Web担当者:出口晏奈
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NO害虫!大切な衣類を虫食いから守る方法をご紹介
半袖が着たい季節がやってまいりました。
それにともなって、これまで着ていた冬服をしまい、クローゼットの中を夏服メインにしたいところです。
今回は、衣替えの時期ということで、冬服をしまう際に気をつけたい衣類の虫食い対策について解説します。
まずは害虫を知る!
衣類を食べる害虫には主にヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガなどがあります。
日本で一番数が多いのはヒメマルカツオブシムシで、4~5月に大発生します。
起毛部分から衣類の繊維が薄くなるように食べていくという特徴があります。
これらの害虫は夏の間に卵を産み落とし、秋から冬にかけて幼虫となり、春にサナギ化、そして5月のGW明け頃に成虫になるという一年を過ごします。
害虫が衣類を食べるのは幼虫の時期のみで、成虫になってからは衣類を食べることはありません。
ところが成虫の時期こそ気をつけないといけないことがあります。
それは・・・産卵。
GW明け以降、成虫となった害虫たちは衣類を洗濯して干している間に卵を産み落としてしまう危険があります。
害虫が活動しやすい条件とは
1.温度:気温15℃~25℃が最も活動しやすい温度です。
30℃を超えるとまた動きが鈍くなります。
そのため、4~5月が好発期と言えるのです。
2.湿度:害虫は湿気が好き。
60%以上が害虫たちが最も過ごしやすい湿度です。
3.栄養:害虫の大好物は繊維、たんぱく質。また、実はホコリも大好きです。
4.暗い場所:害虫の幼虫期は「負の走行性」という性質があり、光から離れる傾向があります。
クローゼットの中は害虫の幼虫にとっては絶好の居場所になります。
食べられやすい衣類は?
衣類を食べる害虫はもちろん、繊維が大好きですが、具体的にはどんな素材が好きなのでしょう。
もっとも好みなのはウールやシルク、カシミヤなどの動物繊維(どれも決して安くない衣類であるところが憎すぎます!)ですが、実は植物繊維でも綿や麻も食べられることがあります。
また、害虫の大好きなたんぱく質が付着していたら、たとえポリエステルなどの化学繊維であっても油断はできません。
結論:ほとんどの衣類は、虫食いの危険性がゼロではない。
ということになります。虫食いを起こさないために
では、そんな油断ならない害虫たちから衣類を守るにはどうしたらいいのでしょうか。
GW明けまでに冬物衣類のしまい洗い
しまい洗いとは、衣類をしまう前に洗濯をすることです。
しまい洗いは衣類の汚れをしっかり落として次のシーズンに気持ちよく服が着れるようにするだけではなく、害虫の好きなたんぱく質(食べこぼし)や皮脂、汗などの汚れを衣類に残さないという目的があります。
本当ならば産卵の時期となるGW明けまでに冬物衣類をしまい洗いし、片づけてしまうのが理想です。
それ以降のしまい洗いだと、外に洗濯物を干している間に卵を産み付けられてしまう危険性があるからです。
でもここ数年の気候が不安定で4~5月でも冬のような気温の日になることもあるので、それはなかなかむずかしいですよね。
GWが明けてからのしまい洗いにはいっそ、コインランドリーの乾燥機を使うのがいいかもしれません。
浴室に乾燥機能があればそれを活用するのもいいですね。
いずれもしっかり乾きます。
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クローゼット内の環境を整える
害虫はホコリも大好き♡でしたよね。
なのでしまい洗いを済ませた衣類を入れるタンスやクローゼットはキレイに掃除して、ほこりを払っておきましょう。
それから、せっかくきれいにしたクローゼットにしまう前もひと仕事する必要があります。
しまい洗いのものはもちろんですが、普段の洗濯物も注意が必要です。
成虫となった害虫は幼虫とは逆に「光の走行性」という性質を持っています。
そのため白い服や白っぽい服に成虫が集まりやすく、外で干して乾かした洗濯物を取り込んでたたんでそのまま収納すると成虫を一緒にしまってしまう恐れがあります。
しまう前にブラシでほこりや付着しているかもしれない虫や害虫の卵を落としておきましょう。
またクローゼット内の湿気にも気をつけましょう。除湿剤を利用する、定期的に換気するなどで除湿効果が得られます。
昔から夏のカラっとした天気の日に行われている虫干しも効果があります。
2~3日晴れが続いた日の湿度の低い日に時々、クロゼット内のものを干してみるのもいいでしょう。10時~15時ごろがおススメです。
他にも多少手間はかかりますが、しまう前にアイロンをかけるのも効果的です。
害虫は熱に弱いので、アイロンをかけることで死滅します。
防虫剤を活用しましょう
実は害虫は、タンス内に侵入してくることもあるんです。
それを予防するために、防虫剤を活用するといいでしょう。
防虫剤には、害虫を寄り付かないようにする効果や、害虫たちの食欲を減退させて虫食いをさせないようにする効果があります。
防虫剤の選び方
防虫剤にはどんなものがあるのかを紹介します。
<薬剤別>
ピレスロイド系:無臭の防虫剤で、現在最もポピュラーに使われているもの。「ムシューダ」など。
パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのう:有臭の防虫剤。これらは
違う種類のものを一緒には使用できません。
<使用場所や形状別>
引き出し・衣装ケースの防虫剤は、防虫成分が上から下へといきわたるため、衣類の上にのせて使用します。
吊り下げタイプの防虫剤は使用場所に合ったものを選びましょう。
「洋タンス用」「クローゼット用」「ウォークインクロゼット用」などがあります。
収納場所の広さに合わせて選ぶようにしてください。
その他、衣類一枚一枚にカバーをかけて使用するタイプや、10着まとめて収納できる収納カバータイプ、包んだりまいたりして使用するシートタイプといったものがあります。
シートタイプは衣類だけでなく、ニットのマフラーや手袋、帽子などもまとめて包んで収納できるので、冬小物も防虫したい場合にはぴったりです。
衣類圧縮袋にまとめて収納する場合にも、圧縮袋用の防虫剤が販売されています。
防虫剤の使い方
1.密閉空間で使用
きちんと密閉できる空間で使用しましょう。
どうしても密閉できない場所で使用する場合は、シートタイプやカバータイプを使うのがおススメです。
2.防虫成分がきちんといきわたるように
引き出しや衣装ケースでは防虫剤を衣類の上に置くこと、衣類を詰め込みすぎないこと(8割が理想)。
3.有効期限に気をつける
有効期限が切れてしまっては、防虫効果がなくなります。
忘れそうな方は「お取替えサイン」の出るタイプのものを使用すると「うっかり」が防げますよ!
衣替え不要!ウォークインクローゼットが賃貸住宅にも
害虫対策が気になる一方で、衣替えがめんどうという思いもある方、少なくないのではないでしょうか。
ウォークインクロゼットがあれば、春夏秋冬の衣類、家族全員の衣類もまとめて収納できます。
害虫対策に効果的な、クロゼット内の換気対策も普段の使用のついでに風を通すことで日常の習慣のように実行できるのでラクです。
そんなウォークインクロゼット、マイホームを持つときの夢・・・じゃなくて、賃貸住宅にもウォークインクロゼットのある物件、あるんですよ!
ウォークインクロゼット用の防虫剤も販売されるようになってきたので、近年はポピュラーな設備のひとつとなってるということでもありますね。
詳細は物件探しの際にルームアドバイザーにご相談いただければ、お探しいたします。
マイホームを持った時の夢にするのはもったいない!
ぜひ一度ご相談ください。
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