-
担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!
【視聴距離・体勢】部屋のテレビはどのサイズ・高さがベスト?
テレビを使って番組やネットの動画コンテンツを楽しむにあたり、視聴環境に合わせた画面サイズ選びや設置する高さ決めは重要です。
それらは一体どういう基準を元に判断すれば良いのでしょうか。環境に応じた目安の求めかたについて、詳しく解説してゆきます。
視聴環境に合ったテレビの設置を!
エアコン・冷蔵庫……ご家庭にぜひ欲しい家電は色々ありますが、テレビもそのひとつと言えるでしょう。
そのありかたは時代とともに変化してゆき、地上波の番組だけではなくBSやCS、はたまたインターネット上の動画共有サイトや映像配信サービスが普及したこんにちではYouTubeやストリーミング配信の映画などを見るためにも活用されています。
テレビの利点はまずその映像を見るのに特化した画面の大きさ・美しさですから、せっかくスマホやタブレットでなくテレビを見るならばできるだけ大画面で見たいですよね。
でも、だからといって設置する部屋の広さに見合わない大きすぎるテレビは単に場所を取るだけでなく、近すぎる位置で画面を見ることになり、かえって映像が粗く見づらくなってしまうため考えものです。
また、見やすさの話をするのであれば床に座って見るのかソファや椅子に腰かけて見るのかで、テレビを置く理想的な高さも変わってきます。
①視聴する距離
②視聴する体勢(目線の高さ)
もっとも快適にテレビを視聴するには、この2点を考慮に入れた画面サイズ選びと設置時の高さ決めが重要です。
おのおの大手メーカーや家電量販店などの推奨する目安がありますので、ひとつひとつ見てゆきましょう。
画面サイズ選びには視聴距離の把握が大切
まず、テレビを視聴するうえでもっとも綺麗に見ることができる距離というものがあります。
視聴距離が画面から遠すぎると映像のディテールや迫力は十分に楽しめませんし、逆に近すぎても粗さが目立って映像の良さが損なわれてしまいます。
適切な視聴距離は画面サイズが大きければ大きいほど遠くなり小さければ小さいほど近くなりますから、「普段どの距離でテレビを見るか」によってちょうど良いテレビのサイズが変わってくるわけです。
視聴距離はテレビを設置する部屋の広さにも大きく依存する要素なので、適切な視聴距離を把握することは「この部屋に合うテレビのサイズはどのくらいか」を考えるのにも役立ちます。
画面サイズに応じた適切な視聴距離を導き出す基準となるのは「画面の高さ」です。
フルHDテレビであれば「画面の高さ×3倍」の距離、4K対応テレビの場合は「画面の高さ×1.5倍」の距離が適切な視聴距離となります。
例えば49V型のテレビであれば画面の高さは約60cmなのでフルHDテレビでは約180cm(1.8m)、4K対応テレビでは約90cm(0.9m)が適切な視聴距離の目安です。
フルHDテレビと4K対応テレビで計算が異なるのは4K対応テレビのほうが画素数が多く映像がきめ細かいため、より近くで見るのに適しているからです。
よって近い距離で大迫力の映像を楽しみたい方や、画面との距離がとりづらい環境でもできるだけ大画面で映像を見たい方であれば、4K対応テレビがおすすめと言えます。
逆に視聴距離から適切な画面サイズを計算したい時はフルHDテレビなら「視聴距離÷3」、4K対応テレビなら「視聴距離÷1.5」でちょうど良い画面の高さが割り出せますので、その高さに対応した画面サイズのものを選ぶようにすれば目安どおりとなります。
6畳~12畳ほどのリビングなら1.3m~1.8m、それ以上広いリビングなら1.8m~2.6m、ワンルームのお部屋や子供部屋・寝室なら0.7m~1.2mくらいが一般的な視聴距離と言えますが、お部屋の形や使いかたによっても異なりますから実際に視聴される距離を測って考えるのが一番確実でしょう。
テレビの高さは「画面の中心を目線より少し低く」が理想
椅子やソファに腰かける。床に座る。寝転ぶ。
テレビを快適に視聴するには視聴スタイルに画面の高さを合わせることも大事です。
視聴する体勢によって目線の高さは変わります。
それに対してテレビの角度が合っていないと映像をもっとも良い形で楽しむことはできませんし、テレビの位置が高すぎると画面に天井や照明が映り込んで目が疲れやすくなってしまいます。
とくに寝転んで視聴することが多かったり小さなお子さんのおられるご家庭では位置を高くしすぎないように注意したいですね。
理想的な画面の高さは、画面の中心が目線より少し低くなるくらいと言われています。
画面サイズにもよるのですが、参考としては床に座って見る場合は40cmくらいまでのローボード、ソファや椅子に座って見る場合は40cm~60cmくらいまでのローボードの上にテレビを設置すると理想に近い高さになるでしょう。
もちろん状況や気分によっても視聴スタイルは変わるものですが、「普段どんな体勢で見ることが多いか」を考えて設置する高さを決めれば視聴時の快適さは確保しやすいと思います。
また、テレビを設置する時には地震による転倒や落下への対策も肝心です。
例え1mに満たない高さでもそれなりの大きさ・重さのあるテレビが転倒・落下してしまうと本体や周囲の物の破損に繋がりますし、近くに居る人にも危険が及びます。
地震はいつ起こるか分からないものですから、テレビを置くボードや背面の壁にしっかり固定しておきましょう。
テレビ本体に専用の部品が同梱されていることも多いですが、市販品の転倒防止マットや固定用の金具などもあります。
まとめ~「テレビで映像を見る」強みを活かせるように~
いかがでしたでしょうか。
今回は設置場所や視聴環境・視聴スタイルに合ったテレビの画面サイズや設置する高さの目安について見ていきました。
スマホやタブレットなど、充実の映像コンテンツを楽しめる機器は今や色々あります。
手軽さという観点で語るならばテレビはスマホなどには敵わないと言える面もあるでしょう。
そんな中でテレビを活用するのであれば、やはりご自身の環境のなかでできうる限り、大画面の美しい映像をベストな状態で楽しめるようにしておきたいものですね。
新たにテレビを購入する際や設置場所を考える際は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
関連記事
【一人暮らし入門編】ちょうど良い?単身者向けの広さ(㎡)はこのサイズがおすすめ!≫
知ってそうで知らなかった賃貸物件の【専有面積とは?】≫
【賃貸住宅でテレビが映らない原因とは?】対処方法など解説≫
【CATV付きの賃貸物件とは?】メリット・デメリットをご紹介!≫
-
担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!