【2025年】奈良の難読地名あなたはいくつ読める?ルーツについて解説!

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これなんて読むの?奈良の難読地名大集合!


これなんて読むの?奈良の難読地名大集合!


奈良県内を車で走っていると、「え?これなんて読むの?」と思うような地名が出てくることや、バス停の表記を見て勝手に「こう読むんだろうな」と思っていたらアナウンスでは全然違う読み方をされていた・・・なんてことが、よくあります。


さらに今、賃貸物件を探している時にも「??」な地名、見当たりませんか?


それだけ、読み方のわかりにくい地名が多いです。


特に奈良県外から来られた方は読み方に悩む地名が少なくないのではないでしょうか。


いえ実は、奈良県民でも自分が住んでいるエリア外の難読地名が読めないことも恥ずかしながらよくあることです。


そこで今回は「奈良の難読地名」を集めてみました。



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    賃貸専門家:古川 真史

    資   格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士

  • 奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。



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    市町村がすでに難読!これだけはおさえておこう


    市町村がすでに難読!これだけはおさえておこう


    そういえば奈良県内の市町村名も、読み方に悩む地名が少なからずありますよね。


    でも、市町村はできれば覚えておきましょう♪


    特に読みにくいのはこのあたりでしょうか。


    ・生駒(いこま)市・・・最近は乃木坂46のおかげで市民権を得ましたが、奈良県とのかかわりが少なかった人は多少悩むかもしれませんね。


    ・御所(ごせ)市・・・「ごしょ」って読みたくなりますが「ごせ」です。


    ちなみに御所市内にも難読地名がたくさんあります。


    ・斑鳩(いかるが)町


    ・平群(へぐり)町・・・古墳時代の豪族の名前が由来です。


    ・野迫川(のせがわ)村






    「奈良市」の難読地名


    「奈良市」の難読地名


    ・京終(きょうばて):奈良に来られた方々がまず読み方に悩むのがこちらの「京終」。


    「北京終町」「南京終町」というバス停がありますが、よく「ぺきんおわりまち」「なんきんおわりまち」と読めてしまうという声を聴きます。


    「京終」とは「京」の「終わり」という意味で、「京」はみやこのこと、つまり平城京の終わり⇒一番端をさします。


    この意味を一度おさえると、「北京」「南京」とは読めなくなるので不思議ですね。


    ・杏(からもも)町:「あんまち」とつい読みたくなってしまいます。


    「からもも」は中国産の桃の一種で「唐桃」と書きます。


    この「唐桃」、通称を杏と呼ぶ果実のこと。


    杏町はその「唐桃」が植えられていた場所、という意味でつけられています。


    ・阿字万字(あぜまめ)町:「字」という同じ漢字をひとつめは「ぜ」ふたつめは「め」と読むので「んん?」となってしまいそうですね。


    これは弘法大師がこの地に「阿宇万字」という秘符を納めたという伝承からきているとされています。


    ・不審ヶ辻子(ふしがづし)町 :昔、元興寺のお坊さんが鬼を追い払った際に見失ってしまった場所、という由来があります。


    「辻」は交差点の意味。


    ・鹿野園(ろくやおん):鹿がわちゃわちゃしているイメージが浮かびそうな地名ですが、その由来は奈良時代、日本にやってきたインド僧によって釈迦が悟りを開いた聖地・サルナート(鹿野園)にちなんで名づけられたとされています。


    奈良市内にはほかにも


    ・平城山(ならやま)


    ・山陵(みささぎ)町


    ・神殿(こどの)


    ・杉ケ町(するがまち)


    ・内侍原(なしはら)町


    ・大豆山(まめやま)町


    ・破石(わりいし)町


    ・鵲(かささぎ)町


    ・三碓(みつがらす)


    ・帯解(おびとけ)


    ・餅飯殿(もちいどの)


    などの地名があります。


    皇室の安産祈祷でおなじみの帯解寺がある「帯解」や日本テレビの24時間テレビのチャリティーイベントが行われる場所としておなじみの「もちいどの商店街」がある「餅飯殿」などは県外の方でも耳にしたことがある地名ではないでしょうか。






