【マンションにある「アルコーブ」とは何?】有効活用の方法をご紹介
「アルコーブ」ってどんなもの?

間取り図に「アルコーブ」と書かれたマンションを見た覚えはないでしょうか。
お部屋の中にあったり屋外にあったりするこのアルコーブ、一体どんなものなのでしょうか。
アルコーブのあるメリットや室内のアルコーブの有効活用法など、詳しく解説していきます。

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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
まずは「アルコーブ」って何?

「アルコーブ」という言葉はあまり他で聞くことがないかもしれません。
もととなった英単語「alcove」は壁などの入りこみ・凹んだところを表す言葉です。
その語源のとおり、アルコーブと名のつく場所は室内や屋外の壁がくぼんで独立したスペースになっています。
和室に設けられている「床の間」のようなつくりと言えばイメージしやすいかもしれません。
アルコーブは元々ヨーロッパでよく見られる建築技法を指しますが、つくりで言えば床の間も一種のアルコーブと言ってよいでしょう。
壁のくぼみと言えば「ニッチ」もありますが、ニッチは壁のごく一部が浅くくぼんでいるのに対して、アルコーブは床と接した部分から深く広くくぼんでいます。
くぼみにベッドやベンチを設置したアルコーブもあり、人気を集めています。
マンションにおいてお部屋の外にあるアルコーブはとくに、「屋外アルコーブ(マンションアルコーブ)」と呼ばれています。
これはマンションの共用部分、各戸の玄関ドアのある周辺がくぼんでスペースになっているつくりを表しています。
玄関ポーチと屋外アルコーブとの違いは?

屋外アルコーブと同じような、マンションの玄関ドアの前に設けられたスペースが「玄関ポーチ」と呼ばれていることがあります。
この玄関ポーチと屋外アルコーブとの分かりやすい違いは門扉のあるなしです。
玄関ポーチには各戸に門扉が設置されているのに対して、屋外アルコーブには門扉がありません。
また、玄関ポーチも屋外アルコーブもともにマンションの共用部分ですが、その扱いに違いがあります。
ほとんどの玄関ポーチには「専用使用権」と言って、そのお部屋の住人がある程度自由に活用していい権利が認められています。
そのため共用部ではありつつも、規約に違反しない範囲であれば自分のお部屋の玄関ポーチ内に私物を置くことが可能です。
いっぽう多くの屋外アルコーブには専属使用権がありません。
自分のお部屋前にある屋外アルコーブであっても、あくまでマンションに住む皆で使う場所という扱いです。私物を置くことは原則認められていません。
屋外アルコーブのメリットは? デメリットはある?

屋外アルコーブが設けられている大きなメリットは、視覚的にプライバシーが守られやすいことです。
くぼんだ位置に玄関ドアがあるため、共用部廊下からドアのところが見えづらくなります。
アルコーブのないつくりだと玄関ドアを開け閉めする際に廊下に居る人から室内が見えてしまいがちですが、アルコーブがあるとその心配を大きく軽減することができます。
お部屋の中覗かれづらいということで、プライバシーだけでなく防犯面でのメリットも期待できます。
また、玄関ドアと共用部廊下の間にスペースがあることで、外出時にドアを開けたら廊下を歩いていた人にぶつかってしまったというリスクを減らす効果もあります。
逆にデメリットは—―というより注意すべき点なのですが、先ほど述べたように屋外アルコーブには基本的に専用使用権が設定されていません。
あくまでもマンションの住民全員で共有するスペースなので、自転車などの私物を置かないように気をつけましょう。
室内のアルコーブ 4つの有効活用法

屋外アルコーブについて見てきましたが、今度はお部屋の中のアルコーブについて、ポピュラーな活用法をご紹介いたします。
①ベッドやソファを置いてくつろぎスペースにする
ベッドやソファを置くのはアルコーブの代表的な使い方と言えます。
場所を取りがちなベッドやソファがくぼみに収まることで残りの空間を効率的に使えますし、圧迫感の少ない美しい部屋に見せることができます。
また、3方向を壁に囲まれたスペースがもたらす落ち着き感のなかで眠ったり座ってくつろいだりすることで、より高いリラックス効果も期待できます。
②デスクを置いて書斎やワークスペースにする
アルコーブにデスクを置けば、読書や作業用のスペースとして有効活用できます。
机に向かうと周囲が壁なので集中力アップ間違いなし。
勉強用のスペースにするのも能率が上がりそうです。
ほか、座ってできる家事やメイク用に使っても良いですね。
③収納用のスペースにする
大きいタンスやクローゼット・本棚などの家具をアルコーブに置いて、収納空間として活用するのもおすすめです。
収納がくぼみにまとまることで、部屋に開放感をもたらすことができるでしょう。
④インテリア用のスペースにする
アルコーブに家具を置くだけでなく、インテリアで飾りつけて雰囲気づくりのためのスペースにするのも良いでしょう。
先ほど和室の「床の間」も一種のアルコーブだと述べましたが、まさに床の間のような考えかたですね。
写真や絵・オブジェなどを好きなように置いて部屋を飾りましょう。棚を使って飾りつけると空間を効率よく使えますよ。
まとめ~何気ないようで利点の多いアルコーブ~

いかがでしたでしょうか。
今回はマンションの「アルコーブ」について見ていきました。
一見何気ない構造のようですが、屋外アルコーブはプライバシーや安全性を守ってくれますし、室内のアルコーブは空間を効率的に美しく活用するのに役立ってくれます。
お部屋探しの際に、このアルコーブにも注目して見てみられるのも良いかもしれません。
奈良でのお部屋探しは、私ども『賃貸のマサキ』にお任せを。
アルコーブ付きの物件をお探しの方もぜひご相談ください。
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