Q.営業マンとして活躍できるポイントは?
A.社内でも花形となるポジションが、ルームアドバイザー(営業)です。 簡単にご説明しますと、ご来店されたお客様のご希望をヒアリングし、条件に合ったお部屋のご紹介・ご案内から、ご契約のサポートまでを行います。 その際、『畑山さんに良いところを紹介してもらって良かった』と感謝のお言葉をいただくと、「お客様の為に頑張って良かった」と心から嬉しく思います。
また、私たちの仕事は貸主様と借主様を結ぶ架け橋でもあります。 貸主様が長期空室でお悩みの際は、借主様の声を貸主様へお伝えし、物件の設備や条件を改善提案するのも重要な役割です。 その結果、空室が埋まり『畑山さんに相談して良かった』と言っていただけることも、この仕事の大きなやりがいです。

Q.正木商事の好きなところは?
A.以前いた呉服業界では「営業=個人の競争」というイメージが強かったのですが、正木商事は個人戦だけでなく、基本的には店舗単位の「チーム」として動くスタイルです。 過度な個人競争がないため、社員同士の人間関係でギスギスした雰囲気がなく、みんな仲が良くアットホームです。もちろん、時には良きライバルとして切磋琢磨し、目標に向かうこともあります。 ただ、今この立場(指導者)だから言えますが、仲が良すぎて困る時もありますね(笑)。
また、目先のお金を追求するのではなく、利益とはお客様が満足して頂いた「対価」であるという考え方も好きです。「どれだけお客様を幸せにできたか」こそが利益になる、というこの会社の社風を誇りに思っています。
Q.この仕事をして良かったと思うところは?
A.たくさんありますがその中の1つをお話しします。
私が不動産業界に入って1年目の時の話です。
母娘でご来店されたお客様で、お母様は当時50歳前後、お嬢様は高校1年生だったと思います。第一印象は、お母様は上品で腰が低く、お嬢様は私と目が合ってもすぐに目をそらす、少し人見知りな方でした。
条件は「ネコが飼える一戸建」で、場所は駅から少し離れても良いとのこと。ご希望家賃は4万~4.5万円でした。当時経験の浅かった私は必死に探したものの、条件に合う物件がなかなか見つかりません。
最後に「ここしかありません」と、ご予算より高い家賃5万円の物件をご提案し、ご内見いただくことになりました。 その車中でお引っ越しの理由を伺うと、ご家庭の複雑で切実なご事情を知ることになり、新人の私は胸が締め付けられるような思いをしたのを覚えています。
物件へ到着すると、お母様は予算の都合上「ボロボロな家」を想像されていたらしく、実際の室内を見て「こんなに綺麗なんですか」と、とてもテンションが上がっておられました。 その時、お母様から「実は不動産屋さんはこちらで2件目なんです。1件目は全然相手にもしてくれませんでしたが、条件が厳しくても一生懸命に探して頂いたことに感謝します」と言っていただきました。
感謝のお言葉はとても嬉しかったのですが、現実には「家賃」の問題が残っています。 お客様のご予算に合わせるため、5,000円の値下げ交渉が必要です。オーナー様は少し厳しい方でしたので交渉がうまくいくかは分かりません。ですが、ここまで来て私も引くわけにはいきません。
早速お店に戻り、入居申込書にご記入いただいたその足で、オーナー様のもとへアポイントも取らずに訪問しました。
予想通り厳しい交渉となりましたが、私の必死さが伝わったのか、どうにかオーナー様からご了承をいただき、無事契約することができました。 あの時のお客様の安堵された笑顔と、私が仕事への自信を持つきっかけとなったこの成功体験は、今でも忘れられません。
現在は私もルームアドバイザーから指導する立場となりましたが、実はこの話には続きがあります。
先日、15年ぶりに突然あのお客様からご連絡をいただいたのです。 本当に驚いたのと同時に、私のことを覚えてくださっていた嬉しさが込み上げました。
内容は、今のお部屋を退去してマンションを購入されたとのこと。私は長い期間ご入居いただいた感謝を伝え、電話を切りました。
