【持続可能な開発目標】天理市が内閣府の「SDGs未来都市」に選定

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【持続可能な開発目標】天理市が内閣府の「SDGs未来都市」に選定


【持続可能な開発目標】天理市が内閣府の「SDGs未来都市」に選定


2024年6月、内閣府は新たに「SDGs未来都市」として選定した24都市を発表しました。


その中に奈良県天理市も含まれ、天理市はさらに「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれました。


これらはどういったものなのでしょうか。


詳しく解説していきます。



  • 天理市賃貸専門家 古川 真史(フルカワマサフミ)写真

  • 監修:天理市賃貸専門家 古川 真史

    奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしての業界キャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。石川県出身で奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得するぐらい第2の故郷「奈良」へのこだわりが強い。NHK放送へ賃貸専門家として出演経験有り。少し癖のあるトークが好評な奈良マニア古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。




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「SDGs未来都市」とは?


「SDGs未来都市」とは?


このたび天理市が選定された「SDGs未来都市」とは、ごくシンプルに言えば「SDGsの達成に特に力を入れていると国に認められた都市・地域」のことです。


そもそもSDGs(Sustainable Development Goals)=持続可能な開発目標とは、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際的な目標のことで、2015年9月の国連サミットで採択されました。


「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」など17のゴール・169のターゲットが、途上国のみならず先進国も達成すべき目標として設定されました。


わが国においてもSDGs達成に向けて積極的な取り組みが行われています。


そのひとつが、「SDGs未来都市」というわけです。


SDGs未来都市について、より詳しく述べると、SDGsの達成へ向けての取り組みを推進しようとする都市や地域の中から、特に「経済」「社会」「環境」という3つの側面における新しい価値創出を通し、持続可能な開発を実現できるポテンシャルが高いと国に認められた都市・地域を指します。


内閣府によるSDGs未来都市の選定は2018年度からスタートし、今回天理市とともに選ばれた24都市を含めると、これまでに206都市(207自治体)が選定を受けています。


奈良県内ではすでに十津川村(2018年度選定)と、生駒市・三郷町・広陵町(ともに2019年度選定)が選ばれており、そこに天理市が加わったことで県内5例目となりました。






SDGs未来都市に選ばれた天理市の提案内容は?


SDGs未来都市に選ばれた天理市の提案内容は?


天理市は今回、「天理版ネイチャーポジティブ地域経済の創造による循環型環境共生都市の実現」という提案を打ち出して、SDGs未来都市に選定されるに至りました。


ネイチャーポジティブとは日本語で言えば「自然再興」と訳することができます。


自然生態系・生物多様性の損失に歯止めをかけ、回復させていくことを意味します。


平たく言えば、社会活動や経済活動によって自然界に負の影響を与えるのではなく、よい影響を与えていこうということですね。


天理市の提案は、このネイチャーポジティブという概念を取り入れた地域経済を構築し、人と環境の調和および持続的な共生が可能な都市をつくりあげていくことを目指したものです。


天理市の持つ天理市ならではの魅力――自然や歴史文化・芸術スポーツなど――を地域資源としてフル活用し、企業や大学・周囲の自治体などといったステークホルダーと連携して自然資本の持続的な利用を可能にすること。


それによって、地域においての生産・消費・再利用の最適化を図り、人と環境が調和し「里」の豊かさを感じられる循環型の共生都市を実現することが掲げられています。


SDGs未来都市に選定された自治体は、提案内容を具体化した3年間の「SDGs未来都市計画」を策定し、取り組んでいくこととなります。


天理版ネイチャーポジティブ地域経済の創造がどのような形で行われていくのか、要注目です。






「自治体SDGsモデル事業」とは?


「自治体SDGsモデル事業」とは?


天理市はSDGs未来都市への選定と合わせて、「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれました。


これはSDGs未来都市の取り組みの中で、特に先導的な事例を内閣府が選定するもので、「地域における自律的好循環が見込める事業である」と国に認められたということになります。


今回この自治体SDGsモデル事業に選ばれた天理市の取り組み提案は、「『自然との共生(オーガニックビレッジ)』『支え合い(well-being)』『地域ブランドの創造』によるまちづくり」。


持続可能な「農」のプラットフォーム構築を目指して、大学や企業などとの連携によって人材育成・産業創出・活躍の場づくりを行うこと。


そうして天理市に住む人だけでなく交流人口・関係人口も増やしていき、有機農業によるオーガニックな産品などを付加価値のある地域ブランドとしていくこと。


そして、天理市内のみで使える地域通貨を活用して地域経済を活性化し、収益の一部を地域の団体に寄付するなど地域の支え合い(well-being)向上を目指していくことが提案されています。


自治体SDGsモデル事業に選定されたのは、奈良県内では天理市が初めて。


SDGs未来都市計画と合わせて、提案の実現に向けての期待が高まりますね。






【【持続可能な開発目標】天理市が内閣府の「SDGs未来都市」に選定】まとめ


【【持続可能な開発目標】天理市が内閣府の「SDGs未来都市」に選定】まとめ


いかがでしたでしょうか。


今回は、天理市が「SDGs未来都市」に選定されたことについて見ていきました。


奈良県内でこうした動きがあったことで、天理市だけでなく奈良全体でも、SDGs達成への取り組みが活性化していけば何よりですね。


県内初の自治体SDGsモデル事業にも選ばれた天理市は、それをけん引する立場になってくれるでしょう。


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  • 天理市賃貸専門家 古川 真史(フルカワマサフミ)写真

  • 監修:天理市賃貸専門家 古川 真史

    奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしての業界キャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。石川県出身で奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得するぐらい第2の故郷「奈良」へのこだわりが強い。NHK放送へ賃貸専門家として出演経験有り。少し癖のあるトークが好評な奈良マニア古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。

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