【二人暮らしの部屋の広さは?】間取り/家賃/条件別賃貸の探し方
【二人暮らし】お部屋探し、どう始める?
二人暮らしを始めることになった時、どのようにお部屋探しをしていけば良いのでしょうか。
物件を選び出す際に注目するべきポイントをエリア・間取り・設備の項目別に詳しく見ていくとともに、二人暮らしを始める際にかかる費用についても解説していきます。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
二人暮らしのお部屋探しはよく考えよう!
恋人と同棲をすることになったり結婚をして新生活を始めたり。
大切な人との二人暮らしをスタートするにあたって必要になるお部屋探し。
二人での生活の基本となる場なのですから、お互いが快適に過ごせるお部屋を選ぶのは当然とても大事なことです。
「一緒に生活をする」ことだけで頭が一杯になって、よく考えないで選んでしまうと後々思わぬケンカの火種になってしまうことも……気をつけましょう。
二人暮らしのみならず、賃貸住宅のお部屋探し全般において検討すべき主な項目は次の3つです。
①物件のエリア
②物件の間取り
③物件の設備
基本的には①→②→③の順に絞りこんでいくようにすると望んだ条件のお部屋を選びやすいです。
この3つの項目ごとに、二人暮らしのお部屋探しで押さえておくべきポイントをまとめてみましょう。
お部屋探しのポイントを解説!
①物件のエリア
二人暮らしのお部屋探しにおいて、大前提としてはじめに検討すべきは「どこに住むか」です。
「この街に住みたい」という希望は様々あるでしょうが、まずは自宅と並んで生活のベースとなる職場の位置をもとに絞っていくことをおすすめします。
共働きのケースがほとんどなので、二人それぞれの通勤手段や通勤時間を考慮して、両方から比較的近いエリアを選ぶようにしましょう。
もちろんどちらか一方の負担になるようなエリア選びは避けたほうが良いでしょう。
初めのうちは「問題ないよ」と思っていても、生活を続けていくにつれその負担が積み上がっていき大きなトラブルの元になりかねません。
まず話し合ってから妥協点を見出すのが重要です。
職場へのアクセスをベースにある程度エリアを絞り込んだら、次は生活の予算と住みたいエリアの家賃相場を照らし合わせてみましょう。
どれだけ通勤に魅力的なエリアでも、家賃相場が予算と見合わなければ住み続けることはできません。
ムリをして家賃の高いお部屋を契約してしまうとせっかくの新生活がどんどん苦しいものになってきてしまいます。
一般的な基準としては、家賃は手取り月収の3割程度が妥当とされているので、参考にしてみてください。
通勤や家賃を基準に候補となるエリアを幾つか絞りこむことができたら、面倒でも必ずそのエリアに足を運んでみましょう。
できれば二人で行くのが望ましいです。
その土地の雰囲気や利便性・治安などは実際に見て肌で感じてみないと分からないものです。
交通手段の混み具合、コンビニ・スーパー・飲食店などの位置関係や物価、街灯の数など「自分が生活する」目線でチェックしてみることが大切です。
②物件の間取り
「これだ」というエリアを見定めることができたら、いよいよ物件探しのスタートです。
まずは「どのような間取りに住むか」を考えてみましょう。
考え方は様々ですが、二人で住むことを考えると2DK・1LDK以上のお部屋をおすすめします。
1Kや1DKで家賃を抑えて同棲というパターンもありますが、お互いが一人になれる空間が無く例えケンカをした時でも一緒に居なくてはならないということになりかねませんし、そもそも1Kや1DKで二人暮らしを許可されている物件は限られているので選択肢も狭くなってしまいます。
1LDKあれば個室1つを寝室として、リビング・ダイニング・キッチンを主な生活空間として一緒に過ごすことになるので普段は親密な二人の時間を過ごすことができますし、プライベートな時間が欲しい時には二人が別々の空間で過ごすことも可能です。
また、広い空間があるので人を呼びやすいのもメリットです。
反面、収納の少ない物件が多く二人の持ち物を分けて管理するには不向きであるなど、プライバシーという面において十分ではないとも言えます。
2DKならば個室が2つあるので、それを二人それぞれの自室にあてることが可能になります。
プライバシーを重要視する二人や、それぞれに没頭したい趣味がある場合などに適しています。
