【二人暮らしで2LDKは十分な広さなのか?】おすすめの部屋の使い方をご紹介!
同棲・二人暮らしが2LDKでもきついって本当?おすすめの部屋の使い方をご紹介!
カップルで二人暮らしを始めるとき、部屋選びや部屋割りを失敗して、関係を悪化させることは避けたいですよね。
この記事では、同棲や二人暮らしで人気の間取り2LDKを選ぶメリットやデメリット、仕事・生活スタイルに合わせた各部屋の使い方をご紹介します。
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担当者:木寅昌紀
生粋の奈良県民の私が宅地建物取引士や賃貸経営管理士の目線で奈良の賃貸情報や暮らしの事、エリア情報まで幅広く発信します!
同棲で2LDKの部屋を選ぶメリットとデメリットとは?
「初めて二人で暮らすから、お互いの個室があったほうがいいのかな?それなら、2DKか2LDKを選んだほうがいいのかな?」と考える方も多いでしょう。
とは言え、間取り図を見ただけでは、「2LDK」と「2DK」の違いはわかりにくいこともありますよね。
「LDK」とは、「リビング・ダイニング・キッチン」の略で、居間・食堂・台所の三機能が一室に備わっている部屋のこと。
一方、食堂と台所の二機能が備わった部屋が「DK」とされています。
不動産公正取引協議会連合会は、2DKは6畳以上、2LDKは10畳以上を、キッチンを含む部屋に最低必要な広さの目安として示しています。
ここまでがリビングでここからダイニング…と見た目でははっきりわからないように感じる部屋についても、広さで「LDK」に分類されることがあるということですね。
つまり、2LDKは一般的には、同じく二部屋の居室を備える間取りの2DKよりもゆったりとしたつくりになっていることが多く、この点がメリットだと言えるでしょう。
その分、2DKよりも家賃が高くなりやすいことがデメリットでもあります。
2DKは1980年代に流行した間取りであることから、築浅物件が見つけにくかったり、居室に和室が含まれている場合が比較的多かったりすることが特徴です。
築年数が気にならず、居室が洋室・和室のどちらでも構わないというカップルにとっては、安めの家賃の掘り出し物件を見つけやすいのが2DKだとも言えます。
2LDKの部屋の使い方にはどんなパターンがある?寝室は分けたほうがいい?
2LDKはゆったりと暮らしやすい間取りではありますが、二人のライフスタイルに合わない部屋割りにしてしまうと、二人暮らしがきついものになってしまう可能性もあります。
お互いの個室を設けた方がいいかどうかも、それぞれのカップルの仕事のスタイルや生活リズムによって異なります。
どのようなカップルにどのような部屋の使い方が向いているのか、お互いに仕事を持っているカップルである場合を想定し、三つのパターンを紹介します。
パターン1:LDK以外の二部屋を、それぞれの個室(仕事部屋兼寝室)にする
それぞれの個人用スペースをしっかり確保しながら二人暮らしをするための、部屋の使い方です。
2LDKを希望するカップルの中には、「お互いに絶対に個室がほしい」ことがその理由になっている人も多いでしょう。
仕事面では、二人のどちらも在宅ワークが多く、仕事中に声を出す機会(会議や電話など)が多い場合に、特におすすめの部屋の使い方です。
それ以外にも、パートナーのうち片方が夜勤のある仕事についていたり、片方が早朝に家を出なければならなかったりと、生活リズムがずれているカップルにも、この部屋割りはおすすめです。
とりわけ、パートナーのうちどちらかが「自分は眠りが浅く、少しの物音や明かりで起きてしまうタイプだ」と自覚している場合には、寝室を分けておいた方が安心でしょう。
しかし、在宅ワークが多い人の場合、仕事用の部屋とリラックス用の寝室が一緒になっていることで、プライベートから仕事モードに気持ちを切り替えにくく集中しづらかったり、逆に寝るときリラックスできなくなったりする可能性も。
コミュニケーション面では、ケンカをしたとき、一人になれる空間がある方がお互いに頭を冷やせて仲直りしやすいカップルにとっては、それぞれに個室があることがメリットになるでしょう。
一方、お互い意地を張りやすく仲直りのきっかけを見失いがちなカップルだと、二人とも個室にこもってほとんど一人暮らしと変わらないような状態に発展してしまう危険性も…!/p>
各人用に個室を設ける場合には、より意識的に二人のコミュニケーションの時間を確保するよう、心がけましょう。
