【最新版】賃貸の名称「コーポ・ハイツ・メゾン」違いとは?意味や由来を解説!
【コーポ・ハイツ・メゾン……】どう違う?意味や由来を解説!

賃貸物件の建物名でよく目にする「コーポ」「ハイツ」「メゾン」やその他の単語。
それぞれどのような由来でどのような意味合いがあるのでしょうか。
法令で「こう使い分けなければならない」というのが定められているのでしょうか。
詳しく解説してゆきます。

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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。


命名に何か決まりはあるの?

アパートやマンションといった賃貸物件には、固有の名前がつけられていることがほとんどですよね。
住所を書くときに用いたりもします。
なかにはユニークな名前のものもあったりしますが、建物名に使われる言葉としてよく出て来る単語もあります。
例えば「○○コーポ」「○○ハイツ」「〇○メゾン」なんかはアパートでよく目にする名称ですし、聞き慣れておられる方も多いでしょう。
でもこれらって一体どういう意味で、どういった違いがあるのでしょうか。
建てかた・建物のつくり・外観などについて何かしら明確な使い分けの定義があって、「コーポ」「ハイツ」「メゾン」それぞれを名乗るには一定の基準を満たさなければならなかったりするのでしょうか。
それぞれの言葉に明確な使い分けの基準はない!

「コーポ」「ハイツ」「メゾン」いずれも外来語のような響きですが、コーポは和製英語、ハイツは英語、メゾンはフランス語という違いがあります。
コーポは実は略称で、略さずに言うと「コーポラス」となります。語源は「corporate house」という英語で、その意味合いは「共同住宅」となります。
「cooperative house」の略という説もありますが、「共同住宅」という意味合いは大きく異なりません。
和製英語のコーポとしては軽量鉄骨造や木造で2階建ての共同住宅を指すことが多いです。
ハイツはアルファベットにすると「heights」で、直訳すれば「高さ」「高台」などの意味をもつ英語ですが、転じて「高台にある家」のことも指します。
ただし実際にわが国でハイツと言っても高台にあるとは限らず、プレハブ製で2階建ての共同住宅がまとめてそのように呼ばれるのが一般的です。
メゾンは「maison」というフランス語で、日本語ではストレートに「建物」「家」と訳すことができます。
それぞれの言葉が指す意味合いや語源としては以上のような感じですが、では明確にそれらを定義づける法令はあるのかというと、建築基準法にも宅地建物取引業法にもとくにそういった基準はありません。
先に述べた話もあくまで「一般的にそういう建物がそう呼ばれていることが多い」という話であり、「○○コーポという名前だから木造か軽量鉄骨造だ」とか「○○ハイツだからプレハブ製だ」と判断できるものではありません。
法令上の定義がないということは、物件の所有者が自由に名づけることが可能なものですから、お部屋を探す時は名称のみで物件の造りを想像するのではなく実際の構造についての情報にしっかり目を通して判断するよう気をつけましょう。
他にもたくさん!賃貸物件の名前でよく出てくる単語

見てきた3つ以外にも、マンションやアパートの名称でよく使われる単語はあります。
どれも聞いた覚えがある方も多いと思いますので、その語源や意味合いなどと一緒にまとめてご紹介します。
マンション名でよく使われる単語
レジデンス:語源は英語で「大きな邸宅」「官邸」を表す「residence」。
コート:語源は英語で「(壁のある庭で囲まれた)大邸宅」を表す「court」。
パレス:語源は英語で「宮殿」「公邸」を表す「palace」。
アパート名でよく使われる単語
ヴィラ:語源はフランス語で「別荘」を表す「villa」。
シャトー:語源はフランス語で「城」「貴族の邸宅」を表す「chateau」。
ハイム:語源はドイツ語で「家」「住まい」を表す「heim」。
カーサ:語源はイタリア語で「家」「住宅」を表す「casa」。
元をたどればなかなかスケールの大きな単語が並んでいますね。
こうなると「マンション」「アパート」という単語の語源や意味合いも気になってきませんか?ついでに見てみましょう。
まずマンションは英語の「mansion」という言葉が語源ですが、意味合いは日本のそれとは大きく異なります。
住まいという点は共通であるものの英語で「mansion」と言えはセレブが住むような、たくさんの部屋がありプールもついているような大邸宅のことを指します。
日本でいうマンションを指す英単語としては「apartment」や「condominium」といったものがあり、両者の違いとしては「apartment」は一般的に賃貸住宅を指し「condominium」はいわゆる分譲住宅のことを指します。
アパートの語源についてはもうお気づきだと思いますが、先ほど出てきた「apartment」という英単語がそれになります。
日本ではアパートとマンションは区別されていますが、英語の「apartment」は賃貸住宅全般を意味します。
まとめ~外国語由来の名前が多く使われるようになった背景~

いかがでしたでしょうか。
今回は「コーポ」「ハイツ」「メゾン」など賃貸物件の建物名によく出てくる単語の意味合いやそれぞれの違いについて見ていきました。
・コーポは和製英語、ハイツは英語、メゾンはフランス語がそれぞれ由来となっており、いずれも住宅や家にまつわる単語である。
・それぞれの使い分けに法令上の基準はとくになく、建物の所有者が自由につけることができる。
こうした外国語由来の名称が集合住宅に使われるようになったのは1980年代ごろからのことです。
高度経済成長期を経て大きく発展を遂げたわが国において、「先進的かつ高級でおしゃれなイメージのある言葉」として多くの外国語由来の言葉が取り入れられるようになりました。
集合住宅においても例外ではなく、それまでは『○○荘』というような名称が一般的だったのが、次第に変化してゆくことになりました。
普段何の気なしに触れている住まいにまつわる言葉でも知らないことはたくさんありますから、調べてみると面白いものですね。


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