【冬の乾燥に夏のあせも…】子供の「かゆい」には正しい対処を!
【冬の乾燥・あせも…】子供の「かゆい」には正しく対処を!

これからの寒い季節、とくに乾燥などで子供がかゆみを訴える場面が増えてきます。
ついつい「かいちゃダメ」と注意してしまいがちですが、どのように対処すれば良いのでしょうか。
常日頃から実践できる「かゆくならない対策」も含めて詳しく解説してゆきます。

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「かいちゃダメ」は駄目だった!

ふと見ると子供がポリポリと肌をかいていて、「かいちゃダメ」と注意をする――小さなお子さんがおられるご家庭で、よくある状況ではないでしょうか。
敏感な子供の肌は、色んな刺激などにすぐ反応してかゆみが発生します。
何が原因なのかなかなかすぐには分かりませんし、親御さんとしては心配になりますよね。
もちろんかゆみはお子さん自身にとっても小さくないストレスです。
かゆみのせいでよく眠れないということもあります。
肌のかゆい部分をかくことでその場限りはかゆみがマシになりますから、ついかいてしまうのです。
しかし、かゆいからといって肌をかいてしまうのは良いことではありません。
かくことによって皮膚の角層が傷ついてしまい、体の内部を守って水分を保つという皮膚のバリア機能が損なわれてしまう恐れがあります。
こうなるとさらにかゆみの範囲が広がってしまうことにもなりえます。
また、かいて皮膚を刺激することでかゆみ物質であるヒスタミンの分泌を促して、皮膚が余計に刺激に敏感でかゆみの起こりやすい状態になってしまいます。
かゆみを収めるためにかくことで、余計にかゆみを悪化させてしまう悪循環になります。
このようなこともあって、親として「かいちゃダメ」と強く言ってしまいたくなる気持ちはよくわかります。
ですが、実際はこれも良いことではありません。
先ほど書いたようにかゆみはお子さんにとって大きなストレスです。
かゆみにじっと耐えるのは大人でも簡単なことではありません。
「かいちゃダメ」と注意されたところで子供としては「じゃあどうすればいいの?」と戸惑うしかありませんし、何度も注意を受けることで「叱られた」という思いが蓄積してストレスが増し、さらなるかゆみに繋がる結果にもなります。
注意したくなる気持ちはぐっとこらえて、かゆみが落ち着くよう対処してやりましょう。
子供のかゆみ、どう対処すればいい?

お子さんがかゆがっている時、すぐに出来る対処法は患部を冷やしてあげることです。
かゆみは皮膚の温度が高い状態であるほど増すものなので、温度を下げてやりましょう。
一般的なかゆみはこれで落ち着きます。
冷やしてあげる際の注意点としては、保冷剤を使うのは避けましょう。
保冷材は便利なものですが、冷やす効果が強力なのでお子さんのデリケートな肌を傷めてしまう恐れがあります。
凍傷になってしまう心配もありますので、保冷剤ではなく水で濡らしたタオルなど優しくクーリングできるものを使うようにしてあげてください。
また、お子さんの意識がかゆいことに集中しているとなおさら体感的にかゆみが増してくるものなので、何か別のことに意識が向くようにしてあげるのも効果的です。
「どうしたの?」とお子さん自身に優しく尋ねてあげることも大切です。
何より不快な気持ちや状態に寄りそう態度を示すことでお子さんとしては安心できますし、かゆみの原因を絞りこむ情報が得られるかもしれません。
かゆみの原因は多岐にわたります。
患部を冷やしてあげるのはあくまでかゆみに対する処置で、原因に対する根本的な対処方法はその原因によって違ってきます。
例えばこれからの寒い時期だと乾燥によるかゆみやしもやけ、蕁麻疹、厚着をすることでのあせもなどが考えられますし、服の素材によってチクチク感じることもあります。
食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などの内的要因によるものかもしれません。
肌がカサカサした状態になっていないか、赤くなっていないか、腫れたりブツブツが出来たりしていないか……状態をお子さん自身に尋ねつつ、ご自身の目でも患部を確認してみてあげてください。
濡れタオルで冷やしても収まらないような強いかゆみがあったり赤みや腫れが酷かったり、ブツブツがあったりかいたところがジクジクの状態になっていたりする時には、病院を受診したほうが良い状態だと考えられます。
かゆみやブツブツに伴って発熱がある場合は、はしかや水ぼうそう・風疹などウイルス性感染症の可能性が考えられますので、すぐに病院へ連れていってあげてください。
腹痛や嘔吐が伴う場合も同様です。
普段からできるかゆみ対策!