    「大和郡山市」の難読地名


    「大和郡山市」の難読地名


    ・今国府(いまご):古代律令制のもとで、国府を置いた場所というのが由来とされています。


    が、「国府」は全国的に「こう」と読ませる地名が多数ある中、「ご」と読ませるのは珍しいようです。






    「生駒市」の難読地名


    「生駒市」の難読地名


    ・暗(くらがり)峠:もともとは「鞍ケ嶺峠」と呼ばれていた場所。


    松や杉が繁って暗くなっていたので暗峠とよばれるようになったのだとか。


    余談ですがこの峠は心霊スポットとしても有名です。






    「天理市」の難読地名


    「天理市」の難読地名


    ・苣原(ちしゃわら):苣の木がたくさん植えられていたことが由来とされています。


    ・杣之内(そまのうち):木堂・山口・内山という3つの村を合併するさいに杣之内という村の名を作ったとされています。


    木と山でひとつの漢字を使うところにネーミングセンスを感じます。


    他には


    ・上総(かんさ)


    ・前栽(せんざい)


    などがあります。


    いずれも中世の荘園にちなんだ名前とされます。


    ここからは奈良県の中でも中南部にあたる市町村にある地名になりますが、「古事記」や「日本書紀」にまつわる地名が多いということもあり、予想をはるかに超える読み方をする地名が多くなります。


    以下の地名の漢字と読み方のギャップをぜひお楽しみください。






    「桜井市」の難読地名


    「桜井市」の難読地名


    ・粟殿(おおどの)


    ・外山(とび)


    ・海拓榴市(つばいち)


    ・吉隠(よなばり)


    ・多武峰(とうのみね)


    ・磐余(いわれ)


    磐余は橿原市と桜井市の境にある地名。


    ここでは桜井市に含みました。


    古事記に登場する初代天皇・神武天皇の正式な名前は「神日本磐余彦天皇(かむやまといわれびこのすめらみこと)」と言います。


    磐余という地もまた、神武天皇ゆかりの地でもあるので正式名称の一部である「磐余」が名づけられたのでしょう。


    さらに難読地名が続々登場します。






    「橿原市」の難読地名


    「橿原市」の難読地名


    ・雲梯(うなて)町


    ・膳夫(かしわて)町


    ・新口(にのくち)町


    もうこれらがクイズとして続々と出題されていたら、さじを投げたくなるぐらい、読み方の予想がつきにくいです。


    特に「膳夫」はかなり難易度の高い難読地名と言えるでしょう。


    3つ目の「新口」ですが、実は奈良県民で運転免許を持つ人のほとんどが素で読める地名です。


    というのは奈良県の運転免許試験場がある地名が「新ノ口」。


    いったんこの読み方をマスターすると自然と「新口町」も読めてしまうので不思議です。






    「その他」の難読地名


    「その他」の難読地名


    上記以外の市にある地名もかなり難易度の高い地名がたくさんあります。


    ・宇陀市:菟田野(うたの)


    ・葛城市:忍海(おしみ)


    ・葛城市:當麻(たいま)


    ・葛城市:薑(はじかみ)


    ・御所市:蛇穴(さらぎ)


    ・御所市:奉膳(ぶんぜ)


    ・五條市:賀名生(あのう)


    ・河合町:穴闇(なぐら)


    ・吉野町:国栖(くず)


    ・天川村:洞川(どろがわ)


    最後の「洞川」は覚えておいて損はない地名です。


    なんてったって奈良の名物「ごろごろ水」が汲めるのは大峰山洞川温泉郷ですよ♪






    【奈良の難読地名あなたはいくつ読める?】まとめ


    【奈良の難読地名あなたはいくつ読める?】まとめ


    ここでとりあげた難読地名は実はほんのひと握りです。


    実はもっともっとたくさんあります。


    全部は紹介しきれないので、奈良市をはじめとした奈良県北部を中心に取り上げてみましたが・・・中南部の地名の難易度の高さには地元民も驚かされます。


    また、奈良には「古事記」や「日本書紀」に登場する場所がたくさんあることや、古代から都があるため都にちなんだ名前や荘園の名称からきた地名など、日本の歴史ととても縁が深い地名がいっぱいです。


    興味があればぜひ、奈良の歴史も調べてみるとさらに奥深い話を知ることができるかもしれません。





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      賃貸専門家:古川 真史

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