すると数日後、さらに驚く出来事が。 私宛に、あのお客様からお手紙が届いたのです。
『あの時は路頭に迷い、どうして良いか分からず、しかし娘をどうにか育てていかなければいけない……この不安に心も体も疲れきっていました。あの時、畑山さんに出会えてなければ今の私はなかったかも知れません。生涯あなたを忘れません。本当にありがとうございました。 P.S. 娘も良縁に恵まれ、今は幸せな家庭を築いています』
住まいをご紹介することは、人の人生までも左右する仕事なのだと改めて実感し、私の人生の中でも決して忘れられない出来事となりました。
Q.会社自慢をしてください
A.創業は1965年。私が生まれる前から続く、歴史ある会社です。 地元奈良のオーナー様から「マサキさんのとこはギラギラしていなくて、お行儀の良い会社やね」と言っていただけるのが、私たちの自慢です。
また、ただ歴史を守るだけではありません。 時代背景に合わせて進化し続け、創意工夫で新たなものを築く。「歴史×進化×創意工夫」のバランスを保ちながら前進している点も、大きな強みだと思っています。
大手不動産会社ではルールに縛られ、チャンスが制限されることもありますが、弊社は地域密着で柔軟な社風です。社会貢献のためなら色々なことにチャレンジできる環境があります。 おまけに、社員の仲が良いのも密かな自慢ですね(笑)。
Q.尊敬する方は?
A.尊敬する人は一人と言いたいところですが、正直3人おります。
まずランキングで言うと第3位は、取引先の渡辺紫音さんです。 年齢は私より14歳離れていますが、彼の生きがいは「みんなを元気にしたい」。その言葉通り元気がよく、「思ったことは素直に相手の立場に合わせて伝える」という姿勢を持っています。心を裸にし、相手を思うそのまっすぐな姿がうらやましいですね。
第2位は、正木久雄社長です。 私はたまに、猪みたいに突進して周りが見えなくなることがあります。そのような時、社長は頭ごなしに「注意」するのではなく、今までにないような方法で「アドバイス」をくださいます。 その時の場面でも変わりますが、直近で言うと、さりげなく本を渡されました。その中身がまさに今の私を諭すような内容だったり……。そういった、さりげない優しさが尊敬できますね。
そして第1位は、正木康雄会長です。 この方が私の上司でなければ、おそらく今の役職……いや、今の私のビジネスライフ自体がなかったと言えるほど、影響力のある方です。 正木商事でお世話になって約22年以上となりますが、今まで一度も怒られた記憶がありません。どちらかと言うと、私が進みたい方向があれば思考を整理してくださり、進みやすい環境を整えてくれました。 会長については言い出せばきりがありませんので、この辺にしておきます(笑)。

Q.どんな方がこの仕事に向いていると思いますか?
A.楽しく笑顔で人の為に頑張れる人、根気強く凡事徹底ができる人、まずは目の前のことを一生懸命できる方。 他にも、ハキハキ元気よく話す方や、書類作成などをきっちりこなせる几帳面な方……。言い出せばきりがありませんが、「向いている・向いていない」は結局、あなたの気持ち次第です。「成長したい」という思いがあれば、人は誰でも変われます。
周りは今の私を見てあまり信じてくれませんが、昔は無口で不器用、どちらかというとネガティブ派でした。しかし、こんな私でもいろいろな方と出会い、変わることができました。成長できた私だからこそ、あなたの「変わりたい」気持ちを応援できると信じています。
畑山士郎(ハタヤマシロウ)
正木商事株式会社(賃貸のマサキ)専務取締役。不動産業界キャリア22年以上。4店舗の営業運営・Webマネジメント統括。年間個人売上げレコード保持者。創業1965年の歴史ある自社ノウハウに加え、自身が培った営業キャリアを活かしポジティブ思考の元トップ営業マンとして、完全地域密着型「お客様満足度エリアNo.1」を目指す。
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