【高断熱の賃貸物件はどう選ぶ?】快適な部屋探しの見分け方をご紹介!
夏涼しく冬暖かいお部屋に住みたい!賃貸における高断熱物件の見分け方

「暑い夏も寒い冬も快適に過ごせるお部屋に住みたい!でもそんなお部屋、どうやって探せばいい?」
そんな疑問をお持ちの方に、今回の記事をぜひ読んでいただきたいです。
「夏涼しくて、冬あたたかい」お部屋を探すポイントは、断熱性能が高いかどうか。
今回のテーマは「賃貸物件で高断熱の物件を探す方法」です。
データや資料だけではわからない、内見でもポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界12年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。


断熱性能って何?

断熱性能とは、外の熱気や冷気が室内に入らないよう、遮断する能力のことです。
断熱性能が高いほど、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
断熱性能の高さは「断熱等性能等級」という「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に規定された基準により「等級1」~「等級7」の指標によって表されます。
等級の数字が大きいほど、断熱性能の良さを表していることになります。
賃貸の断熱等性能等級について

賃貸物件を借りる際「住むお部屋を快適にしたい」「冷暖房の費用を節約したい」と考えるなら、物件の断熱等級を確認してから検討したいと考える方がいるかもしれませんね。
2025年4月から、賃貸物件を含む新築住宅すべてに断熱等級4相当以上の適合が義務化されました。
断熱性の高い物件のいいところ

断熱性が高いと、住まいにどんな影響があるのでしょうか。
夏でも涼しく、冬でも暖かく過ごせることが一番のメリット
熱が伝わりにくく、外気温の影響を受けにくいため、室内温度の差が激しくありません。
断熱材がない部屋は壁が薄く、外気と室内を隔てる空気の層がほとんどなくなってしまうため、熱や冷気が通りやすくなってしまいます。
それが暑さや寒さの原因となります。
光熱費を抑えられる
室内温度の差が少なくなれば、お部屋の温度が一定になりやすいこと、すなわち冷暖房を家電に頼ることが少なくなることもメリットです。
特に寒い季節にはエアコンだけでなくこたつやホットカーペットなどさまざまな暖房具を使う機会が増えますが、断熱性の高い物件ほど最小限の使用(低い温度で使用できるなど)でも快適に過ごしやすくなります。
結露やカビを抑えられる
結露は窓の表面に発生する露のような水滴です。
窓の表面と外気温差が極端になると、発生します。
お部屋に結露が発生すると、室内にカビが発生しやすくなり、建物の劣化やアレルギーによる健康被害に発展することも。
断熱性の高いお部屋だとこれらの発生リスクが下がるので、健康的に過ごすことができます。
ヒートショックのリスクを減らせる
ヒートショックとは、暖房の効いた暖かい部屋から、脱衣所や温まっていない状態の浴室などへ移動した際の急な寒暖差によって起こる血圧の乱高下や、脈拍の変動などの症状をいいます。
命の危険がある脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があり、近年特に入浴中の死亡原因のひとつと言われています。
断熱性の高い物件だと部屋ごとの温度差を少なくすることができ、ヒートショックの発生リスクをさげられます。


断熱性の高い物件の見分け方

「そんなにメリットがあるなら、断熱性の高いお部屋を探したい!けど、どうやってそれを見分けたらいいの?」
という疑問が浮かんでくるのも無理もありませんね。
ここでは、賃貸物件を探す際に、断熱性の高い物件を見つけるポイントを紹介します。
築年数は目安にできる
必ず、とは言えませんがとりあえずの目安としてあげられるのは築年数です。
少し長くなりますが、築年数を参考にできる根拠として、省エネ基準の変遷について軽く述べます。
省エネ法により省エネ基準が初めて制定されたのが1980(昭和55)年で、主に熱損失性能(熱がどれくらい逃げるか)の指針が示された程度で、断熱性能は高いとは言えませんでした。
その後1992年、1999年と改正が進み、次世代省エネ基準が導入されました。
この時の基準で断熱性能が大幅に向上し、その後何度かの改正を重ね、2025年には賃貸住宅を含むすべての物件で断熱等級4相当以上の適合が義務化されました。
断熱性能で言えば、1999年に改正された際の次世代省エネ基準は「平成11年省エネ基準」と言われ、この基準に適合していれば断熱等級4に相当するとされています。
この基準を参考にして、築年数を手掛かりに断熱性の高い物件を探すならば、1999年以降という目安は参考にできます。
さらに2013年の改正で、家の燃費に関する概念が導入された基準(平成25年基準)に基づいて建築されている物件が増えますので、2013年以降の物件だと断熱性の高い物件に当たりやすくなります。
しかし、それ以前の物件でもリノベーションなどにより断熱材を施している物件もあります。
物件のデータを見る際には築年数だけでなく、改修の有無についてもチェックする必要があります。
建物の構造を確認してみる
断熱性の高さは建物の構造も参考にできます。
賃貸物件における建物の構造には主に3種類あり、断熱性の高い順に「鉄筋コンクリート(RC造)」「軽量鉄骨」「木造」となります。
この中で最も断熱性が高いとされるのは「鉄筋コンクリート(RC造)」
これは骨組みが鉄筋、間にコンクリートを流し込んで作られている建物のため、断熱性だけではなく耐震性や防音性にも優れています。
ただし鉄筋コンクリートは通気性の悪さ、熱伝導性の高さが室内温度に影響するデメリットも。
特に通気性の悪さから結露が起きやすくなります。
しかしこれも断熱材や施工方法によって、木造でも高断熱の物件となる場合があります。
物件のデータをよく確認するか、管理者に確認してみるといいでしょう。
省エネ性能表示ラベルの有無
2024年4月から省エネ性能表示制度がスタートし、住宅・建築物を販売・賃貸する事業者は建築物の省エネ性能を表示すること(努力義務)となりました。
所定の省エネ性能ラベルが、広告や資料などに表示され、エネルギー消費性能や断熱性能が等級や段階評価で確認できるようになります。
このラベルがついている物件は、断熱性の高さに自信がある物件といえます。
さらに等級や評価がラベルで確認できるので、物件を選ぶ際の参考にできるでしょう。
内見では窓・窓ガラスをチェック
断熱性が高いかどうかは、窓を見てもわかります。
内見の際は窓ガラスを確認しましょう。
複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラス)が使用されている物件は、断熱性が高いと言えます。
複層ガラスかどうかを確認するには、ガラスの間にスペーサーと言う、空気層を保つための部材が入っているかどうか。
複層ガラスの場合、ガラスとガラスの間には隙間があり、そこにスペーサーが入っています。スペーサーが断熱性を高め、結露を防いでくれます。
内見の際には窓を開けたり閉めたりして、隙間風が入ってこないかを確認するのも重要です。
他にも窓の配置やお部屋の配置にも左右されることがあります。
窓の配置によっては日の当たり方が変わるので、断熱性に影響が出ます。
また、最上階は上からの日差しの影響を受けやすく、1階は日当たりが悪く結露しやすい、角部屋は他の部屋に比べて外気温の影響を受けやすいなどです。
断熱材が入っている物件でもこのあたりの差は出てくるので、お部屋探しの際、心に留めておくといいでしょう。


【高断熱の賃貸物件はどう選ぶ?】まとめ

以上、断熱性の高い物件の見分け方について解説しました。
この記事を参考にお部屋探しに役立てていただければ幸いです。
また、断熱性や省エネ性能表示などについて、わからないことがあれば賃貸不動産会社のルームアドバイザー等に相談してみましょう。
弊社のルームアドバイザーにもぜひご相談ください。
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