【意外と知られていない⁉︎】フローリングとクッションフロアーの違いとは?
フローリングとクッションフロアはどう違うの?

一般的な住宅の床材において「フローリング」や「クッションフロア」という表記を見かけます。
しかし、室内の写真を見ても木目のような場合はどちらの床材なのかを判断することは難しく、物件情報に表記が無いと判断できないこともあります。
また、床のリフォームを検討していても、その違いがイマイチ判らずにどちらを選べばよいのか困ることもあるでしょう。
実際には全く異なる床材で、部屋の用途に合わせて選ぶことも多く、それぞれに適した異なる床材を選ぶこともあります。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、詳しく説明していきましょう。

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賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。奈良の社内仲介ランキングNo.1の実績有り。奈良の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、奈良のことは幅広い情報を持ち、特に天理市事情に日本一詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
フローリングとは?

フローリング(flooring)とは、主に木質系材料からなる床材のことです。
ただし、英語のflooringは単純に床材を意味する言葉であるため、畳などもflooringとなるので注意が必要です。
日本で用いられるフローリングは、大きく分けて2種類あり「単層フローリング」と「複層フローリング」に分かれます。
単層フローリングは、天然木を切断加工して形を整えたいわゆる「無垢材」を使用して作られるため「無垢フローリング」とも呼ばれます。
日本でフローリングと言えば、主としてこの無垢フローリングを指すことが殆どです。
複層フローリングは、複数の合板を貼り合わせて整形し、表面に天然木の薄板を貼ったもので、何層も重なっているため「複合フローリング」とも呼ばれます。
単層フローリングとは異なり、重ね合わせる材料によってさまざまな機能性を持たせることができるのが特徴で、表面加工で傷や汚れに強いものや防水性に優れたもの、合板の間に遮音材を入れて遮音性を高めたものなどがある。
フローリングのメリットやデメリットは?

2種類のフローリングにおける共通のメリットは?
隙間が少なく繊維質でないことでホコリや汚れがたまりにくく、カーペットや畳などと比べて掃除がしやすいこと。
掃除がしやすいことで、ホコリなどを住処にするダニなどが発生しづらいことも挙げられます。
単層フローリングには木材本来の「調湿機能」が備わっているため、室内を適度な湿度に調整してくれます。
材質によって硬さも異なり、広葉樹なら柔らかく優しい肌触りが特徴で、針葉樹なら硬く耐久性に優れます。
また、年月を重ねることで自然な光沢が出るなど、味わい深い床になっていきます。
複層フローリングの場合は、その素材に持たせた機能性が大きなメリットになります。
キッチンなどの水回りには耐水性、子供部屋には遮音性や耐久性の高いものといった使い分けもできます。
フローリング共通のデメリットは?
それは床の硬さや冷えやすさです。
クッション性が少ないため足が疲れやすいということと、夏場はひんやりと気持ちのいいフローリングも冬場には足元から冷える寒さがあります。
その他に、耐水性の機能性が無かったり、ワックスなどでメンテナンスをしていない場合、水に弱いというデメリットもあります。
濡れたまま長時間放置すると、床材が膨張したりシミになることがあります。
単層フローリングは定期的にワックスを塗るなどのメンテナンスが必要であったり、複層フローリングよりも優れた調湿機能がある反面、大きく膨張することで反り返ったり割れたりする場合があります。
素材の伸縮性に合わせ、施工時に僅かな隙間を作ることで対処しますが、その隙間がホコリや汚れが詰まる原因となる場合もあります。
複層フローリングの場合、無垢材を用いる単層フローリングと比べて木目が単調になるため、デザイン面では無機質な床になります。
また、表面の薄板が経年劣化でひび割れたり剥離する場合があります。
クッションフロアとは?

クッションフロアは塩化ビニール素材で作られた、厚さ1.8mm~3.5mmのシート状の床材で、建築業界では「CF」と省略されます。
塩化ビニール素材であるため水を弾くことが特徴で、キッチンや洗面所、脱衣所、トイレなどの水回りを中心に使用されています。
近年では水回り以外の部屋でも用いられることが多く、ホームセンターなどでも取り扱いがあるためDIYでのリフォームなどに用いられることも増えています。
デザインや表面の成形も自在にできるため、木目調のクッションフロアはフローリングと勘違いしてしまうものもあります。
クッションフロアにスポンジ状の防音材を組み合わせた、防音性と衝撃吸収性に優れる機能性製品といったものもどんどんと登場しています。
また、住宅用以外に土足用や店舗用といった製品もあり、住宅用の製品よちも耐摩耗性や対汚性を高めた製品など数多く製造されています。
クッションフロアのメリットやデメリットは?

クッションフロアのメリットは?
その防水性と施工が簡単であることが挙げられます。
水濡れに強く、濡れてしまってもふき取るだけなので水回りの近くに多く用いられることと、多少の汚れなら水拭きなどでキレイに拭き取れます。
キッチンなどで気になる油汚れも、中性洗剤などで汚れを落とすことができるため、掃除が簡単です。
また、薄くて柔らかいシート状の素材なので、ハサミやカッターナイフなどで切ることができ、貼り付ける際も床材用の両面テープを使うことで、誰でも簡単に施工することができます。
元の床材を傷めずに取り外すこともできるため、賃貸物件をDIYでリフォームする際にも用いることができます。
クッションフロアのデメリットは?
いくつかの理由がありますが耐久性の低さです。
まず、水回りの近くで多用されますが、脱衣所などのように湿度が高い環境では接着剤が剥がれ、床材が浮くことがあります。
それにより、クッションフロアにカビが発生するなどのトラブルになることも多く、対策として適切な換気が必要とされます。
他に、長期間重たいものを乗せてしまうとクッションフロアが凹んでしまいます。
家具などをそのまま持ち上げずに引きずってしまうと、薄いクッションフロアは破れてしまうこともあるなど、注意が必要です。
素材がビニールであることにも注意が必要です。
木材であるフローリングとは異なり、熱湯や火のついたタバコなどを落としてしまうと溶けてしまうことがあります。
フローリングとクッションフロア、どちらが良いの?

どちらにも一長一短あり、甲乙付けることは難しいでしょう。
そのままで使うなら耐久性はフローリング、特に機能性を高めた複層フローリングに軍配が上がります。
しかし、クッションフロアはフローリングの半額ほどと安価に施工することもできるため、後々貼りかえるつもりでクッションフロアを選択するのも間違いではありません。
ただし、クッションフロアは見た目や質感がビニールで安っぽく見えてしまうため、それを嫌う人も居ます。
もし戸建を新築したりリフォームするための床材を検討しているのであれば、それぞれのメリットやデメリットを加味した上で、各部屋ごとにどの床材が適しているのかを判断して選択する必要があるでしょう。
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