【天理市で導入される学校3部制とは?】導入する目的や特徴を解説
天理市で導入される学校3部制

奈良県天理市の小学校で、学校3部制が導入されます。
近年では少子高齢化が進み、子供が少なくなっています。
さらに小学校も廃校になったり統合されたりするケースが増えており、その対策として導入されるのです。
そこで学校3部制について見ていきましょう。
学校3部制とは何か

まずは学校3部制について見ていきましょう。
学校3部制とは、簡単に言えば「教育の場」「学童保育」「公民館」の3つの機能を持つ学校のことです。
この3つについて詳しく紹介していきます。
教育の場
本来学校は子供を教育する場所なので、これは日本全国どこの学校でも同じです。
小学校であれば1年生から6年生までで、満7歳から満12歳までの子供が勉強を行う施設です。
義務教育なので、対象の年齢になれば、必ず通わなければいけません。
通常学校には各種教室や体育館、校庭があります。
また、教員がテストの作成や採点などを行う職員室に、体調を崩したときに行く保健室もどこの小学校にも完備されています。
理科室や音楽室など、特定の教科で使用する教室も存在しており、授業によっては教室を移動することもあります。
また、学校3部制には含まれていませんが、小学校は緊急避難施設としても活用されるのが一般的です。
地震や台風などで避難を余儀なくされたときにも使われるので、重要な存在だと言えるでしょう。
ただし、通常は子供たちが勉強を行うために使われています。
中にはリトルリーグなど、子供たちを対象にしたスポーツチームの試合や練習に使われることもあります。
学童保育
学童保育は保育園とよく似ていますが、保育園は未就学児を対象としている施設です。
それに対して学童保育とは、小学校に通う児童を対象にした保育施設です。
学童は小学校の敷地内に設置されているところもあれば、小学校の隣や比較的距離が離れている場所に設置されていることもあります。
中学生になれば、1人でも安心して家で両親の帰りを待つことができるでしょう。
しかし、小学生だと心配だという親も多いので、仕事で両親が遅くなる家庭などで学童保育が利用されています。
利用する費用も比較的安く、5,000円から10,000円前後に設定されているところが多いでしょう。
もちろん地域や規模、学童が設置されている場所などによっても価格設定は異なります。
利用できる時間帯は保育園と大体同じで、学校終了後から午後5時、もしくは6時までなのが一般的です。
学童によっては、土日祝日や夏休みなどでも預かってくれるところがあります。
公民館
街中によく設置されており、実際に見たことや利用したことがある人もいる公民館は、地域住民のための施設です。
社会教育法第20条によって、自治体住民の憩いの場や交流の場として使われます。
市区町村で運営されており、事前に申し込みを行えば、イベントなどを行うこともできます。
ただし、どのようなことでもできるわけではありません。
可能な活動内容は、自治体によっても異なるので、事前に確認しておきましょう。
学校3部制の特徴

学校3部制は、教育の場と学童保育、公民館が一体となっており、子供たち以外にも、地域住民が気軽に利用できる場所として天理市が導入を行います。
では、教育の場や学童保育、公民館が一体となっている以外に、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
それは「時間や曜日で利用目的を変更する」「複数の建物を管理せずに済む」「小学校の統合や廃校を防ぎやすい」「誰もが気軽に使える場所になる」などです。
時間や曜日で利用目的を変更する
学校3部制の大きな特徴は、利用時間や曜日で利用目的が変更できる点です。
平日の朝から昼にかけては、もちろん学校本来の目的である児童や生徒が勉強するために利用します。
朝の8時半から授業が始まり、夕方の3時や4時に下校という学校が多いでしょう。
放課後は学童保育所として利用し、両親が仕事から戻る5時や6時ごろまで子供たちを預かる場所として活用されます。
夏休みや土日祝日は、学校が休みなのが一般的です。
学校が休みのときは学校を開放し、子供たちの遊び場として提供される学校や、スポーツを行う場所として使用されることはよくあります。
それに対して今回天理市が行う学校3部制では、公民館として学校が休みのときに利用されるのです。
公民館は地域の交流場所としてだけではなく、イベントなども開催が可能です。
複数の建物を管理せずに済む
公共の建物というのは、地方自治体が管理をしています。
管理をするのにも人の手が必要なので、手間や人件費がかかってしまいます。
しかし、学校3部制が導入されれば、小学校1つで学校に児童保育所、公民館として使用することができます。
本来であれば学校の他に学童と公民館を加えた3つの建物が存在しているので、これを1つにすることで大幅に管理が楽になります。
その結果、人件費の削減や手間を回避できるというメリットがあります。
小学校の統合や廃校を防ぎやすい
最近では複数の小学校が1つに統合されることや、小学校自体が廃校になるケースが増えています。
その原因は少子高齢化なのは言うまでもありませんが、公共の建物が多いと、それだけ管理も大変になります。
しかし、小学校が色々な目的で活用されれば、管理が楽になるだけではなく、費用の削減にも繋がるので、その結果小学校の統合や廃校も防げるのです。
天理市が今回導入する学校3部制では、小学校と学童保育、公民館が一体化されるシステムです。
小学校には他にも災害が発生したときの避難場所としても活用されています。
中には休日に子供たちの遊び場として開放されるところもあるので、うまく活用されていれば、統合や廃校を防ぎやすいと言えるでしょう。
廃校や統合になれば、使わなくなった建物を解体しなければいけなくなる場合もありますし、使い続ける場合もいずれ修繕が必要です。
解体費用や修繕費用の削減に繋がる点も、学校3部制のメリットです。
誰もが気軽に使える場所になる
小学校は本来児童と教職員しか使用できません。
そのため、無関係の人は立ち入り禁止となっているケースが一般的です。
卒業してしまえば、小学校に全く訪れないという人も多いでしょう。
学校3部制が導入されれば、子供を迎えに行くために児童の保護者も利用します。
公民館としても使用できれば、誰でも気軽に使える小学校になるので、イメージアップにも繋がります。
奈良県天理市以外にも学校3部制の導入事例がある

奈良県天理市でも少子高齢化による児童の減少や、人口減少に比例して税収も減少するという見方がされています。
そこで学校3部制を導入し、小学校の統合や廃校などを防ぎ、現状を維持させようとしているのです。
この学校3部制ですが、実は奈良県天理市以外にも導入している事例があります。
それは東京都三鷹市で行われている学校3部制です。
しかし、三鷹市と天理市では導入目的が若干異なっています。
天理市も三鷹市も、本来の小学校の目的である子供たちの勉強の場という点は一緒です。
その他の点は、天理市が学童保育の場や地域の交流などを担う公民館としての役割を担うシステムなのに対して、三鷹市は朝食を取った児童がそのまま授業を受けるというシステムを導入しています。
これは不登校を防ぐ目的があります。
若干の違いはあるものの、小学校を有効活用するという点では同じです。
【天理市で導入される学校3部制とは?】まとめ

今回は奈良県天理市で導入される学校3部制について紹介してきました。
少子高齢化による人口減少で、小学校の統廃合を防ぐ目的があります。
天理市では小学校としての機能だけではなく、児童保育や公民館の役割を持つ学校3部制を導入します。
東京都三鷹市でも、天理市とは若干異なる学校3部制ですが、すでに導入されています。
天理市でのお部屋をお探しなら「賃貸のマサキ」にお任せください≫
関連記事

【奈良市VS天理市】住みやすさを徹底比較!メリット・デメリットなどまとめ≫

天理市の待機児童対策はどうなってる?≫

