【2×4工法とは何?】在来工法との違いやメリットなど徹底解説!
現在メインになっている2×4工法とは?

日本では現在でも木造建築が多く見られますが、木造建築にはユニット工法や木造ラーメン構造などがあります。
しかし、現在は2×4工法が主流になっているのですが、どのような特徴があるのか、どういったメリットやデメリットがあるのか解説していきます。

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賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。奈良の社内仲介ランキングNo.1の実績有り。奈良の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、奈良のことは幅広い情報を持ち、特に天理市事情に日本一詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。


木造建築で主流になっている2つの工法

木造建築で現在主流になっている工法は2つあります。
それは「2×4工法」と「在来工法」なのですが、主な特徴を確認してみましょう。
2×4工法
2×4工法とは、建物を壁や床といった面の部分で支える構造のことを言います。
枠組壁工法とも呼ばれており、2×4や2×6など、統一されているサイズの木材を用いて箱状の空間を作っていくのが特徴です。
本来は欧米でよく用いられていた構造なのですが、最近では日本でもよく用いられているのですが、その理由はメリットが色々とあるからです。
もちろんデメリットもありますし、業者によって2×4工法が得意なところや、あまり得意とはしていないところがあります。
在来工法
在来工法とは、昔から日本の木造建築で取り入られている工法です。
現在でも2×4工法と並んで、主力の工法となっています。
梁や柱などの棒状の線で建物を支えるのが特徴で、メリットもたくさんあります。
2×4工法と同じように、在来工法が得意な業者もあれば、それほど得意とはしていない業者も存在しています。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、より自分の希望通りに建築できる工法を選ぶのがよいでしょう。
2×4工法の主なメリット

現在日本で2×4工法が主流となっているのは、それだけたくさんのメリットがあるからです。
どういったメリットがあるのかというと「災害に強い」「耐火性に優れている」「断熱性や気密性が高い」「短い工期で済ませられる」などがあります。
災害に強い
現在の日本では地震や台風などの災害が頻繁に発生し、多くの被害が出ています。
2×4工法はこのような災害に強いのも特徴の1つです。
2×4工法は箱状になっており、床や壁、屋根が一体化されいてることから、激しい揺れにも強くなっています。
台風が来れば強い風が吹き荒れますが、箱状の構造は強風にも強いので、災害が頻繁に発生する現在の日本において主力の工法となっているのです。
耐火性に優れている
2×4工法は木造建築に使用されています。
木造と言えば火災に弱いのが特徴ですが、2×4工法では厚い角材が使用されます。
しかも近年は技術力の向上により様々な工法が誕生していますし、2×4工法自体の技術も向上しています。
現在の2×4工法は、ファイヤーストップ構造で火が燃え広がりにくくなっているので、木造建築の弱点もしっかりとカバーできているのです。
断熱性や気密性が高い
木造建築にはたくさんのメリットがある反面、デメリットも色々とあります。
中でも古い木造住宅では、断熱性や気密性が低いことでも知られています。
しかし、2×4工法で建築することによって、気密性や断熱性を高めることができるのです。
その理由は、2×4工法はパネル合板を繋ぎ合わせて建築するので、隙間ができにくくなります。
木造建築従来のデメリットを削除できる工法であるため、現在ではメインで使用される工法なのだと言えるでしょう。
短い工期で済ませられる
住宅が完成するまでには、色々な工程をこなしていく必要があるため、長い工期が必要になります。
しかし、2×4工法なら短い工期で済ませられるというメリットがあります。
その理由は、使用される木材の規格が統一されているため、システム化が行いやすいからです。
しかも従来よりも少人数の職人しかいない状態でも高い品質を確保できるので、物価の高騰や働き方改革などによって状況が悪化している現在に向いた工法だと言えるでしょう。


2×4工法にもデメリットがある

現在では2×4工法以外にも、様々な工法で家が建築されています。
しかし、どの方法を選んでもメリットしかない工法は存在しておらず、どれだけ優れている工法にもデメリットが存在しているのです。
2×4工法にもいくつかデメリットがあるのですが、それは「自由な間取りで建築ができない」「リフォームに不向き」「カビやダニが発生しやすい」「開口部が狭くなりやすい」「コストの削減が難しい」などです。
自由な間取りで建築ができない
2×4工法は使用されている木材が統一されている関係で、自由な間取りで建築することができません。
制限の範囲内で設計することになるので、細部にまでこだわった間取りにしたい場合には、在来工法を選択した方がよいでしょう。
また、現在主流になっている2×4工法ですが、在来工法をメインに用いている業者も多いため、取り扱っている業者探しも地域によっては大変になる可能性があります。
リフォームに不向き
壁などで住宅の重みを支えている2×4工法だと、部屋を広くするなどの壁を抜くリフォームが行いにくくなります。
ただし、全くリフォームが行えないというわけではなく、寸法の基準内であれば対応できます。
2×4工法を用いて家を建てる場合には、後でリフォームを行う必要がないように、どのような間取りにするのか、2×4工法でも可能な設計の範囲内で検討しておきましょう。
カビやダニが発生しやすい
2×4工法で建築した場合、断熱性や気密性が高いというメリットがあります。
しかし、裏を返せば風通しが悪くて熱がこもりやすい状態になるので、カビやダニが発生しやすい環境になりやすいというデメリットもあるのです。
2×4工法で建築した住宅で快適な生活をするためには、室内を清潔な状態に保つことはもちろんですが、定期的に換気をして空気を入れ替えることが大切です。
開口部が狭くなりやすい
構造の関係で、開口部を広く取りにくいという点も2×4工法のデメリットです。
どうしても開口部を広くしたいのであれば、在来工法で建築をするのがよいでしょう。
あまり開口部の広さにこだわらないのであれば、2×4工法は適しています。
コストの削減が難しい
2×4工法は工期を短くできるというメリットがある反面、コストの削減が難しくなるというデメリットがあります。
構造体に使用できる材料がJASやJISの適合品に限定されてしまうため、サイズを小さくすることができないのです。
提示された金額でも問題なく支払えるのであれば、2×4工法はおすすめの方法になります。
2×4工法で使用される部材は主に6種類

2×4工法では、規格材が用いられています。
使用されている規格材の種類は6種類あり、主に2×4の規格材を用いられていることから、2×4工法と呼ばれているのです。
その他にも
・2×6材
・2×8材
・2×10材
・2×12材
・4×4材
これらの部材が用いられており、日本農林規格などによって品質チェックが行われています。
また、2×4工法の場合は、必ず木材が使用されているのも特徴です。
現在でも日本では木造住宅が大半を占めているので、日本の住宅事情に適した工法だと言えるでしょう。


【2×4工法とは何?】まとめ

今回は2×4工法とはどのようなものなのか、どういったメリットやデメリットがあるのかについて解説してきました。
2×4工法は木材を使用した住宅が多い、災害が頻繁に発生する日本に適した工法です。
他にも色々なメリットがある反面、デメリットも存在しているので、事前に把握しておくことが大切です。
2×4工法以外にも、在来工法が現在日本では主力となっています。
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