【大雨予報が出たら何をすべき?】賃貸入居者の安全対策と日頃の備え方
賃貸住宅で実践したい大雨前の安全対策と防災準備

気候変動の影響を受けて、近年は大雨が発生する機会が増えており、全国各地で被害が拡大しています。
賃貸物件に住んでいる人は、大雨予報が出ているときにどんな安全対策を取るべきなのでしょうか?
また、大雨発生時に備えて普段から準備できることにはどんなものがあるのでしょうか?
要点まとめ
大雨予報時に賃貸住宅で行うべきことは?
大雨による被害を抑えるには、危険が迫る前の避難と住まい周辺の安全対策、日頃からの備蓄が重要です。
1. 地下や低層階では早めに避難する
2. ベランダの物を室内に入れ、排水溝を掃除する
3. 車と窓まわりの安全を確保する
4. ハザードマップで災害リスクと避難先を確認する
5. 水・食品・携帯トイレなどを備蓄する
次の章以降では、これらのポイントについて詳しくご説明します。



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賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界12年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
大雨予報時に賃貸住宅で行う安全対策

低層階の入居者は早めに避難する
浸水深が50cmに達すると、歩いて避難することが困難になる可能性があります。
地下や1・2階にお住まいの方は、特に早めに避難場所に移動しましょう。
避難場所の詳細は、自治体の公式ウェブサイトなどで確認できます。
集合住宅ではベランダの物を室内に入れる
大雨によって鉢植えが倒れたり壊れたりしてしまって植物にダメージを与える可能性もありますし、鉢植えが窓ガラスにぶつかりガラスが割れる原因となってしまう可能性もあります。
雨が強くなる前に鉢植えを家の中に取り込んでください。
物干し竿など、固定されておらず窓ガラス破損の原因となる可能性があるものが他にある場合も、室内に取り込んでおきましょう。
集合住宅ではベランダの排水溝を掃除する
まったく掃除をしないでいると、ベランダの排水溝には飛んできた枯葉や泥がたまってしまい、十分な排水機能を発揮できなくなってしまいます。
平時は特に問題を感じないかもしれませんが、大雨が降ったときはベランダから排水できず、汚水が室内に入り込んでしまう危険性もあります。
普段からこまめに掃除をしておくことが望ましいですが、少なくとも大雨や台風の予報が出ているタイミングでは必ず、早めに排水溝の詰まりを取り除いておくようにしましょう。
車を安全な場所へ移動する
普段は地下駐車場や物件のすぐ前の駐車場を利用している場合、大雨で自動車に浸水してしまうリスクがあります。
ハザードマップをチェックし、安全かつ高い位置にある駐車場へ一時的に車を移動しておくようにしましょう。
窓ガラスから離れて寝る
大雨発生時は、強い風が吹いていることも少なくありません。
何かがぶつかって窓ガラスが割れてしまっても怪我をしないように、窓から離れた場所で寝るようにしてください。
万が一窓が割れてしまった場合は、突風の影響でガラス片が身体に突き刺さることを避けるため、天候が回復してから被害状況を写真撮影し記録した上で、片付けを行うようにしてください。
状況が落ち着いたら、管理会社もしくは賃貸オーナーに窓ガラスの修理について相談しましょう(借主の故意や過失によらない悪天候によるガラスの破損は、原則として貸主側の修繕範囲となりますが、破損原因や契約内容によって異なる場合があります)。
写真を撮影しておけば、状況を説明するのに役立ちます。
賃貸住宅で日頃からできる大雨への備え

賃貸物件で暮らす人が災害時の備えとしてできることは多岐にわたりますが、この章では、特に大雨発生時に向けて重要となる備えについてご紹介します。
ハザードマップを確認する
市町村が公開している「ハザードマップ」は、河川が氾濫した際に浸水が想定される区域や大雨発生時などに土砂災害につながるおそれがある区域等を地図上で示したものです。
平時に、ご自身のお住まいの地域については大雨発生時に「どの程度の規模の浸水が想定されているか」「土砂災害が発生する危険性がどの程度高いと考えられているか」を確認しておきましょう。
危険性の高い区域にお住まいの方は、非常時に特に早めに避難するよう心がけましょう。
窓ガラスの飛散防止対策を行う
台風が理由で大雨が降っているときなどは、自宅の庭・ベランダや近隣から飛んできたものが窓ガラスにぶつかって、ガラスが割れてしまうこともあります。
万が一窓ガラスが破損しても室内に散らばりにくいよう、賃貸物件でも使える使用後はきれいにはがせるタイプのガラス飛散防止シートを窓に貼っておいたり、厚手のカーテンを使用したりすると良いでしょう。
断水・停電に備えて防災用品を準備する
断水・停電に対応するための非常用品は、できれば7日分程度を用意しておくことが望ましいとされています。
災害が迫っていない、余裕のあるタイミングで準備を進めておきましょう。
飲料水
人間が1日に必要とする飲料水は3Lと言われています。
お住まいの人数に対応する飲料水を用意しておきましょう。
ペットを飼っている場合は、そのペットが必要とする水の量や水質の条件を調べた上で、ペット用の飲料水も確保しておきましょう。
生活用水
飲料用の水だけではなく、歯磨きや手洗い等に使用する水も備蓄しておく必要があります。
断水時は給水車による支援が行われますが、重い水を自宅まで運ぶことは大きな負担にもなります。
1人1日当たりに必要な生活用水は10~20L程度が目安とされていますので、同居人の人数分の水を用意しておくようにしましょう。
「非常時は食事ごとに食器を洗うのではなく、ラップで食器を覆って使用後に捨てるようにする」等、緊急時に節水できる情報を収集しておくとさらに安心です。
食品
同居人の数×数日分の備蓄食が必要だということをご存じの方は多いかもしれませんが、マンションの4階以上にお住まいの場合、さらに多めの備蓄があった方が良い、ということについては初耳だという方もおられるかもしれません。
これは「大雨が止んだ後もしばらく停電が続いてエレベーターが動かない」というケースでは、エレベーターが使えるようになるまでご自宅のある階から1階まで階段で移動しなければならず、負荷が高くなってしまうためです。
飲料水をなるべく消費せずに済むよう、水が要らない食品を多めにストックしましょう。
携帯トイレ
断水時は、下水道や排水設備の状況によっては、トイレを流すと汚水が逆流してしまう可能性もあるため注意が必要です。
管理会社や自治体からの案内を確認し、トイレを使用できない場合は携帯トイレを利用しましょう。
同居人の人数×7日分の携帯トイレを備蓄しておきましょう。
成人の1日の排泄回数の平均は5回と言われていますが個人差もあるため、余裕を持って準備しておくことをおすすめします。
ドライシャンプーやボディシート
断水時は普段のように入浴することができないため、頭や体からにおいが発生しやすく、べたつきやかゆみも気になりやすくなります。
水がなくても頭皮や髪の汚れを落とすことができるドライシャンプーや、体を拭くことができるボディシートを用意しておきましょう。


【大雨予報が出たら何をすべき?】まとめ

大雨が発生するリスクは、一部の地域のみにあるものではありません。
お住まいの地域で大雨が発生してもダメージを最小限に留められるように、日頃から備えておくようにしましょう。
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