-
担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!
初めての1人暮らしはどっちが優先??
春から新社会人としての生活が始まるという方が、はじめての一人暮らしでまず悩んでしまう「家賃と通勤時間のどちらを優先するか?」という問題。
一度決めてしまうとそう簡単に引っ越したりすることも難しいので、なるべくなら理想通りの答えにたどり着きたいですよね。
では、すでに社会人生活を始めている人の意見も踏まえて、どちらを優先するべきなのか、考えていきましょう。
4人中3人は「家賃優先」
「マイナビ 学生の窓口」が2017年に実施した一人暮らしの社会人に対する調査の結果では、回答者77人中59人、実に4人中3人が家賃の安さで住むところを決めたと回答しています。
出典:「マイナビ 学生の窓口」ホームページ多くの方が節約を意識しているようで、その理由として単純に貯蓄をする目的であったり趣味に使うお金を貯める他に、奨学金の返還をするためといった意見もあるようです。
まずは家賃という一番大きな固定費を下げることで、出費を抑えることで節約をしています。
また、中には通勤時間が長いことには我慢ができるからといった意見もあり、片道1時間くらいなら平気だという人も居るようです。
では逆に、通勤時間優先の人の場合、主な理由は時間の無駄を省きたい、ギリギリまで寝ていたいといった意見が目立ちます。
単純な計算ですが、毎日片道1時間の通勤時間が30分になるだけで、1日あたり往復で1時間、1カ月で約1日分の時間が節約できることになります。
それを日々の睡眠や趣味の時間に充てられるとなると、かなり大きいですね。
通勤時間は事前に調べてみることが必須
通勤時間は通常ドアtoドアの時間で考えます。
公共交通で通勤する人の平均が約45分と言われており、30分以内であればかなり短く、60分を超えると非常に長く感じます。
住む部屋を選ぶ際、実際に必要な通勤時間は一度通ってみるのが良いと言われています。
物件選びの際に「駅徒歩〇分」と書かれていますが、足の速さや経路によっても異なりますし、日が暮れる夜間の帰宅時に明るい道を選ぶと遠回りしなければならないこともあります。
勤務先が近ければそれほど気にならないとは思いますが、通勤時間が平均の45分以上になる場合、事前に通勤コースの下見をして、実際にドアtoドアの時間を確認しておくのが良いでしょう。
自分のライフスタイルを考えてみましょう
家賃と通勤時間のどちらを優先するかですが、人それぞれにライフスタイルがあるので、まずは自分がどういったライフスタイルなのかで判断するのが良いでしょう。
一例として、奈良県出身の方や奈良県内に住みたいと考えている方に多いケースを元に3つの例を挙げてみました。
勤務先は大阪市内のビジネス街、単身で新卒の新社会人という条件です。
3つにライフスタイルを分けてみましたので、自分がどこに当てはまるかによって、物件選びのヒントにしてください。
仕事優先タイプ[通勤時間:30分以内]
目一杯働いてガッツリと稼ぎたい、出勤時間ギリギリまで寝ていたい、仕事の後は飲みに行きたい、という方は通勤時間を最優先に選びましょう。
ただし、この場合はやはり職場に近いエリアで物件を探すことになりますので、大阪市内では必然的に家賃は高めになります。
仮に、大阪市内でビジネス街に近いエリアで住む場合、単身向けのワンルームや1Kの家賃相場が7~8万円。
それでも部屋の広さが6畳ほどと、寝に帰るだけの物件を選ぶような感じになります。
プライベートタイム優先タイプ[通勤時間:45分前後]
平均的な通勤時間であれば、奈良県内に住むことも視野に入れることができます。
例えば、近鉄生駒駅から難波駅まで電車で21分、乗り換え不要で出ることができます。
本町方面へも近鉄けいはんな線からOsakaMetro中央線が直通運行しているので、こちらも乗り換え不要で26分です。
