【引っ越しは9月がおすすめ】ポイントとその理由
9月をおすすめする理由について
夏休みがあけて、気温も徐々に下がってくる9月ですが、会社では人事異動が多い時期となっています。
そのため、引っ越しをする人も増える季節なのですが、実は9月の引っ越しはおすすめです。
なぜおすすめできるのかを確認してみましょう。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:木原 一憲
得意エリア:奈良市
奈良での不動産キャリア24年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。
9月に引っ越しをするメリットはたくはさんある
9月に引っ越しをするのがおすすめできる理由は、メリットがたくさんあるからです。
どのようなメリットがあるのかというと、「物件がたくさん出回る」「家賃の安い物件が多くなる」「シルバーウイークの連休を利用して引っ越しができる」「暑さが和らいでくる」「複数人向けの物件が増える」などがあります。
物件がたくさん出回る
引っ越しには繁忙期というのがあります。
繁忙期と言えば3月や4月が一般的ですが、就職や進学に備えて、1月から2月のうちに探すという人もたくさんいます。
そのため、年明けから4月までの間は、引っ越し業者も忙しくなりますし、転勤や退職、卒業などで部屋が空くことも多いので、多くの物件が出回る時期だと言えるでしょう。
では、他の時期ではどうなのかというと、9月から10月にかけては、春ほどではありませんが引っ越しをする人がたくさんいる時期です。
夏のボーナスを貰って退職をする人もいますし、人事異動が行われる時期でもあるので、第2の繁忙期とも言われています。
繁忙期は引っ越しの料金が高くなる傾向にありますが、引っ越しをする人が多いことから、物件がたくさん出回る時期でもあるのです。
物件が多く出回れば、それだけ自分好みの物件が見つけやすくなるので、この点はメリットだと言えるでしょう。
しかも春の繁忙期よりも競争率が低いので、より自分好みの物件が見つけやすくなります。
6月や7月、11月や12月は引っ越しをする人の数が少なくなるので、その分引っ越し代を安くできるメリットがあります。
しかし、人の出入りも少なくなる時期なので、物件数が少なくなります。
物件数が少ないと、それだけ選択肢も比例して少なくなるため、希望通りの物件が発見できない可能性もあるでしょう。
自分好みの物件を見つけたいという人は、9月に引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか。
家賃の安い物件が多くなる
9月に引っ越しをするメリットとして、家賃が安い物件を探しやすいことも挙げられます。
なぜ9月は家賃の安い物件が多いのかというと、この時期を逃すと入居希望者が少なくなるからです。
入居希望者が多くなる時期は、春の繁忙期と9月や10月になります。
9月や10月に入居希望者がいないと、年明けまで誰も引っ越しをしてこない可能性も高くなります。
だからこそこの時期に入居してもらう必要があるのです。
しかし、近年の日本は大幅な物価高と増税で生活が苦しい人が増えています。
家賃を高く設定すると、それだけ入居者が少なくなる傾向にあるので、繁忙期には家賃を下げて入居者を増やしたいという大家さんが多くなるのが、家賃の安い物件が多く出回る理由です。
少々引っ越し代が高くなっても、初期費用や家賃を抑えたいと考えている人にとっては、9月に引っ越しをするメリットがたくさんあると言えるでしょう。
シルバーウイークの連休を利用して引っ越しができる
引っ越しをしたいと考えていても、会社の都合で平日では不可能という人もいます。
中には土日でも休みが取れない人もいるでしょう。
しかし、9月にはシルバーウイークという連休があります。
連休も仕事という人もいるでしょうが、休みが取れるという人もたくさんいるのです。
そんなシルバーウイークを利用して引っ越しができるのも、9月に引っ越しをするメリットだと言えるでしょう。
引っ越しをするにはいろいろと準備も必要ですし、手続きを行わなければいけなくなります。
連休に引っ越しを済ませておけば、手続きなども余裕をもって行えます。
暑さが和らいでくる
8月中はかなり気温が高く、熱中症の危険性もあります。
9月になれば徐々に暑さが和らいでくるので、部屋を探すのも引っ越しをするのも楽になります。
部屋探しも引っ越しも楽に行いたいのは誰でも一緒です。
急いで引っ越しをする必要がないのであれば、暑い時期を避けて9月に行うのがよいでしょう。
複数人向けの物件が増える
賃貸住宅には1人暮らしに適した物件や2人で住むのに適した物件、3人以上のファミリー向け物件などいろいろとあります。
春は新社会人や学生の引っ越しが多いので、1人暮らし向けの物件が増える傾向にあると言えるでしょう。
