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担当者:木寅昌紀
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ガスコンロの使用や設置をするときの注意点
料理をするのには欠かせないガスコンロですが、取り扱いを誤ると大事故に繋がります。
そこでガスコンロを使用するときや、設置をするときに絶対やってはいけない注意点を紹介していきます。
「使用するガスコンロの種類は間違っていないか」「ホースの接続方法がおかしくないか」「設置スペースに問題はないか」という点をこれらについて詳しく見ていきたいと思います。
安全にガスコンロを使うために、あらかじめ確認をしておきましょう。
ガスコンロを新たに設置するときに注意すること
引っ越しをした場合には、物件によってはあらかじめガスコンロが設置されていることもありますが、設置されていない場合には自分で取り付けるようになります。
また、ガスコンロの調子が悪い場合なども買い替えて別の物を設置することがあるでしょう。
このときに注意するべきことが「使用するガスコンロの種類は間違っていないか」「ホースの接続方法がおかしくないか」「設置スペースに問題はないか」という点なので、これらについて詳しく見ていきたいと思います。
使用するガスコンロの種類は間違っていないか
ガスコンロは1種類しか存在していないわけではありません。
複数の種類が存在しているので、使用するガスコンロの種類が適切であるのかという確認は必ず行いましょう。
まずは自宅のガスがプロパンガスなのか、都市ガスなのかを確かめます。
これを間違ってしまうと一酸化中毒や火災の発生、火傷などの原因になります。
賃貸住宅であれば必ずガスの種類が記載されているので、購入するときには間違えないようにしましょう。
ホースの接続方法がおかしくないか
ガスを使用する場合、必ずガスコンロと元栓をホースで接続します。
ホースを接続するときに注意するべき点は、作業をするときには必ず元栓を閉めて行うことです。
引っ越しをした直後は、元栓は間違いなく締まっているでしょうが、不具合などでガスコンロを交換する場合には、元栓を閉め忘れてしまっている可能性もゼロではありません。
そのため、ホースの取り外しや取り付けを行うときには、元栓をチェックする癖をつけておくとよいでしょう。
他にも注意しなければいけないことがあるのですが、それはホースの長さです。
ホースが長すぎると折れ曲がってガスがうまく供給されないことや、折れ曲がっているところから亀裂が発生し、ガス漏れの原因になることもあります。
短すぎるとホースが外れて大惨事になることもあるので、適切な長さに切って使用することが大切です。
ホースを接続したら、必ずガス漏れがないか確認しましょう。
ガス漏れのチェックをするときは、換気扇を付けて窓を開けた上で行うべきです。
設置スペースに問題はないか
ガスコンロは都市ガス用とプロパンガス用があるだけではなく、サイズもいろいろとあります。
ガスコンロのサイズが小さい分には特に問題ありませんが、大きすぎるとうまく設置できません。
無理に設置しようとすると、ガスコンロが斜めになったり壁が焦げたりすることもあるので注意しましょう。
引っ越しをするときや交換をするときには、必ず設置スペースのサイズを確認してからガスコンロを購入するべきです。
たくさん存在しているガスコンロを使用するときの注意点
ガスは生活をする上での必需品ですが、取り扱いを誤ると非常に危険です。
そのため、使用するときには注意するべき点がたくさん存在しています。
特に注意する点は「火が消えているのにガスが止まっていない場合」「ガス漏れ」「調理器具の使用方法」「換気」「近くに危険な物を置いていないか」です。
火が消えているのにガスが止まっていない場合
ガスコンロを使用した後は、必ず火を止めて元栓を閉めるのが常識です。
しかし、火が消えていてもガスがしっかりと止まっていないこともあるのです。
たまにガスコンロの点火スイッチを押したときやつまみを回したときに、火が付かないことがあります。
このような状態になっていると、火は付いていなくてもガスは出たままの状態になっているのです。
他にも最初はしっかりと火が出たのに、手を離したとたんに火が消えてしまうことがあります。
この状態でもガスは出続けているので、すぐに止めないと危険だと言えるでしょう。
ガスはきつい臭いがするので、きちんと止まっていなければ気が付きやすいのですが、急いでいる場合や鼻が詰まっている場合などは、気が付かない可能性もゼロではありません。
