【木造はなぜ家賃が安い?】メリット・デメリットと注意点

奈良の暮らしや街情報

木造アパートの家賃が安い理由と知っておきたいこと


木造アパートの家賃が安い理由と知っておきたいこと


条件は良いのになぜか家賃が低め――お部屋探しの最中、そんな物件に出くわすことがあります。


そういった物件の多くは「木造」です。


木造の物件が安いのはどういった理由からなのでしょうか。


要点まとめ


木造はなぜ家賃が安い?


木造アパートを選ぶときは、家賃の安さだけでなく、防音・断熱や設備、管理状態を確認し、自分の生活スタイルに合うかを判断しましょう。


1. 家賃が安い背景にある建築コストを知る


2. 法定耐用年数と建物の寿命は異なる


3. 内見では防音・断熱や窓、管理状態を確認する


4. ラグや厚手のカーテンなどで生活音・寒さ対策をする


5. 設備や部屋の位置を確認し、生活スタイルに合う物件を選ぶ


木造に住むメリット・デメリットも含めて詳しく解説していきます。


お部屋探しの問い合わせ画像お部屋探しの問い合わせ画像

  • 出口晏奈_写真
  • 賃貸お部屋探しのプロが見るポイント

    賃貸専門家:出口晏奈

    得意ジャンル:奈良や住まいの生活情報

奈良の様々な情報に精通した賃貸専門家。自身が体験した有益情報などをイラストレーターやPhotoshopを駆使し、監修した自社ホームページで50万セッション獲得に成功。持ち前の求心力でwebマネジメントの敏腕女性リーダーとしても活躍。趣味は奈良のお洒落なカフェ巡り。奈良県最大のブランド価値が高い「オウンドメディア」を目指す。




家賃が安い本当の理由――建築費と耐用年数について


家賃が安い本当の理由――建築費と耐用年数について


「木造だから安い」と聞くと、何かしら品質に問題があるのでは、と感じる方もおられるかもしれません。


しかし実際には、木造の家賃が低く設定される背景には、住み心地とは切り離された「コスト上の理由」があります。


まず大きいのが、建物を建てるためにかかる費用の違いです。


鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨造に比べて、木材は材料費が安く、工期も短くて済みます。