ただし、共有スペースが狭くなりがちで人を呼びにくかったり、お互い自分の部屋にこもって過ごすことが多いため二人のコミュニケーションを取りづらくなりがちというデメリットも考えられます。
これも二人でよく話し合って、どういう生活スタイルを送りたいか・送ることになるかを基準に考えていくと良いでしょう。
結婚を前提としていたりすでに結婚していたり、家族が増える予定のあるカップルの場合は、予算が許すのであれば2LDK・3LDKなどもっと部屋数の多い物件を検討するのもおすすめです。
また、部屋数だけでなく部屋の配置も大事なポイントです。
例えば個室が2部屋あっても片方の部屋を経由しないともう一方の部屋に行けないような配置になっているケースもありますし、トイレやお風呂への動線なんかも重要です。
実際に生活することを考えてイメージしてみましょう。
③物件の設備
間取りをもとにお部屋の条件をある程度絞り込むことができたら物件の設備を見ていきましょう。
検討するべき項目が多くて細かいことですが、二人暮らしでは特にそういう細かいことが良いほうにも悪いほうにも積み重なっていきやすいので、面倒くさがったり軽く見たりするのは禁物です。
防犯設備やバストイレの機能、収納の数やコンロの口数など、基本的には「あるに越したことのない」ものの話になるので、予算と照らし合わせながら「自分達の生活スタイル的にどこをどのラインまでならばお互い妥協できるか」という論点で話し合うとスムーズにいきやすいでしょう。
例えば頻繁に入浴したり生活サイクルが違っていて二人の入浴時間がズレこんだりする場合にはお風呂の追い炊き機能は欲しいところですし、しっかり料理をすることが多い場合にはコンロの口数は沢山必要になるでしょうし、やはりどれだけ具体的に二人で生活するイメージを想像できるかが設備選びで失敗しないカギとなります。
二人暮らしを始めるのにかかる費用は?
めでたく望みの物件を探し当てることができて「いざ二人暮らし!」となった時、どのような費用がかかってくるでしょうか。
家賃や引っ越し費用以外にも様々あるので、簡単に触れておくことにします。
はじめはお部屋に入居する初期費用。
色々なパターンがありますが一般的な賃貸物件の例でご紹介します。
まずは入居月の日割り家賃+前家賃1ヶ月分。
敷金・礼金がそれぞれ家賃1~2ヶ月分。
これらは物件の大家さんに支払うことになります。
他には不動産会社に支払う仲介手数料が家賃1ヶ月分、そして保険会社に支払う2年契約の火災保険料が2万円ほど必要になります。
また、物件によっては部屋の鍵の交換費用を入居者が負担することもあり、1~2万円ほどかかります。
次に二人の引っ越しにかかる費用。
これは引っ越しの距離や運ぶ物量、業者選びや繁忙期であるかどうかによっても大きく変わってくるので一概にいくらかかるとは言えませんが、二人合わせて10万円を超えるケースも珍しくないのできっちりと計算に入れておきましょう。
最後に、意外と忘れられがちなのが新居の家具・家電などの購入費用。
もともと一人暮らしをしていた場合などは幾つか前の住居から持って来られるパターンもあるでしょうが、洗濯機や冷蔵庫・炊飯器やテレビ、ソファ・ベッドなど一人暮らしの時とは必要なサイズが変わってくるものも多々あります。
また、逆に新居に持って行かないものを粗大ゴミに出したりする処分費用も必要なのでこれも忘れないようにしましょう。
こういった初期費用や月々の家賃など生活費をどちらがどのように負担するかは、お部屋選びと併せて二人でよくよく話し合っておくべき項目です。
まとめ~できる準備は入念に~
いかがでしたでしょうか。
今回は二人暮らしのお部屋探しについて見ていきました。
大切な人との二人暮らし。
特に結婚を前提とした同棲や結婚後の生活は末長く続いていくのを前提に考えるべきものです。
もちろん実際に二人での生活を始める前にイメージできる範囲には限界がありますし、二人暮らしをスタートして初めて気付く問題のほうが多いのも事実でしょう。
ですがそれゆえに、問題が発生した時にしっかりと向きあい対処できるよう、事前の準備は入念にしておきたいものですね。
肝心なのは話し合いと、擦り合わせです。
『賃貸のマサキ』では二人暮らしにぴったりのお部屋も多数ご紹介しておりますので、ぜひご相談ください。
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