希望の物件が見つかったなら、できるだけ早く入居の意思を知らせてください。 ここでは、入居の意思表示をする入居申込書をご記入いただく段階から契約までについて解説します。
申し込みから契約までの流れ
不動産会社(賃貸のマサキ)にて入居申込書の記入・提出(入居申込)
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大家さんまたは管理会社・保証会社による入居審査
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不動産会社より重要事項の説明
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契約 となります。
■入居申込
入居申込書の記入と、必要書類をご準備いただきます。この際に身分証明書や、ご本人の収入証明が必要になることがあります。
また、申込時に連帯保証人の住所や勤務先を記入することがあるので、あらかじめ連帯保証人になってもらう方に確認しておくとよいでしょう。
入居申込の段階では、以下の項目について確認しておくと安心です。
・申込金の有無:申込時に家賃1か月程度の申込金が必要なことがあります。このお金は預り金扱いとなり、初期費用に充当されます。最近は申込金不要の物件も増えているので、必要かどうかを確認しておくといいでしょう。
・契約日:現在空室ですぐ入居できる部屋の場合、契約開始日から家賃が発生します。契約開始日から入居までの日数が開く場合、家賃について話し合う必要が出てきます。
スムーズに契約が行えるように、契約時に必要な書類や費用は事前に聞いておきましょう。
■入居審査:大家さんまたは管理会社・保証会社が、入居希望者の入居申込書を確認し、入居可能かどうかを判断することです。早ければ2~3日、遅くても10日ほどで結果が出ます。審査中に契約時の必要書類等を準備しておくとスムーズに契約が進められます。
<審査中に準備したいもの>
契約時に必要とされる主な書類には以下のようなものがあります。
・本人の住民票
・収入を証明する書類(源泉徴収票または確定申告書のコピー)
・連帯保証人の印鑑証明
・初期費用(敷金・礼金、仲介手数料、保証料、火災保険料、前払い家賃として家賃1か月分)
■重要事項の説明
重要事項説明とは、これから契約する物件の建物のことやお部屋について、また諸費用や規約、物件に関するルールなどを、宅地建物取引士が説明し、最終確認を取ることです。この最終確認後に契約へと移りますので、この時点で疑問に思ったことはうやむやにせず、必ず確認を取るようにしてください。
<確認しておきたいこと>
・敷金返還に関する約束と原状回復について:原状回復の範囲と、退去時に敷金がどのように返還されるのかは特に大事なので必ずチェックしておきましょう。
・更新や退去時に必要なお金:更新料の有無、必要な場合はいくらになるのか
・解約通知について:退去希望日の何か月前までに通知する必要があるのか。規約によっては、急な解約は退去後も家賃が発生することがあります。
・禁止事項:ペット可か不可か、事務所利用が可能か等
・設備:エアコンや照明など、設備によっては前入居者が置いて行ったものという場合があります。その場合は故障しても大家さんに修繕の義務はありません。不要な場合は撤去が可能かどうか確認を。
■契約
契約書にサインをし、必要な初期費用を支払います。契約書はサイン及び押印をし、大家さんと入居希望者それぞれで保管します。
以上が大まかな流れになります。
物件によっては多種多様な必要書類の提出を求められる場合もあります。契約前に書類をそろえることができるように、段取り良く準備を進めていきましょう。