パターン2:LDKを一人用の仕事スペースとしても使い、居室の片方をもう一人用の仕事部屋に、残りの居室を二人用の寝室にする
パターン1とは異なり、寝室は共同利用にした上で、仕事スペースは分ける方法です。
LDKに加えて寝室でも一緒に時間を過ごせるため、自然とコミュニケーションの機会が増やせることや、寝室を完全にプライベート用の部屋にすることでリラックスしてしっかり休息が取れることなどのメリットがあります。
その反面、片方がLDKで仕事をしている間は、もう一人がその部屋で食事したりくつろいだりしにくい、というデメリットも。
二人のうち少なくとも一人は自分で休憩時間や終業時間を選べる仕事をしていて、仕事に充てる時間を二人で合わせやすい場合などに、現実的になる選択肢だと言えるでしょう。
パターン3:LDK以外の二居室のうち、片方を二人用の寝室に、片方を一人用の仕事部屋にする
ほぼパターン2と同じ部屋の使い方ですが、LDKは仕事には使わずプライベート専用の部屋にして、一人分の仕事部屋だけを確保する方法です。
カップルのうち一人は在宅ワーク中心で、一人は会社やコワーキングスペースなど外で働いている場合などには、おすすめの部屋の使い方です。
二人とも外での仕事が中心である場合には、寝室以外の居室を「趣味に没頭したいとき用」「勉強に集中したいとき用」「家族や友人に電話するとき用」など、一人になりたいときに使うためのスペースとして活用することも考えられるでしょう。
パターン2・パターン3共通の注意点は、一人分だけ仕事部屋を設けることで「相手にだけ個室があってずるい」とカップルのうちもう片方が不満を抱えてしまう可能性があることです。
場合によっては仕事部屋を持つ方が家賃を多めに払うことを検討するなど、双方が納得できるよう、十分話し合っておきましょう。
2LDKの二人暮らし、他に寝室を分けたほうがいいのはどういう場合?
ここまで、主に生活スタイル別におすすめの部屋の使い方を紹介してきましたが、他にも、以下のような場合には寝室を分けると良いでしょう。
1.就寝時に心地よいと感じる室温や明るさがお互いに違う場合
しっかり冷房をかけて寝たい人とそれでは寒すぎる人、明かりを点けたまま寝たい人と真っ暗でないと寝られない人…。
いくら気の合うカップルでも、寝やすいと感じる寝室環境の条件まで一致しているとは限りません。
室温が寒すぎる場合には寝具や服装で、室内が明るすぎる場合はアイマスクで、ある程度は対処することが可能です。
しかし、自分にとって心地よくない環境で眠ることは睡眠不足につながるほか、「相手はこちらに譲らせるばっかり!」と感じて、パートナーへの不満を溜める結果になってしまうことも。
思い切って寝室を分け、お互いにとって快適な環境でそれぞれ熟睡できればメンタルも安定するため、より穏やかに共同生活を送りやすくなるでしょう。
2.パートナーの寝言やいびき、歯ぎしりなどが気になる場合
就寝中の自分の行動は完全にコントロールすることはできないため、前述のケースよりもさらに「寝室を分ける」選択肢が切実になるのが、このケースです。
ただし、いびきは睡眠時無呼吸症候群等、健康上の問題のサインである場合もあるため、なかなか治らないようであれば医療機関にかかるよう、パートナーに勧めてみたほうが良いかもしれません。
【二人暮らしで2LDKでもきついって本当?】まとめ
この記事では、同棲で2LDKを選ぶメリットとデメリット、仕事や生活スタイル等に合わせたおすすめの部屋割りをご紹介しました。
・同棲したいカップルが居室二部屋付の間取りを探す場合、一般的には、ゆったり暮らしたい二人や築浅物件を希望する二人におすすめなのが2LDK、なるべく家賃を抑えたい二人におすすめなのが2DK
・部屋の使い方は、お互いの生活リズムや仕事のスタイルを踏まえて決めると失敗が少ない
・就寝時、心地よいと感じる室温や明るさがお互いに違う場合や、パートナーの就寝中の音が気になる場合にも居室を分けた方が良い
ここまでポイントをお伝えしてきましたが、実際に一緒に暮らしてみないと、何が不満やストレスになるかは案外わからないものです。
事前に確認できることは十分に話し合った上で、二人で暮らしながら、お互いにとってなるべく心地よい家にできるよう、相談して譲り合っていけるといいですね。
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担当者:木寅昌紀
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