それに対して9月の場合には、転勤や転職をする人が増える時期になります。
さらに6月のジューンブライドに結婚をして、新たに2人で生活する人も増えるため、2人向けの物件やファミリー物件が増える時期なのです。
物件数が増えることで、より自分に適した賃貸住宅を見つけられる可能性が高くなるのも、9月に引っ越しを行うメリットです。
また、9月は6月に次いで結婚をする人が多い時期でもあります。
暑さが落ち着いてくる時期なので、新たな行動をする人が増えるのです。
ちなみに賃貸住宅を探す場合、新築だと家賃が高くなる傾向にありますが、中古であれば比較的家賃が安い物件も多く出回る時期でもあります。
9月に引っ越しをするデメリットもある
9月に引っ越しをする場合、たくさんのメリットが存在します。
しかし、全てメリットだけというわけではありません。
メリットもあればデメリットもあるのですが、9月に引っ越しをするデメリットは、「引っ越し代が高くなりやすい」「人気の物件はすぐに埋まることが多い」「予定通りに引っ越しができない場合がある」「悪天候に見舞われやすい」などです。
引っ越し代が高くなりやすい
引っ越し代は常に一定ではなく、繁忙期ほど料金が高くなる傾向にあります。
例えば春は引っ越しをする人が多いので、他の季節に比べて料金が高く、連休や土日祝日も料金が高くなるのです。
では、9月に引っ越しをした場合はどうなのかというと、春よりは安く設定されている業者が多いものの、1年間で平均すると高額になる傾向にあります。
特にシルバーウイークは引っ越し代が高くなる傾向にあるのがデメリットだと言えるでしょう。
ただし、引っ越し代というのは業者によっても異なるので、まずは複数の業者に見積もりを出してもらいます。
中には1度だけ見積もりの申し込みをするだけで、複数の業者から見積もりが取れるサイトもあります。
ただし、複数の業者から一斉に見積もりの連絡が来るので、時間が取れるときに申し込みましょう。
急いでいる場合はすぐに決めてもよいのですが、一通り見積もり結果を聞いてから選ぶのもおすすめです。
人気の物件はすぐに埋まることが多い
9月は引っ越しをする人が多くなる時期です。
そのため、申し込みが可能な物件の数が増えるのはメリットなのですが、逆にすぐ部屋が埋まってしまう可能性もあります。
特に駅から近くて家賃が安い、比較的新しくて設備が充実しているなど、人気の物件はすぐに埋まる傾向にあります。
せっかくよい物件を見つけて問い合わせをしても、すでに決まっている場合もあるので、よい物件を発見したらすぐに内見の依頼をするのがよいでしょう。
内見をしたからと言って必ず契約しなければいけないことはありません。
内見をして思っていた部屋と違っていた、じっくり確認すると条件がそれほどよくないと思った場合には断ることも可能です。
だからこそ内見をすぐに行い、まずは契約できる状態にしておくことが重要になります。
ただし、後から内見を希望した人が即決で決めてしまう可能性もあるので、ゆっくりしすぎてしまうと契約できなくなることもあるので注意しましょう。
予定通りに引っ越しができない場合がある
物件の数が多くなる9月は、それだけ引っ越しをする人も多くなります。
引っ越しをする人が多くなるということは、引っ越しをする予定の日が予約でいっぱいで、対応してもらえない可能性もあるのです。
このような事態を避けるには、できるだけ早い段階で連絡をしておくこと、引っ越し日にある程度余裕を持たせることが重要です。
見積もりをする前に、大半の業者は引っ越し予定日を事前に聞いてきます。
そのため、一括で複数の業者に見積もりを取ることで、予定日に予約を取りやすくなるのです。
悪天候に見舞われやすい
9月になると台風シーズンとなります。
しかも本格的に秋になりますが、昔から秋の長雨と言われているように、雨の日が増えてくる季節になるのです。
引っ越しは荷物を旧居から新居に運ぶだけではありません。
いろいろと手続きを行う必要も出てきますし、住所の変更は役所に、免許の住所変更は警察署に行って手続きをするのが一般的です。
悪天候では大変な引っ越しがさらに大変になりますし、台風が酷いと引っ越し業者が対応できなくなることもあります。
もし悪天候で引っ越しが困難になったときに備えて、多少引っ越しをする日がずれてもよいように、余裕をもって計画を立てておくのがよいでしょう。
【引っ越しは9月がおすすめ】まとめ
9月に引っ越しを行う場合のメリットとデメリットについて解説してきました。
9月はメリットが多い季節ではありますが、デメリットも存在しています。
重要なのはどのようにしてデメリットを回避するか、どう対策をしていくかです。
不明なことは積極的に聞き、不動産屋や引っ越し業者とよく話し合って予定を立てていくことが大切になります。
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