【傷みやすいフルーツの正しい保存方法】美味しく食べるには?
傷みやすいフルーツを上手に保存する方法は?傷んでしまう原因は何?
フルーツは暑さに弱い物や衝撃に弱い物など様々な特徴があり、適切な保存をしなければ傷んでしまいます。
フルーツの食べ頃を逃さないためには、フルーツに適した室温や湿度を知ることが大切です。
美味しそうなバナナやももを購入したのに、食べようと思ったときに傷んでいたり、腐って食べられなくなっていたことはありませんか?
フルーツの中には温度や衝撃に弱い物があり、正しい保管方法をしなければすぐに食べ頃の時期を逃してしまいます。
今回はフルーツを美味しく保存する方法や、フルーツが傷んでしまう原因をご紹介いたします。
Web担当者:出口晏奈
かわいいものや流行に敏感な私が奈良に関する情報からお部屋にまで様々な情報分かりやすく発信していきます!
フルーツが傷んでしまう原因とは?
フルーツが傷む原因ですが、主に保管場所の温度や湿度、エチレンガスなどが挙げられます。
温度
フルーツは熱い場所で育てられた物もあれば、寒い場所で育てられた物もあります。
フルーツによって適温が違うため、適切な温度でフルーツを保存しなければ傷みやすくなります。
特に夏は室温が高くなってしまうため、常温で放置しているとすぐに傷んでしまいます。
湿度
湿度が高すぎたり、低すぎるとフルーツの鮮度を保てません。
湿度が高いとカビや微生物の繁殖が進み、すぐに食べられなくなってしまいます。
低すぎるとフルーツがしなびてしまい、美味しく食べられません。
エチレンガス
野菜やフルーツは植物ホルモンの「エチレン」によって熟成しますが、りんごやバナナなどはこのエチレンを含んだガスを排出します。
そのため、りんごやバナナと一緒にフルーツを保管していると熟成が進み、食べられなくなってしまうことがあります。
エチレンガスの放出量が多いりんごやももなどは、他のフルーツと一緒に保存せずに袋などに入れて袋を閉じて保管すると影響を受けなくなります。
傷んだフルーツは食べられない?
少しだけ傷んでいたり、一カ所だけ凹んでいるフルーツであればその部分を切り取って食べられることがあります。
しかし、傷んだフルーツは鮮度が落ちており、食べても美味しくないことがほとんどです。
傷んだフルーツにはカビや微生物が繁殖していることもありますので、無理をして食べようとせず、捨てるようにしてください。
フルーツ別の最適な保存方法は?
フルーツを上手に保存するためには、種類ごとに違う保存に適した気温や湿度を知り、エチレンガスを発生させるフルーツと傷みやすいフルーツを一緒に保管しないことがポイントになります。
りんごの保存方法は?
りんごはスーパーでも常温で陳列されているため、傷みやすいイメージが湧かないかもしれません。
ももやバナナよりも保存がしやすいですが、室温が高い場所に放置していると腐敗が進みやすいです。
涼しい季節であれば、りんごは常温で保存しましょう。
りんごを一つずつペーパータオルなどで包み、風通しが良く温度差の少ない暗所で保存してください。
夏場など気温が高くなる季節は冷蔵庫に入れて保管することをおすすめします。
冷蔵庫に保存するときは、乾燥してシナシナになってしまわないようにキッチンペーパーや新聞紙でりんごを包んでから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
バナナの保存方法は?
バナナはすぐに熟成して黒くなってしまうため、食べ頃になった時期を逃さず食べてしまいたいフルーツです。
温かい地域で生産されるフルーツなので、室温に注意して保管する必要があります。
バナナを保存する適温は15度と言われています。直射日光が当たらず、風通しが良い場所に常温で保管しておきましょう。
バナナは野菜やフルーツの熟成を促すエチレンガスを発生させますので、袋に入ったままだとすぐに熟して黒くなってしまいます。
袋に入れたまま保管するよりも、バナナスタンドやカゴに入れて保管するほうが長持ちします。
また、どうしても食べきれない場合は皮をむいて実だけの状態にすれば冷凍して保存できます。
