【遠方への引越し大型の家具・家電はどうする?】処分方法について
遠方への引越し、大型の家具や家電はどうするのがオトク?
就職や転勤などで引越しを行う際、誰もが気になる引越し費用。
家具や家電を含むと費用が高くなることが多くなりますが、スバリ!処分して新調する方がコストがかかります。
しかし、処分する方が良い場合などもありますので、どうするのがオトクになるのかを解説します。
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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
引越し費用はどうやって決まっているの?
引越しの際、一般的に専門の引越し業者に作業を依頼するケースが大半です。
その引越し費用ですが、主に3つの要素で料金が決まります。
引越しの時期
引越しには通常期と繁忙期があり、多くの業者が2月~4月の年度末前後が繁忙期に設定されています。
その時期は引越しをする人も多く非常に忙しくなるため、料金が高めに設定されています。
引越し先との距離
引越し先が、同一市内、同一県内、同一地方(~200km未満)、近隣地方(~500km未満)、遠距離地方(500km以上)、といったように大まかな距離ごとに料金が設定されています。
今回のように遠距離地方への引越しが最も料金がかかるのですが、目安としては大阪~東京がおおよそ500km前後の距離となるので、それ以上離れた場所への引越しにかかる費用を目安にします。
荷物の量
荷物の量の目安は、引越し用のダンボール箱の数で決まるとされています。
ただし、今回のようなダンボール箱に入らない大型の家具や家電はダンボール箱以上に大きくなるため、全体の荷物量が一気に増えることになります。
通常、引越しの目的地を変えることは難しく近距離にするというコストカットはできません。
引越し費用を抑えるには繁忙期を避けることや荷物を減らすことがコストカットに繋がります。
では、実際に引越し業者最大手のサカイ引越センターに依頼した場合の引越し費用の目安を見てみましょう。
単身者が500km以上の遠方への引越し費用目安
・通常期で荷物が少ない場合 … 67,500円
・通常期で荷物が多い場合 … 109,500円
・繁忙期で荷物が少ない場合 … 100,000円
・繁忙期で荷物が多い場合 … 162,500円
実際に利用した人の情報を元にした平均価格ですが、通常期か繁忙期かで大きく変わり、荷物の多さによる影響もかなり大きいことが分かります。
荷物量を減らすことで4~6万円ほどの差が付くことが分かりましたので、減らした家具や家電をその差額で買い替えられるかがポイントになりそうです。
また、家族で引越す場合では共有する家具や家電も多く、寝具やデスクといった個人で使う家具の量が引越し費用に大きく影響します。
大型の家具や家電を多少処分しても大きな差額にならない場合もあるため、しっかりと事前見積りを取ってもらう方が良いでしょう。
大型の家具や家電は処分した方がオトクになるの?
荷物量を減らすことで浮いてくる引越し費用の差額で、処分したものと同等のものが手に入るかどうかでオトクになるかどうかが決まります。
先に触れたように、費用面では新たに家具や家電を買い直す方がコストがかかります。
しかし、ここで考えておくべきポイントは「引越し先で続けて使う価値があるのかどうか」という点です。
・長年使ってボロボロになってきているもの
・10年近く使っている家電
・引越し先の部屋の雰囲気に合わない色や形
これらは買い替えを検討するような状態であるとも言えるので、持って行かずに引越しのタイミングで新調する方が結果的にオトクになる場合があります。
例えば、大型家電の代表である洗濯機や冷蔵庫は、製造から10年以上経っていると故障などが起こっても修理ができず買い替えになることが大半です。
家具類も長期間使ったものは日焼けしていたり、年数相応に傷みもあるでしょう。
これらを引越しで持って行っても短期間で買い替えになってしまう可能性があり、無駄な引越し費用が掛かったことになります。
そこで、まずは新調する方がメリットが大きいかどうかを最初に判断しておく必要が出てくるのです。
新調することで将来的な出費を抑えられるというオトクさは判断が難しいかもしれませんが、ある程度古くなった物を優先して新調するべきか検討しましょう。
大型の家具や家電はどうやって処分したら良いの?