徒歩の時間を加えても平均的な通勤時間を実現しつつ、単身向け物件の家賃相場は4~5万円と、家賃の出費を3万円くらい節約できる計算になりますので、趣味や貯蓄にはちょうどいい節約になるでしょう。
それに、自分の時間を大切にしたい人には、職場から少し距離を取れる地域がオススメです。
部屋の広さが少し広めになることと、都市部ほどの喧騒が無いので休日も落ち着いて生活できます。
ライフワークバランス優先タイプ[通勤時間:60分前後]
物件選びにおいて、ライフワークバランスを優先したいという人も居ます。
そういう人は、週末は車に乗って出かけたい、海や山に出かける趣味がある、趣味のための部屋が欲しいといった、趣味が維持できる家賃の出費と道具を置くための場所が両立していることが重要視されます。
最寄り駅は先ほど述べた生駒駅を中心に、駅から少し離れたエリアや1~2駅離れた駅の周辺を視野に入れると、同じような家賃でも広い物件や駐車場付き物件を選ぶことができます。
駅からの距離が少し伸びますが、部屋が複数ある物件でも家賃が5~6万円と、無理のない価格帯で選ぶことができます。
都市部では駐車場を借りるだけで数万円の料金がかかることもあり、そういった趣味があるなら通勤時間はある程度ガマンすることを前提に物件探しができるでしょう。
通勤時間を負担に感じない為の3つのPOINT!
家賃を優先して住むところを決めるとなれば、次に通勤や日常生活にかかる負担を調べておくのが良いでしょう。
必要な通勤時間は調べればわかるのですが、実際に確認してみないと分からない負担が意外と多くあります。
それに、ちょっと通勤時間が長くなったとしても、最寄り駅によって通勤負担がグッと少なくなる事もあります。
通勤時間と併せて見ておきたいポイントは3つです。
通勤経路にスーパーやコンビニがあると日々の買い物負担が少ない
食料を買うためにわざわざ遠回りをするのは、案外負担が大きいものです。
はじめての一人暮らしではなかなか自炊を始めることも難しいのでコンビニ生活になってしまうこともありますが、奈良県内は都市部ほどあちこちにコンビニが乱立していません。
通勤経路にサッと立ち寄れる店があるかどうかで大きく負担が少なくなります。
電車の始発駅なら座席に座って通勤ができる
満員電車に立って30分の通勤と、座った状態で60分の通勤であれば、おそらく後者を選ぶ人が大半だと思います。
それほど、満員電車に立って通勤する負担は大きく、誰もが苦痛に感じていることなのです。
通勤ラッシュを経験し、挫折してしまう人が実際に居るというくらいですから、負担は少ないに越したことはありません。
通勤時間が60分を超えるともう少し伸びたくらいでは大した負担にもならないので、思い切って始発駅を最寄り駅にするのも日々の通勤を楽にする方法のひとつです。
通勤電車内の時間を有効に使える
最近の電車内では紙の本で読書をする人は少なくなっていますが、スマホを使って電子書籍を読んだり、英会話を動画で勉強するといった、自分にプラスになることに通勤時間を使う人も居ます。
通勤時間を有効活用することで、負担を負担にしないようにできます。
特に、奈良県内から大阪方面へ通勤をしている方の多くは20分以上のまとまった時間を電車内で確保することができます。先ほどの始発駅を選ぶメリットと併せることで、座りながらであれば紙のテキストを読んだりする際も他の乗客の迷惑にもなりません。
これは、あえて通勤時間を長くして別の目的に利用するといった、以前から実際に使われている通勤活用のテクニックになります。
関連記事
【後悔しない物件選びの方法とは?】お部屋探しのチェックポイントと失敗例≫
【賃貸物件に長く住み続けるのは損?それとも得?】ちょっとした豆知識≫
【老後は持ち家?それとも賃貸?どっちが良い?】メリット・デメリットの紹介≫
-
担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!