使いやすい大きさに切って冷凍保存をすれば、お菓子作りなどの調理にも使えます。
いちごの保存方法は?
いちごは室温だけでなく、衝撃にも弱いため非常に傷みやすいです。
いちごは常温よりも野菜室に入れて保存するようにしてください。
すでに傷んでいるいちごを取り除き、水気をキッチンペーパーで軽く拭いてから冷蔵庫の中に入れます。
さらにいちごは重なっている部分や傷がついた部分から傷みはじめるため、購入後はなるべく早く食べきるようにしてください。
みかんの保存方法は?
冬に旬を迎えるみかんは、真冬であれば常温で処分できます。
箱に入った状態のみかんを購入した場合は、重なって潰れたみかんから腐敗が始まってしまうことがありますので、ときどき上下を混ぜて保存し、傷んでいる物や腐り始めている物があれば取り除くようにしてください。
どうしても食べきれないみかんはデザートの材料にしたり、友人や親族などに配ると早く消費できます。
夏などの暑い時期であれば冷蔵庫で保存しましょう。
乾燥を防ぐために一個ずつペーパータオルで包み、ヘタを下にしてポリ袋に入れます。
この方法で保管することで新鮮度が保たれ、1ヶ月程度は保存できます。
ももの保存方法は?
ももの果肉は柔らかく、気温にも弱いためすぐに傷んでしまいます。
ももをできるだけ長持ちさせるためには、直接風があたらない場所で常温で保管しましょう。
夏はエアコンや扇風機をつけた部屋で保管したほうが傷みにくいような気がしますが、乾燥も傷みが進む原因になるためあまり適切な保管方法ではありません。
冷たいももが食べたいと冷蔵庫で保管する方もいらっしゃいますが、冷蔵保存よりも常温のほうが甘くなります。
冷やして食べる場合は、直前に冷蔵庫に入れて冷やすようにしましょう。
ももがどうしても食べきれない場合は、冷凍して少しずつ食べるようにしましょう。
表面を水で濡らしてから軽く水滴をふき、そのまま冷凍すれば解凍したときに皮がむきやすくなります。
熟しきっていないフルーツを美味しく食べる方法は?
マンゴーやキウイ、バナナなど、スーパーでは熟していない状態のフルーツを販売していることがあります。
熟しきっていないフルーツを美味しく食べるためには、どのような工夫をすればよいのでしょうか。
マンゴー
紙袋や新聞紙にマンゴーを包み、常温で放置します。
するとマンゴーからエチレンガスが発生し、マンゴーの周囲にエチレンガスが溜まるため通常よりも追熟が早くなります。
この方法を使用すると食べごろよりも追熟が進みすぎてしまうことがあるため、定期的に熟れ具合を確認しましょう。
キウイ
キウイが硬く、食べるのがまだ早いと感じる場合はエチレンガスを発生させるりんごやバナナなどと一緒に袋に入れて保存しましょう。
エチレンガスによって追熟が進み、そのまま放置しているよりも早く食べごろの状態になります。
バナナ
青いバナナは固く、甘さも少ないため黄色いバナナよりも美味しくありません。
バナナの追熟を早めるためには、袋に入った状態のまま常温で放置しましょう。
大体6日程度で黄色くなり、シュガースポットと言われる黒点が現れるようになりますが、追熟がなかなか進まないようであればりんごなどのエチレンガスを発生するフルーツを一緒に袋に入れると追熟のスピードが早くなります。
【傷みやすいフルーツの正しい保存方法】まとめ
フルーツごとに適切な温度と湿度を調べ、なるべく近い環境で保存してあげることがフルーツを長持ちさせる方法です。
また、エチレンガスが出るフルーツなどは追熟が進んでほしくないフルーツと一緒に保存しないようにしましょう。
どうしても食べきれない量のフルーツは冷凍保存をしたり、調理して長期保存がしやすい料理にして保管しましょう。
関連記事

【お餅の保存とアレンジレシピ】正しい保存方法とおいしい食べ方!≫

【塩と砂糖で固まる理由に違い有り?】調味料の保存方法ついて解説!≫

【炊飯時の浸水・蒸らしは必要ない!?】新常識!美味しいご飯の炊き方≫

【鮮度の良い卵の見分ける方法とは?】卵の豆知識ご紹介!≫
Web担当者:出口晏奈
かわいいものや流行に敏感な私が奈良に関する情報からお部屋にまで様々な情報分かりやすく発信していきます!