奈良の賃貸豆知識 「1坪」の広さ
賃貸や売買の不動産で広さを表す「1坪」とは一体どのくらいの広さになるか気になりますよね。そんな皆様へ分かりやすくご説明いたします。
まず、「1坪」は ㎡(平米)で表すと3.30578㎡ (平米) になります。この値に定義付けられたのは昭和26年に制定された尺貫法が基本となっております。
■1坪から㎡(平米)の計算方法
1坪=3.30578㎡(平米)
1坪=6尺平方メートル 1尺=30.303㎝
6尺平方メートル×30.303㎝(1尺)=181.818cm
センチメートルからメートルへ換算し計算すると
181.818cm×181.818cm=3.30578㎡ となります。
■1坪はタタミの何畳分?
タタミ1畳の大きさは1.62㎡(※注) となりますので、1坪が3.30578㎡ということは約タタミ2畳分の広さになります。
地域で畳のサイズは違います!
江戸間 = 880mm×1760mm = 1.548㎡
主な地域:関東地方ほか全国各地
京間 = 955mm×1910mm = 1.824㎡
主な地域:京都をはじめ関西方面
中京間 = 910mm×1820mm = 1.6562 ㎡
主な地域:岐阜、名古屋をはじめ中京地方、岩手、山形、福島、北陸、
沖縄の一部
団地間 = 850mm×1700mm = 1.445㎡
賃貸アパート・ハイツやマンション等の集合住宅
琉球畳=880mm×880mm
※注 賃貸、売買の不動産広告表示の場合、公正取引協議会の定めた
1畳=1.62㎡ となります。
■畳のサイズが違うのはなぜ?
例えば京間(955mm×1910mm)と団地間(850mm×1700mm)を比較するとハッキリ大きさの違いがお分かりになると思います。
この違いには諸説があり、関西方面の家の大きさは、畳の大きさをもとに作られていました。それに対して、関東方面では先に家を作り、作られた家の柱から柱の間を1間として畳を作っていました。
このため畳の大きさに差が出たといわれ、その後京文化の影響を受けて各地域の慣習をもとにさまざまなサイズへ広がっていったといわれています。
知れば知るほど奥が深い大きさの表示ですね。今後の奈良で賃貸を探す時にお役立て頂ければと思います。