普段の生活の上で子供がかゆくならないようにしてあげられる対策も様々あります。
肝心なのは肌への刺激を極力減らすことです。
手洗いや身体を洗う際に使う石鹸などの洗浄剤は、低刺激のものがおすすめです。
軽く泡立てて、洗い方にも気を付けましょう。
かゆみ対策として清潔を保つのは大事ですが、綺麗にしようとするあまりナイロンタオルなどで強くこすって刺激を与えてしまうのは逆効果です。
石鹸の泡で優しくなでるようにして洗い、流す際には水圧の高いシャワーよりも洗面器にくんだお湯を使ったほうが、刺激が少ないので望ましいです。
お風呂の温度にも気を配りましょう。
先に書いた通り皮膚が温められるとかゆみが増してしまいますので、お子さんにかゆみがある時は少しぬるめ、39~40℃程度にしてやると良いでしょう。
42℃を超えるとかゆみが激しくなってしまいます。
寒い冬場はお風呂を熱くしがちなのでとくに注意が必要です。
肌の乾燥をおさえるため、入浴後の保湿ケアもしっかり行いましょう。
毎日のお風呂上がりにローションやクリームなどの保湿剤をお子さんに塗ってあげるようにすれば、親子のスキンシップにも繋がりますよ。
服選び、なかでも肌着など肌に直接触れるものの素材には気を遣うようにしましょう。
ナイロンやポリエステル、レーヨンなど化学繊維で出来たものよりも綿や絹などの自然素材で出来たもののほうが肌への刺激が少ないのでおすすめです。
また、寝具も毛布などはものによってはチクチクとした刺激になることがあります。
見過ごしやすいところですが、寝ている時のかゆみはとても強いストレスになりかねないので気を付けてあげてください。
そのほか、かゆみがある時は刺激のある食べ物も避けたほうがよいので、辛味のあるものなどは食べさせないようにしましょう。
かゆくならない対策とは少し違いますが、お子さんが肌をかきむしって皮膚を傷つけてしまわないよう、日ごろから爪の長さを短く保ってあげるのも重要な対策です。
活発に外で遊ぶ子供はとくに爪の間に土や砂などの汚れがたまりやすく、その状態で傷ついた皮膚に触れてしまうのは感染症の恐れがあり危険です。
安全のために、爪は短く切っておいてあげましょう。
まとめ~気持ちに寄りそって日々の肌ケアもしっかりと~

いかがでしたでしょうか。
今回は子供がかゆがっている時の対処法と、かゆくならないために普段から出来る対策について見ていきました。
「かいちゃダメ」と言うのは正しい言い分ですし、簡単なことなのでついしてしまいがちですが、それではかゆみが収まるどころか逆効果になってしまいます。
必要なのはお子さんの状態をよく確認してきちんと対処をしてやること。
そして大切なのはお子さんの「かゆくてつらい」という気持ちに寄りそってあげることです。
お子さんがかかずに我慢できた時は「よく我慢できたね」と褒めてあげましょう。
寒くて乾燥する冬場は肌トラブルのリスクが高く、つらいかゆみが生じることも多くなります。
日々のケアから細かく気を配って、お子さんの肌とお子さん自身を守ってあげてくださいね。
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