【下がり天井はどうしてあるの?】特徴やメリットとデメリットを解説
【賃貸物件の疑問】マンションの「下がり天井」はどうしてあるの?メリットは?

マンションでしばしば見る、一部の天井だけ低くなった構造。
これは「下がり天井」と呼ばれるものです。
この下がり天井は一体なんのために設けられているのでしょうか。
どういったメリット・あるいはデメリットがあるのでしょうか。
詳しく解説していきます。

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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
下がり天井がある理由はおもに2パターン

下がり天井が採用されているおもな理由として、2つのパターンがあります。
ひとつは、お部屋の上部に通る梁や排気ダクトを隠すために設けられているパターン。
マンションの梁や排気ダクトは天井の中を通されていることが多いですが、建物の構造の都合など場合によっては、通常の高さの天井では収まりきらないこともあります。
その場合に、天井自体を下げることで梁や排気ダクトを隠すのです。
もうひとつは、デザイン性を重視して採用されているパターン。
この場合の下がり天井は、LDKのキッチン部分によく用いられています。
キッチンのみ下がり天井にすることでキッチンを際立たせると同時に、リビングやダイニングの空間を相対的に広々と見せる効果を狙っているのです。
下がり天井は寝室に採用されていることも多いですが、こちらは天井を低くすることであえて開放感を軽減し、落ち着ける空間を創出する狙いがあります。
と同時に、下げた部分に間接照明を埋めこむこともできます。
下がり天井にはどのようなメリットがある?

お部屋に下がり天井があることで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
もう少し掘り下げて見てみましょう。
空間にメリハリがつく
部屋の一部にアクセントがあると、空間にメリハリがつき、くっきりとした印象になります。
アクセントの作りかたとして、例えば壁にアクセントクロスを使うのは定番ですが、下がり天井も同じようにアクセント作りに用いられることがあります。
先にご紹介したLDKのキッチンを下がり天井にするケースも、仕切りのない広い空間にメリハリを生む手法としてとらえることができます。
空間を落ち着いた印象にできる
下がり天井は、空間にメリハリをつけられる一方で、空間を落ち着けることもできます。
先にご紹介した、寝室に用いるケースがそうです。
天井を低くして落ち着いた印象の空間にして、間接照明を埋めこむことで安眠しやすい空間を創出するのです。
空間をおしゃれに演出できる
空間をおしゃれに彩るために、下がり天井が活用されることもあります。
例えば床材と同じ素材を下がり天井に採用することで、空間にメリハリを生むと同時に、統一感のあるスタイリッシュさを演出できます。
必ずしも統一感を持たせるばかりが正解ではなく、あえて床材と別素材の下がり天井にしたり、床材より下がり天井の色を濃くしてアクセント感を強調したり、アプローチはさまざまです。
下がり天井にはデメリットもある!

今度は、下がり天井があることによるデメリットも見ていきましょう。
窮屈さにつながる恐れがある
下がり天井が用いられた場所は、当然ながら床から天井までの高さ(天井高)が低くなります。
一般的なマンションの天井高が2.4メートルほど。
これが下がり天井だと2.1メートルほどになります。
そのため、とくに背の高い方は圧迫感を覚えやすく、窮屈に感じてしまう可能性があるのです。
下がり天井になったキッチンの場合、レンジフードが頭上近くまで迫る格好になり、調理のしづらさを感じる恐れもあります。
家具の選択肢がせまくなる
下がり天井によって天井高が低くなることで、食器棚や本棚など背の高い家具の選択肢がせばまります。
もしかすと、以前の住居で使っていたものが使えなかったりするかもしれません。
また、表面がフラットに見えても、よく見ると凹凸になっている下がり天井もあります。
天井高ぴったりの家具を選ぶと上手く入らない場合もあるので、注意しましょう。
掃除の手間が増える場合もある
関節照明が埋め込まれた下がり天井は、照明部分にほこりがたまりやすくなります。
定期的にきれいにしたいところですが、高くて見えにくい場所なので、お掃除がなかなか手間に感じるかもしれません。
キッチンに間接照明つきの下がり天井を採用している場合は、油っぽい汚れがたまりがちなので、なおのこと気をつかってお掃除をする必要があります。
【下がり天井はどうしてあるの?】まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はマンションの下がり天井について見ていきました。
さまざまなメリットもありつつ、デメリットもある下がり天井。
下がり天井があるかどうかは、物件によっては間取り図に「点線」で表記されています。
ですがこれは必ず書かれているものではなく、物件情報の写真を見ても天井の様子はよくわからない場合もあります。
内見の際には天井の様子までよく見て、下がり天井がある場合にはどれほどの圧迫感があるのかどうかや、照明が埋め込まれているかどうかなど、よく確認しておきましょう。
工事中の新築物件だったり、前の住人がまだ居住中だったりで内見が難しい場合は、不動産会社にお部屋の詳細を聞くようにするとよいでしょう。
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