【最新版】奈良に多い名字や激レア名字とは?奈良がルーツの名字などご紹介!
奈良に多い名字や奈良でしか見られない激レア名字とは?

皆さんは自分の名字の由来について調べたことなどありませんか?
クラスに珍しい名字の子がいたり、同じ名字の子何人か居たという思い出のある方も多いのではないでしょうか。
そんな名字にも、県ごとの特徴があるのはご存じですか?

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賃貸専門家:古川 真史
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。
名字(苗字)っていつ頃使われ始めたの?

名字が生まれたのは平安時代と言われており、それまでは天皇が氏族に授けた「姓」が一族を認識するための称号でした。
「藤原氏」「平氏」「源氏」と言えば、有名な歴史上の人物が何人も出てくるでしょう。
そんな「姓」ですが、有名な一族の姓を持つ人がどんどんと増えていき、区別が困難になったことで「名字」を使うようになりました。
名字は姓と違い自由に名乗ることができ、由来の大半は居住地の名前や地形を元に使われました。
「山」「川」「田」「村」といった土地を表す文字や、上中下や東西南北といった位置関係などが多く使われるのもそのためです。
平安末期に地方では武士が台頭し、領地を周知させるためにその地名を名字として名乗るようになったこともあり、自分の名字と同じ地名があれば先祖がその地域出身である可能性もあるでしょう。
奈良県にはどんな名字が多いの?

名字と言えば、全国的に多いと有名な名字として「佐藤」や「鈴木」があります。
しかし、奈良県には関東圏からの移住民が少ないことなどから、これらの名字はそれほど多くない傾向にあります。
そのかわりに、大阪のベッドタウンとして人気の住宅地も多いことなどから大阪からの移住者は非常に多く、関西で多い名字が上位を占めています。
そんな奈良県に多い名字を多い順から20位まで見て行きましょう。
| 順位 | 苗字 | おおよそ人口 |
|---|---|---|
| 1位 | 山本 | およそ17,600人 |
| 2位 | 田中 | およそ16,500人 |
| 3位 | 吉田 | およそ14,400人 |
| 4位 | 中村 | およそ10,900人 |
| 5位 | 松本 | およそ10,500人 |
| 6位 | 上田 | およそ9,600人 |
| 7位 | 井上 | およそ9,200人 |
| 8位 | 岡本 | およそ8,500人 |
| 9位 | 森本 | およそ8,400人 |
| 10位 | 山口 | およそ8,200人 |
| 11位 | 山田 | およそ7,900人 |
| 12位 | 吉川 | およそ7,900人 |
| 13位 | 中川 | およそ7,700人 |
| 14位 | 木村 | およそ7,500人 |
| 15位 | 吉村 | およそ7,300人 |
| 16位 | 森田 | およそ7,100人 |
| 17位 | 西川 | およそ7,100人 |
| 18位 | 岡田 | およそ6,900人 |
| 19位 | 中西 | およそ6,900人 |
| 20位 | 松田 | およそ6,700人 |
上位5位までの名字は順位は違っても大阪府に多い名字と同じ名字がランクインしていることから、大阪・奈良間での移住などが多いことが影響していると考えられています。
また、上位には「西」の文字がありますが、東西南北の文字を含む名字が多いのも奈良県の特徴です。
方角を元に都を作ったことや、社寺仏閣などの名称にも多く使われていることから、方角に馴染みがあったのかもしれません。
その他の特徴として「米田」の名字は全国的に「よねだ」と読むことが多いのですが、奈良県中南部では「こめだ」と読むことが多くあるなど、同じ文字でも読み方に地域性のある名字もあります。
「東」も大阪との交流がある奈良県北部では「あずま」読みが多く、南部では「ひがし」読みが多くなるなど、県内でも傾向が分かれます。
「乾」姓も人口比率では全国で最も多く、500人に1人くらいの割合で居るそうです。


全国に広がる奈良県をルーツとする名字とは?

