に供給しています。
空気より軽いため、万が一ガスが漏れた場合は上の方に集まりやすくなるので、ガス警報器はキッチンの上のほうに設置されます。
【都市ガスのメリット】
・コストが安め
コストはプロパンガスに比べて安いというメリットがありますが、ガス管が通っていない地域では利用することができません。
ちなみに奈良県内の多くの地域は都市ガスが供給されていますが、一部地域の中には未開通のところもまだまだ残っています。
・ボンベの設置場所が不要
LPガスの場合、ガスボンベによってガスを供給するため、家の外などに設置場所が必要ですが、都市ガスの場合は地下のガス管を通じて各家庭に届けるため、場所を取りません。
【都市ガスのデメリット】
・災害時の復旧が遅い
災害が起きた時、ガスの復旧はとても気になりますよね。
都市ガスの場合は、エリア毎にガス漏れなどの検査が必要となります。
そのため、広範囲にわたるエリアにおいてガス管が張り巡らされているなら、その分復旧に時間がかかってしまいます。
LPガス(プロパンガス)とは?

液化石油ガスのことです。
主な石油成分はブタンとプロパンです。
家庭用のLPガスはプロパンが主成分のため、通称プロパンガスと呼ばれています。
液体のため、ボンベに入れての持ち運びが可能なので、祭などの屋台でトウモロコシや焼きそばを焼いたり、災害の時には被災地で炊き出しに使われています。
大人数で行うバーベキューにも便利ですね。
一見便利そうですが、取扱いには注意が必要です。
プロパンガスを使用する際にコンロなどの燃焼器の空気が不足したままだと一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。
また、空気より重く、室内にガスが滞留しやすいという特徴もあるので使用の際には必ず換気を心がけてください。
【LPガスのメリット】
・火力が強い
プロパンガスと都市ガスを同じ条件で発熱量を比べてみた場合、都市ガスよりもプロパンガスの方が約2倍多く、または早く物を温めることができるので、プロパンガスの方が火力が強いといえます。
・環境にやさしい
二酸化炭素の排出量が少ないのはプロパンガスのほう。
環境に優しいエネルギーです。
・災害時の復旧が早い
これはいうまでもありませんね。
むしろ被災地で大活躍するのはプロパンガスの方です。
家庭用も配管やガス器具の安全が確認できれば、すぐにでも使用を再開できるのがうれしいところでしょう。
【LPガスのデメリット】
・都市ガスに比べ、ガス料金が高いことが多い
プロパンガスの料金は、ガスボンベの配送費用(輸送費・人件費)、保安管理費用、そして検針費用が含まれる「基本料金」、使用したガス料金となる「従量料金」で構成されます。
また、プロパンガスの価格は各プロパンガス会社が価格を設定できる仕組みになっている上、業界内である程度の価格が決まっています。
料金の高い安いは地域にもよること、また住居の形態にもよるので一概には言えませんが、一般的には都市ガスよりも料金が高い傾向にあります。
またプロパンガスの利用開始時に保証金がかかる場合もあります。
賃貸物件では自分でガスは選べないので・・・

両者の違いを知ったうえで気になるのは・・・
賃貸物件を選ぶとき、ガスの情報をどう吟味したらいいのか
というところになるかと思います。
基本的には賃貸物件のガスの採用については大家さんや管理会社が決めるため、借主の裁量で決めることはできません。
(まれに変更の許可が出ることもありますが、相応の費用がかかり、自己負担となります)
都市ガスがすでに開通している地域にある賃貸物件の場合は都市ガスを採用しているケースが多いですが、あえてプロパンガスを採用している物件もあります。
また、引っ越し前の物件と引っ越し後の物件で採用しているガスが違うと、コンロなどの機器を買い替えなくてはなりません。
引っ越し後の光熱費も変わるので、目星をつけた物件がどのガスを採用しているかも、ぜひお部屋探しの参考にしてくださいね。
以上、都市ガスとLPガスの違いについて解説させていただきました。
これらの違いを踏まえて、お部屋探しの際には必ず物件詳細情報をチェックしてください。
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