LGBTってよく耳にするけど、いったいなに?
Web担当者:西村貴文
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セクシャルマイノリティという存在とは?

LGBT、セクシャルマイノリティと呼ばれる人が居ることはご存じでしょうか。
LGBTとは、「レズビアン(女性同性愛者)」「ゲイ(男性同性愛者)」「バイセクシュアル(両性愛者)」「トランスジェンダー(性別越境者、性別違和)」のそれぞれの頭文字をとって名付けられた、性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の総称です。
実際には、この言葉が造られた4つ以外にも性があることも認められており、LGBTQやLGBTQAといった言葉が使われることもあります。
では、具体的にLGBTにあたる人はいったいどういった人なのでしょうか。
身体と心の性が一致しない人たち

・異性にのみ惹かれる(恋愛感情を持つ)
・生まれた時の身体の性と、心の性が一致している
これが“ふつう”の性のあり方だと考えている人が一般的です。
しかし、この“ふつう”には当てはまらない人が、いわゆるLGBTであるとされます。
電通ダイバーシティ・ラボが2015年に行った調査結果では、おおよそ日本人の7.6%、12~13人に1人の割合でLGBTが存在すると言われています。
LGBTは性を決める4つの要素である、身体的性(生まれた時の身体の性、戸籍上の性)、性自認(心の性)、性的指向(好きになる相手の性)、性表現(服装や口調などの表現の性)で判断されます。
しかし、いわゆる“ふつう”ではないことを理由に迫害を受けたりしてきた経緯や本人の自覚の程度によって、日常生活ではLGBTであることを隠して生活を送っている人も多いため、言われなければわからなかったということが多いようです。
具体的にはどんな人なの?

LGBTの代表的である、レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーとは、具体的にはどういった性を持つ人なのでしょう。
レズ(女性同性愛者)
身体的性が女性、性自認が女性、性的指向が女性、性表現はおおよそ女性、となる性。
ゲイ(男性同性愛者)
身体的性が男性、性自認が男性、性的指向が男性、性表現はおおよそ男性、となる性。
バイセクシャル(両性愛者)
身体的性、性自認、性表現が同じ性で、性的指向が男性女性の両方となる性。
トランスジェンダー(性別越境者)
身体的性と性自認が一致していない性。
医学用語である性同一性障害(性別違和)と同じ意味合いで使われることが多い。そのほかに、クエスチョニング(性自認や性的指向が定まらない性)、パンセクシュアル(性的指向が性別にとらわれない性)、アセクシュアル・ノンセクシュアル(性的欲求が無い性)などもあり、様々な性に細分化されて名称がつけられています。
有名人にも多いLGBT

日本でも、テレビ番組やCMでLGBTを見かける機会は非常に多くあります。
非常に有名な人であれば、女装家の「マツコ・デラックス」はテレビで見ない日は無いくらいですよね。
女装家という言葉の生みの親である「ミッツ・マングローブ」も多くのテレビ番組で見かけます。
共に、ゲイであるとを公表していたり、ドラァグクイーン(ゲイ文化の中で生まれた派手な女装でパフォーマンスを行うこと、ゲイやバイセクシュアルが多いが必ずしもそうではない)としての活動もしており、またLGBTの周知活動にも積極的に参加しています。
しかし、時にゲイなのかバイセクシュアルなのか判断がつかないということもあるようで、あえてどれかの分類に当てはめない生き方、という表現もされています。
トランスジェンダーの代表とも言える「はるな愛」も、今では女性という認識の人も多いようですが、性別適合手術を受けているものの結婚をするまでは戸籍上は男性としての活動を宣言しています。
ミス・インターナショナル・クイーン2019での優勝など、ニューハーフとしての活動は日本人の中でもトップクラスですね。
振付師・ダンサーである「KABA.ちゃん」も有名なトランスジェンダーですが、性別適合手術を受け、それに伴い戸籍上の性も女性に変更しています。
トランスジェンダーでも、性のあり方は一様ではないようで、心の在り方と性別の在り方が千差万別であることは見て取れますね。
LGBTを受け入れる世界へ

最近では「LGBTフレンドリー」という言葉が企業や店舗などでも使われ、受け入れる体制が整った環境も多くなってきているようです。
これは、「LGBTであることを理由に断らない」という体制が整った職場や商店であるということを意思表示するものです。
時に、職場を探したり、住居を探す場面でもLGBTを理由に断られるケースがあります。
その理由は実は明確ではなく、“ふつう”ではないことを毛嫌いしてのことが多くあるようで、そういった理由で断られた側のショックは計り知れないところ。
今では、就職や賃貸契約などにおいてもLGBTフレンドリーであることを明記している環境も多く、職場や住居を探すシーンでの不安は徐々に解消されつつあるようですね。
また、住居を構える際に必要な住宅ローンに関しても、LGBT(同性婚者)向けのローンを用意する銀行の登場もあり、LGBTであることが障害にならない環境は着々と整っています。
今後のLGBTの在り方とは?

さまざまな周知活動が行われているもののLGBTに対する認識や理解は難しく、LGBTを受け入れる土台はまだまだ不安定と言わざるを得ないのが現状です。
日本全体としては同性婚は認められていないものの、ようやくパートナーシップ証明書(結婚に相当する関係であることを認める証明書)が発行される制度が一部の自治体で始まったばかり。
また、LGBTをカミングアウトしていじめを受けた人や、職場に居場所がなくなったという人も少なからず居ます。
先に述べた“ふつう”の考え方の人が変わらなければ、この状況を変えることは難しいのかもしれません。
調査結果では12~13人に1人、満員電車に乗ればその中に20人ほどはLGBTが居る計算になります。
自分の周りにLGBTを隠して生活している人が居るかもしれないし、親しい人が実はLGBTかもしれないということは十分に考えられます。
自分の子供の性が不安定だったり、LGBTの恋人を連れてきたら?ということも、今後の日本におけるLGBTの在り方を考える上では避けて通れないのかもしれません。
皆が多様性のある性の在り方を、うまく受け入れられるようになれば良いですね。
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