全国に分布している名字の中でも、奈良県で活躍した人物や一族が全国に広まったとされている名字があります。
そんな奈良県をルーツとする名字をいくつかご紹介しましょう。
・「長谷川(はせがわ)」
名字のルーツは、奈良県内を流れる大和川の上流にあたる「初瀬川(はつせがわ・はせがわ)」の流域で活躍した一族であると言われています。
長谷川家の本家は徳川家の旗本で、歴史上の人物では時代劇などでも有名な「鬼平」こと長谷川平蔵が分家筋の人物です。
・「今西」
大阪や奈良に多い名字で、特に奈良県内の今西姓のルーツは奈良県橿原市の今井町にあります。
現在でも江戸時代の景色が残る今井町を納めた今井家から、「今井町の西口に位置することから今西家と名乗ることを勧められ一族」が現在の今西家のルーツとされています。
・「植村」
奈良県南部にかつて存在した高取藩の藩主であったのが植村家です。
植村家は初代藩主の植村家政から、廃藩置県で藩が解体される最後の14代藩主である植村家壷まで、230年に渡ってこの地を納めた名家です。
・「柳生」
奈良県奈良市の北東部に現在も地名として残る「柳生町」にかつて存在した柳生藩がルーツです。
柳生姓は菅原道真の子孫と言われており、戦国時代に将軍家御流儀の柳生新陰流で活躍した柳生の一族です。
一族には、鬼滅の刃ブームで一躍有名になった柳生一刀石を斬ったとされる剣聖と呼ばれる柳生石舟斎こと「柳生宗厳」や十兵衛の名で知られる「柳生三厳」などがおり、かっこいい印象が強い名字ですね。


奈良県発祥の激レア名字とは?

佐藤・鈴木の様に全国で180万人前後の名字もあれば、全国に100人未満という激レア名字もあります。
芸能人でも最近では珍しい名字の人が活躍していることが多くなりましたが、奈良県の激レア名字にはただ珍しいだけではない名字がありましたのでご紹介します。
・「王隠堂(おういんどう)」
奈良県南部、五條市の旧吉野村(現在の西吉野町)に見られる名字で、全国で約50人程しか居ない激レア名字です。
足利高氏に敗れた後醍醐天皇が吉野に逃れた際、お堂に天皇を匿ったことに由来します。
歴史的な背景が無ければ生まれなかった名字というのはとても珍しいですね。
・「五鬼助(ごきじょ)」「五鬼上(ごきじょう)」
役行者(えんのぎょうじゃ)という修験道の開祖には前鬼と後鬼という夫婦の弟子がおり、その弟子が授かった5人の子孫の名前が由来となった名字で、そのうち五鬼助家と五鬼上家が現在でも奈良県で見られます。
5人の子孫はそれぞれに修験道のための宿坊を営んでいましたが、1872年の修験道禁止令によって宿坊は衰退しましました。
五鬼上家と「五鬼童(ごきどう)家」「五鬼熊(ごきくま)家」は修験道禁止令によって廃業し、「五鬼継(ごきつぐ)家」も遅れて1960年に廃業、五鬼助家は現在も修験道の地である奈良県の下北山村で宿坊を営んでいます。
宿坊は廃業しても名字は残り、五鬼上姓は全国へ、五鬼継家も現在は和歌山県で活躍されているそうです。
鬼の存在をどこまで信じられるかは人それぞれですが、鬼の子孫の名前には強い力がありそうですね。
あなたの名字のルーツはどこですか?

名字とは、先に述べたように地域との関連性がとても強いものです。
特に珍しい名字ほどそのルーツとなった地域とのつながりが強くなります。
小学生の頃に「名前の由来」などで調べたことのある人も居るかもしれませんが、情報を得やすい現代ならもう少し深く掘り下げたルーツが調べられるかもしれません。
もしかすると、由緒ある一族の末裔だったとか、アニメや小説に出てくるような逸話が見つかるかもしれませんね。
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