単純に故障や破損などの著しいもので粗大ごみで処分する場合も、引越しのタイミングなどによって処分が難しい場合があります。
そういった場合も含めて、いくつかの処分方法をご紹介します。
引越し業者に処分を依頼する
引越し業者に依頼するメリットは、引越しの当日に不要な家具や家電などをまとめて処分してもらえることです。
別の業者に依頼しなくても一括で処分までしてもらえるので、大幅に手間を省くことができます。
また、処分する物の状態によっては買取してもらえるケースもあるので、新しい物や状態の良い物でも処分を検討している場合には、事前に不用品の回収についての見積もりの相談をしておくと良いでしょう。
リサイクル業者に回収を依頼する
概ねどのような地域でも出張で不用品の回収を行っているリサイクル業者が見つかるはずです。
もちろん処分だけでなく買取も行っているので、状態が良ければ新調する際の負担を大幅に減らすこともできます。
ただし、家具や家電は引越しの直前まで使うものも多いため、引越し直前に業者を手配するなど少々タイトにスケジュールを調整する必要があるでしょう。
ネットオークションやフリマサイトなどで販売する
古家具やレトロ家電など、古い物でも価値が付くネットオークションやフリマサイトで販売するという処分方法もあります。
この方法では価値の判断が難しい場合や販売までにかなりの時間を必要とするため、引越しまでに余裕がある場合にのみ使える方法です。
この中では、引越し業者への依頼が手間がかからず最もオススメです。
引越し準備はただでさえバタバタするため、急な引越しなどの場合は特に引越し準備の邪魔にならない方法を選びましょう。
回収や買取を依頼する場合の注意点はあるの?
引越し業者やリサイクル業者に処分を依頼する場合、買い取ってもらえる物にはある程度の条件があります。
リサイクル(再販)できるだけの価値が無ければ買い取ってもらえないため、故障や破損のあるものは最初から処分をすると決めておきましょう。
多くのリサイクル業者が価値があると判断する条件ですが
・家電は製造から5~6年以内の製品
・家具は組み立て家具ではないもので、購入から1~2年程度の物
これらが比較的価値があるとされる条件です。
もちろん状態が良いことが前提ですが、多少古いものでも有名メーカーの製品であれば市場価値が高ければ価値が付くことがあるそうです。
さらに価値を上げるためには、普段からキレイに使っているのが一目でわかることや、家電のように付属品の説明書やケーブルなどが一式揃っていることなどがあげられます。
残念ながら、タバコの臭いが付いている場合などは新しくても価値が無いと判断されることもあるため、普段の使い方が価値を決めると言えるでしょう。
また、リサイクル業者に回収を依頼する際に、すぐに運び出せない状態になっているのはNGです。
査定に直接影響することは無いですが、引越しでバタバタしているとはいえ荷物が運び出しの邪魔になる状態では心象が悪くなってしまいます。
家具や家電だけじゃない!大きな荷物とは?
家具や家電だけでなく、引越しの際に大きな荷物となるのが自転車です。
乗る頻度や置き場所の関係で、引越しの際にどうするべきか悩む人の多い物です。
自転車も価値はピンキリですが、高級なスポーツ用の自転車を処分する人は少ないでしょう。
安価なシティサイクルなどでは引越し前に処分して新調する方がコストがかからないこともあるため、自転車を持っている人は大きな荷物のひとつとしてどう扱うのかを事前に検討しましょう。
引越しは家具や家電を新調するチャンス!
引越し費用だけで判断すれば、大型の家具や家電を一気に新調する方が必ずコストはかかるでしょう。
しかし、差額を良く考えて古い家電を1~2個だけ新調するとか、新居に合わせて家具を新調するのも方法です。
冷蔵庫を大きくしたい、もう少し大きなテレビが欲しい、ソファの色を変えてみたいといった引越し先に合わせた家具・家電選びと並行して処分か持って行くかを検討すると良いでしょう。
また、転勤や進学などで引越し先での生活に数年だけという期限がある場合、あえて新品の家具や家電に新調するのではなく、リサイクルショップで安価にそろえてしまえば引越し費用も抑えられて一石二鳥です。
特に遠方への引越しで新居を直接内見できていない場合などには、大型の家具や家電は持ち込まずに身軽に引越す方がトラブルを避けられて良いかもしれませんね。
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