その分、建築に際してオーナー側が支払う額が少なくなるため、賃料を安くしても建築にかかったお金の回収ができるというわけです。


同じエリア・同程度の広さで比べると、RC造の物件より月1万円以上差が出るケースも珍しくありません。


もう一つの要因が「法定耐用年数」です。


法定耐用年数とは税法上、建物の価値をどのくらいの期間で償却するかを定めたもので、木造の場合は22年と設定されています。


これはRC造(47年)と比べるとかなり短く、帳簿上の建物価値が早く減っていくことになります。


これに合わせて、賃料も安くなっていきます。


ちなみに法定耐用年数はあくまで帳簿上の資産価値ですので、実際の建物の寿命が22年というわけではありません。


つまり、木造の家賃が安いのは「質が劣るから」ではなく「そもそもの原価が抑えられているから安く提供できる」というごくシンプルな仕組みによるものです。


家賃の差額を生活費や貯蓄に回せるという意味では、木造は非常に合理的な選択肢といえるでしょう。




防音・断熱は本当に心配?内見時に確かめたいこと


防音・断熱は本当に心配?内見時に確かめたいこと


木造物件と聞いて多くの方が気にするのが、音の問題と冷暖房の効きではないでしょうか。


確かに、木造物件は素材の性質から言えば、コンクリートと比較して遮音性が低くなりやすいのは事実です。


ただし、近年建てられた木造物件では「遮音床」や「二重天井」といった構造が導入されているケースも増えており、一昔前のイメージとは異なる物件も多くあるのです。


断熱性について見ても、木材はコンクリートより熱を通さない素材でもあります。


ですから、きちんとした断熱材が施工されている物件であれば、冬場でも快適に過ごすことが可能です。


問題になりやすいのは、築年数が経った物件で断熱処理が不十分な場合です。


すきま風が入りやすかったり、窓まわりの結露が気になったりするケースは、古い木造物件に多い傾向があります。


こうした点を見極めるうえで非常に役立つのが、内見時のチェックです。


たとえばお部屋の中で軽く足踏みをしてみたり、壁を軽く叩いて音の響き具合を確かめたりするだけでも、遮音性のおおよその感触がつかめます。


窓がペアガラス(複層ガラス)になっているかどうかも、騒音や結露・冷気への対策として確認したいポイントです。


加えて、共用部分の清掃が行き届いているかどうか、ゴミ置き場がきれいに保たれているかといった管理状態も、住民のマナーや全体的な生活環境を推し量るヒントになります。


また、お部屋の位置も重要な選択肢のひとつです。


「角部屋」や「最上階」のお部屋は、左右・上下からの生活音が届く経路が少なくなるため、音の問題を抑えやすくなります。


防音性を重視したい場合は、間取りと合わせてお部屋の位置も積極的に検討してみてください。




木造に住むメリット・デメリットを正直に整理してみました


木造に住むメリット・デメリットを正直に整理してみました


木造物件を選ぶかどうか迷ったとき「自分の生活スタイルに合うかどうか」を考えることが大切です。


そのために、メリットとデメリットを整理しておきましょう。


木造物件のメリット


何より大きいメリットは、家賃の安さです。


初期費用も月々の固定費も大きく抑えられるため、浮いたお金を貯蓄や趣味・食費などに充てられます。


同じ家賃の予算であれば、RC造よりも広い部屋や、築年数が新しい物件を選べる可能性が高まるというのも、木造ならではの強みですね。


また、木材は通気性に優れているため、湿気がこもりにくい傾向があります。


夏場の蒸し暑さを感じにくく、カビが発生しにくい環境を保ちやすいのも、木造の知られにくいメリットのひとつです。


木の質感が感じられる内装が多く、空間に温かみがあるという点を好む方も少なくありません。


木造物件のデメリットと対策


デメリットとしては、音について、隣や上のお部屋に生活音が伝わりやすい点がデメリットとして挙げられます。


ただし、カーペットや厚手のラグを敷くことで、自分自身が出す音を和らげることはできます。


家具の配置を工夫することも、音の問題を軽減するうえで有効です。


冷暖房の効率がRC造の物件よりも劣るケースがありますが、厚手のカーテンや断熱シートの活用で室内の温度を保ちやすくなります。


こうした対策グッズはホームセンターなどで手軽に入手できるため、それほど費用をかけずに対応できる場合が多いです。


火への耐久性については「木造=燃えやすい」というイメージを持つ方もいますが、現在の建築基準のもとで建てられた物件では「省令準耐火構造」など、火に強い仕様の木造も増えています。


火災保険の保険料がRC造・鉄骨造より高くなる可能性がある点は念頭に置きつつ、物件ごとの仕様を確認するとよいでしょう。


木造物件を選ぶなら2000年以降の物件が目安に


木造の物件を選ぶ際の一つの基準として「2000年以降に建てられた物件」を優先して検討することがおすすめです。


それ以降に建てられた木造建築は、耐震基準の改正や遮音性能の向上を経ており、それ以前の物件と比べて飛躍的に住み心地と安心感が高くなっています。


建てられたのは2000年以前であっても「2000年以降にリノベーションされたかどうか」という点もひとつの判断基準になりますから、確認しておくようにしましょう。



お部屋探しの問い合わせ画像お部屋探しの問い合わせ画像



まとめ~ご自身のライフスタイルに合った選択を~


まとめ~ご自身のライフスタイルに合った選択を~


いかがでしたでしょうか。


今回は木造の物件について、なぜ家賃が安いかなどを見ていきました。


木造物件の家賃が安い理由は「質が低いから」ではなく「建築コストが抑えられているから」そして「法定耐用年数が短いから」という、いたってシンプルな仕組みによるものです。


音の響きや断熱性といった不安点も、物件の築年数や設備、お部屋の位置をしっかり確認したうえで選べば、十分に快適な暮らしが実現できます。


大切なのは「木造かどうか」ではなく「その物件の状態とご自身のライフスタイルが合っているかどうか」です。


外出が多く自宅での音がさほど気にならない方や、浮いた家賃を別のことに活かしたい方には、木造はとても頼もしい選択肢になるはずです。


物件選びに迷ったときは、ぜひ不動産会社のスタッフに相談しながら、自分に合った一室を見つけてみてください。


奈良で賃貸物件をお探しであれば『賃貸のマサキ』にお任せください。


お客様のニーズに合ったお部屋を、誠心誠意、一緒にお探しいたします。




関連記事


【RC造・SRC造・S造・木造って何?】建物の構造の違いとは?わかりやすく解説
【RC造・SRC造・S造・木造って何?】建物の構造の違いとは?わかりやすく解説≫

【防音性の高い部屋探しのコツとは?】賃貸物件の壁の厚さの調べ方!
【防音性の高い部屋探しのコツとは?】賃貸物件の壁の厚さの調べ方!≫

【一人暮らしの防音対策とは?】物件の選び方や防音グッズの解説!
【一人暮らしの防音対策とは?】物件の選び方や防音グッズの解説!≫

【高断熱の賃貸物件はどう選ぶ?】快適な部屋探しの見分け方をご紹介!
【高断熱の賃貸物件はどう選ぶ?】快適な部屋探しの見分け方をご紹介!≫

”奈良の暮らしや街情報”おすすめ記事

  • 【DIY始動】スーツを脱ぎ捨て現場へ!予算の壁を己の汗で越える解体作業に密着|住プロジェクト第2弾 vol.5の画像

    【DIY始動】スーツを脱ぎ捨て現場へ!予算の壁を己の汗で越える解体作業に密着|住プロジェクト第2弾 vol.5

    奈良の暮らしや街情報

  • 【賃貸にキズを付けたら?】対処法と修理費用・自己修理の注意点の画像

    【賃貸にキズを付けたら?】対処法と修理費用・自己修理の注意点

    奈良の暮らしや街情報

  • 【理想vs現実】妥協なきコストカットで空室を救え!白熱の予算調整会議と現場始動編!住プロジェクト第2弾 vol.4の画像

    【理想vs現実】妥協なきコストカットで空室を救え!白熱の予算調整会議と現場始動編!住プロジェクト第2弾 vol.4

    奈良の暮らしや街情報

  • 【専門家監修】大和西大寺の賃貸・住みやすさ完全ガイド!家賃相場と穴場の画像

    【専門家監修】大和西大寺の賃貸・住みやすさ完全ガイド!家賃相場と穴場

    奈良の暮らしや街情報

  • 【専門家監修】奈良駅周辺「大森・大安寺」エリアの賃貸・住みやすさガイドの画像

    【専門家監修】奈良駅周辺「大森・大安寺」エリアの賃貸・住みやすさガイド

    奈良の暮らしや街情報

  • 【打ちっぱなし物件とは?】コンクリートの特徴と注意点を詳しく解説!の画像

    【打ちっぱなし物件とは?】コンクリートの特徴と注意点を詳しく解説!

    奈良の暮らしや街情報

もっと見る