火が付かなかった場合や、手を離したら火が消えてしまった場合には、必ずスイッチやつまみを元の状態に戻し、再び点火し直すことが大切です。
なぜ火が付かないのかというと、原因はたくさんあります。
例えば窓を開けていた場合には、風が強くて火が付かない、もしくは風で火が消えてしまった可能性もあるでしょう。
センサーが作動した場合や、ガスコンロが故障している可能性もあるので、何度点火しても火が付かない、途中で火が消えるのであれば、ガスコンロの修理や点検をしてもらうか、買い替えが必要になります。
ガスコンロが汚れている場合には、点火プラグが汚れている可能性もあるので、1度きちんと掃除をしてみましょう。
ガス漏れ
ガスコンロを使用する上で、特に怖いのがガス漏れです。
ガス漏れの原因としては、先程も触れていますが、火が付いていないけれどスイッチが入っている、もしくはつまみが開いていることもあります。
もしガスをしようとしたときに変な臭いがしたら、スイッチやつまみを確認してみましょう。
スイッチやつまみに問題がない場合には、ホースがきちんと接続されていないか、ホースに亀裂や穴が開いている可能性があります。
原因がはっきりとするまでは、ガスコンロの使用は避けるべきですし、素人が変にいじると事故に繋がることもあります。
そうならないためには、業者に連絡をしてきちんと点検をしてもらいましょう。
修理が必要な場合にはきちんと修理をしてもらい、買い替えが必要な場合には新しいガスコンロを購入してから使用しないといけません。
調理器具の使用方法
ガスコンロを使用するときに注意するべきことは、ガス漏れや火の消し忘れなどだけではありません。
ガスコンロと一緒に使用する調理器具にも注意が必要になります。
例えば土鍋を使用して調理をするときには、油は使用してはいけません。
土鍋は保温性にも優れていますし、火にかけるとかなり熱くなるので、熱で土鍋が割れてしまうこともあるのです。
調理中に割れてしまうと、煮ている食材やお湯もガスコンロにこぼれてしまい、火が消えてしまうでしょう。
しかも油を入れているので、油に引火する危険性もあります。
土鍋だけではなく、耐熱ガラスの調理器具を使うときにも油は使用してはいけません。
他にも調理器具はきちんと安定した状態にしておき、ぐらつきがないか確認してから火を付けましょう。
特に片手鍋は不安定になりやすいので、火を付ける前の確認は必ず行うべきです。
調理器具も使い方によっては事故の原因になるので、普段あまり料理をしない人は特に注意が必要になります。
換気
たとえガスが漏れていなくても、ガスコンロを使用するときには換気をしましょう。
特に長時間ガスコンロを使用する場合には、換気をしないと事故に繋がることもあります。
なぜガスが漏れていないのに換気が必要なのかというと、ガスが安全に燃えるためには新鮮な空気を必要とします。
新鮮な酸素が不足している状態でガスコンロを使用すると、不完全燃焼が発生して一酸化中毒になる危険性があるのです。
特に冬は窓を開けたくない季節ですが、最低でも換気扇はきちんと回しておくべきでしょう。
近くに危険な物を置いていないか
ガスコンロを使用する場合には、火にかける調理器具以外の物を置いてはいけません。
得意に可燃性の物をガスコンロの近くに置いて調理をすると、引火や破裂を引き起こす可能性があるのです。
また、ガスコンロと壁の間も十分な距離を取ることが大切です。
どうしても壁とガスコンロの隙間が狭くなってしまう場合には、防熱板を取り付けてから使用しないといけません。
ガスコンロはきれいにして使わないと危険
頻繁に料理をする人や、一人暮らしでなかなか掃除ができない人の場合、ガスコンロが汚れたままになっていることもあります。
ガスコンロが汚れたままの状態で使用すると、バーナーが目詰まりしてしまうことや、溜まった汚れに引火してしまう可能性があります。
面倒でも調理が終了したら、必ず軽く掃除をしておきましょう。
毎回掃除を行う癖をつけておけば、それほど掃除に時間がかかることもありませんし、常にきれいな状態で使用できるので、安全面も衛生面もよくなります。
【ガスコンロ設置するときの注意点】まとめ
ガスコンロは使用するときだけではなく、設置するときにも注意が必要です。
ガス漏れをしている箇所はないか確かめるとともに、ガスコンロは都市ガス用とプロパンガス用があるので、買い間違いのないように気を付けましょう。
使用時は必ず換気扇を回し、できれば窓も開けておくと安心です。
土鍋や耐熱ガラスの調理器具を使用するときには、油は絶対に使ってはいけません。
ガスコンロの掃除も使用後に行い、清潔な状態にしておく必要があります。
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